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2025年800投稿計画で〝てんやわんや〟

ぼーっとしてりゃすぐ終わる

2025年始まったばかりですが、もうすで2025年末を考えている上杉です。なんだかもう、未来というよりは、すぐそこに来ている「明日」のような気がします。そういう、ちょっと不思議な距離感の中で、私たちVamosは「1年間で800のコンテンツや記事を投稿する」という、見ただけで息を飲むような計画を掲げております。

まず「800」という数字は、脳みそがカラカラになるまでアイデアを出し尽くしていけば、決して不可能ではないはずです。アイデアをそろえる段階では、「こんなのやってみたい」「あんなのも面白そう」と学祭のようにわいわい盛り上がっています。しかし、実際に投稿を続けていくとなると、取材・制作・編集に追われて、あっちでドタバタ、こっちでバタバタ。文章を書くにも写真やデザインを作るにも、まとめあげるにはエネルギーが要ります。大人の事情と向き合いながら、どこかで子ども心も失わずに続けていくためには、「にぎやかな苦労」がつきまとうのが世の常です。

しかし、みんながやたらと忙しそうなのを見ていると、それはそれで楽しんでいるようにも見えてきます。「やることが多い」ということは、見方を変えれば「できることが多い」ということ。つまり、たくさんの可能性を抱え込んでいるとも言えます。もちろん「そんなにうまくいくのかな?」と心配になる声もありますが、「そんなにうまくいくのかな?」という問いは、いつも大事なヒントをくれます。たとえば「どうやったら実現できるんだろう?」とか「誰かを巻き込むともっと楽になるかも」といった具体的な工夫につながるからです。前のめりな失敗や、堂々巡りの試行錯誤があればあるほど、やがて「どうすれば」を導き出す力になる。そんなふうに信じているから、今回の“てんやわんや”は、じつに尊い時間だと思っています。

就活コミュニケーションのミスマッチ

そしていよいよ、2024年の末から参加が決まっていた2期生が、昨日から本格的に合流しました。彼らの笑顔はとてもエネルギッシュで、まだ新しい場所の空気に少しドキドキしながらも、「やってみたい!」という気持ちが前面に出ていて、とても頼もしい存在です。

そんな2期生たちと話していると、みんなそれぞれに就活を控えていることもあって、「コミュニケーションが不安」と口にします。とはいえ友人とは楽しく話ができているし、SNSのやり取りだってスムーズ。ならば、なにが問題なのか。よく聞いてみると、相手が「大人」で「ビジネス」の文脈になると、自分のこれまでの“生きてきた世界”とはズレを感じてしまう。つまり、経験不足のためにうまく言葉にできなかったり、“こんなことを言っていいのか”と妙に遠慮してしまったりで、要するに自信をなくしてしまうのだ、ということが多いようです。

確かに、同世代の友人同士なら、ハンバーガー屋で雑談しているだけでも気づいたら2時間3時間あっという間に過ぎる。でも、いざビジネスシーンになると、普段の話し方や雰囲気とは全然ちがう空間に直面するわけです。それで「やっぱり私には無理なのかな…」と落ちこんだり、「どうしても自然な笑顔が作れない」とか「面接になると頭が真っ白になる」なんて悩む子が出てくる。でも、実際に話してみると、「あなた、どこがコミュニケーション苦手なの?」と思うくらい楽しそうにしゃべってくれたりもするんですよね。

ここで大事なのは、「コミュニケーションが本当に苦手なのか、それとも不慣れが不安となっているだけなのか」という問いかけです。私は後者の場合がほとんどじゃないかと思っています。未知の場所に足を踏み入れるのは、誰だって落ち着かないもの。「わからない世界で、どうしゃべったらいいの?」と迷うのは当たり前です。だからこそ、もう少し環境に慣れてきたら、本当はもっとスムーズに話せるんじゃないか。

環境を変え、経験値を積む――Vamosが提供する“本物の場”

じゃあ、「社会人になってから慣れよう」でもいいんじゃないかと思うかもしれませんが、実はそれが案外大変。就活はなんとかうまくいって内定をもらったとしても、入社していきなり実践の連続になれば「大丈夫かな?」という不安は残るでしょう。アルバイトで多少ビジネスの厳しさに触れていても、そこはそこできっと限られたコミュニティでの経験になりがちです。大学生のバイト先といえば、飲食店や塾講師などが人気。そこはそれでやりがいがある一方、学生同士・同年代ばかりのシフトが多いとなれば、“大人”の社会経験とはまた別モノだったりします。

だからこそ、このVamosでの活動が「自分の世界を広げるチャンス」となる。いろいろな企業や大人たちと連携しながら、800本の記事やコンテンツを共同で作っていく。そこにはリアルな仕事の悩みもあれば、タイムリーな社会情勢が持ち込まれることもある。自分の都合や感覚だけでは動けない場面もたくさん出てきます。その過程で「どういう声のかけ方をすれば、相手にわかりやすく伝わるのか」「自分の得意分野は何なのか」といったテーマが自然と炙り出される。これは人生を豊かにする、まさしく“本物の場”だと思うんです。

“馴染む力”はスキルになる――1期生が教えてくれた成長の瞬間

実際、1期生のなかには「数ヶ月前とはまるで別人みたい!」と周囲から言われるほど、コミュニケーション能力がぐんと伸びた学生もいます。「知らない人と話すのが怖い」「自分なんかが話しかけていいのかな…」と壁を作っていた子ほど、その変化が際立っています。じゃあ、何が決定的に彼らを変えたのか? おそらくそれは「環境に馴染む」ことからくる、自分の核を保ちながら変化していく力だと思うのです。

「強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残る」というダーウィンの言葉は有名ですが、実際こういう場面を目の当たりにすると、まさにその通りだと思います。頑なに自分を守り続けていると、たしかに傷つくことは少ないかもしれません。しかし、新しい人や状況と出会ったときに、一歩踏み込む勇気が出なくなってしまう。その点、「ちょっとやってみよう」「わかんないけど飛び込んでみるか」と踏み込んだ子は、気づくと自分の形を少しずつ変えて、でも大事な本質はそのままに、新しい姿に進化しているんです。これは外から見ていると、本当にドラマチックで、ぐっと応援したくなる瞬間なんですよね。

今後の課題と取り組み――“変化を楽しむ仕組み”をどうつくるか

ただし、これから先「800本の投稿をやりきる」だけでも、それなりに大変です。さらに、その中で2期生が力を発揮し、そして彼ら自身が成長していくとなると、運営サイドとしては育成の面でもかなり手間ひまをかける必要がある。では、具体的にどんな課題があって、どう取り組んでいこうと考えているのか。ここに少しマーケティングの視点を交えて、私なりの戦略をお伝えします。

まず、ひとつめの課題は「好奇心の波を安定して保ち続ける」ことです。大がかりなプロジェクトほど、最初は興奮でわくわくしていても、途中で熱量が下がったり、停滞する時期が訪れるもの。そこで、定期的に「成果物をみんなで見せ合う場」を設け、モチベーションを維持する仕組みを作ろうとしています。記事が一つできたら、皆で「すごい!」「こうするともっと面白くなる!」と気軽にコメントし合う文化を育てたい。そうすると、作った人も「もうちょっと頑張ってみようか」と背中を押されるし、見ている人も「自分もやってみたい!」と触発されていく。この好奇心の連鎖が大切だと思っています。

ふたつめの課題は、「ビジネスの世界でどう振る舞うか?」をリアルに学べる場をさらに広げることです。現状、企業連携のプロジェクトはある程度用意していますが、今後はもっと幅広い分野の企業とも関わりを増やしたい。たとえばIT企業に取材に行く子がいれば、ベンチャー企業を立ち上げた方と対談する子がいてもいい。法人営業の現場について学びたい子がいれば、地元の商店街で実践的な販促企画を考える子がいてもいい。多種多様な場面に学生が入り込むことで、単純に仕事の流れだけでなく「人とのやり取りってこういうものか」と身体で覚えられます。そうした現場経験を、記事や企画としてアウトプットにまで落とし込むことで、より濃厚なコミュニケーション能力が育ち、しかも楽しい読みものも増える。一石二鳥どころか、一石三鳥、四鳥にもなり得ると思うのです。

みっつめの課題は、「運営チームとしての管理能力の向上」です。これから800本を作り、しかもどんどん新しいアイデアをぶつけていくわけです。すべてをまとめるには、整理整頓の仕組みづくりと、人を信頼して任せるマネジメントが欠かせません。ここにこそ、大きな挑戦があります。トップダウンで「こうしろ!」と決めつけるのはラクですが、それでは学生の自由な発想力は埋もれてしまいがち。しかし全員に完全に丸投げすると、混乱するし期日も守れない。そこで重要なのが「これだけは外せないポイントだけは示し、あとは参加者に任せる」というゆるやかなガイドラインづくり。参加者同士が勝手にコラボしたり、あるいは締切管理をサポートし合ったりできるような、いわゆる“コミュニティが自走する”仕掛けを整えたいのです。

応援と期待――キミが主人公として輝く未来

こうした課題に立ち向かいながら、Vamosはこれからも進化していくつもりです。そして、このプロジェクトに関わる全員が、“主人公”になれる世界観を目指しています。最初からうまくいかなくてもいい。時には踏み出す瞬間が怖くて、なかなか一歩が出ないこともあるでしょう。でも、そんなときこそ「自分はダメだ」と決めつけるのではなく、「ちょっとやってみようか」と言える場が大事。もし失敗したら、その失敗も引っくるめて次のネタにしてしまえばいい。失敗談こそ、読み物になるときは強いインパクトを放つものです。きっとそれが、Vamosの強みでもあるはずです。

これから私たちは、2025年の“800本投稿”という大きなミッションに向かって走ります。2期生と一緒に、新しいアイデアや視点を持ち寄りながら、時には迷い、時には笑い合い、時には悔しい思いをしながらも、前へ進んでいくつもりです。みんながそれぞれのポジションで“主人公”として活躍する姿を、ぜひ応援していただきたい。そして何より、こうした人材が育つ環境を整えるという点で、私自身の戦略やマネジメント力も問われてくるわけですが、「大変だな」と思うよりも「面白いぞ」と感じる気持ちのほうがずっと大きい。それが、私の原動力でもあります。

これを読んでくださった方には、ぜひ「いま何かを変えたい」と思っている若い人や、「新しい挑戦を探している」という方を応援してもらえればうれしいです。あるいは、いろんな企業の方々にも「面白そうだから、うちも協力してみようか」と声をかけてほしいです。私たちはその声をきっかけに、新しいつながりを作って、さらに思わぬ化学反応を起こしていきたいと考えています。

変化を恐れず、むしろ変化を味方にして進めるような仕掛けをどんどん作っていく。ここからまた、どんなドラマが生まれるのか。ぼくもワクワクしながら、一緒に走り続けたいと思っています。さあ、次はどんな記事が生まれるのか。まだ見ぬ刺激や喜びを、みんなで手を伸ばしてつかみとりに行きましょう。

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