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「脱・チケット専業宣言」に込められた思い

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

ぴあ、脱チケット専業宣言:日本経済新聞

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ライブやコンサートのチケットって、ただの紙切れなんだけど、手にするとすごくワクワクしませんか?手にした瞬間“熱狂の世界”へ足を踏み入れてくれるチケット。今回、日経新聞の記事によると、チケット販売大手のぴあが、そんな「チケットだけ」にとどまらず、総合的なエンターテインメント企業に脱皮しようとしている。しかもその根っこには、コロナ禍を経たからこそ見えてきた“業界の新しい姿”があるんだとか。

ぴあはライブやスポーツイベントのチケットを扱うイメージが強い会社。ところが今後は、公演そのものの企画・制作や劇場運営にも本腰を入れると言う。例えば「自ら施設を運営し、イベントを仕掛けていく」なんて話も出てきている。わたしたち観客にとっては、チケットを買って観に行くのが当たり前。でもその裏側では、演者を呼び、会場を整え、人を集め、全部をつなぎ合わせる人たちがいる。その仕事を、もっと手広くやろうというわけです。

これはある意味、「ただチケットが売れればいい」というビジネスから卒業するということ。いわば“ぴあ自身がエンタメづくりの主役になる”宣言でもあるように感じます。そこの視点の変化が、業界全体を盛り上げるかもしれない。そんな期待感がにじみ出ているんです。

ホスピタリティプログラムが生む循環

記事によると、ぴあは「ホスピタリティプログラム」と呼ばれる特別なチケット体験を展開しているそうです。スポーツ観戦やオペラ、バレエの公演などで、演者との交流や食事を楽しめるプレミアムなプランを用意する。その分チケット代は高額になるけれど、その収益をもとに学生や障害のある方に席を割り当てるなど、エンタメをより多くの人に開放する試みにもつなげるそうで。

お金をもっている人がより豊かな体験をして、それだけでは終わらない。余力を還元することで、エンタメの幅を広げようという考え方です。これは「稼げるところからちゃんと稼ぐからこそ、次の可能性に投資できる」という好循環をめざすモデルかもしれないですね。欧米のスポーツ界では珍しくないらしいけれど、日本ではまだ新しい流れかもしれません。

エンタメがもたらす“しかけ”のヒント

就職活動中の皆さんが「自分には関係ないかな?」と思うのは少しもったいない。なぜなら、社会では、常に「新しいしかけ」を求められます。たとえば、今は企業と地方自治体とが組んで街ごと盛り上げるような事例も増えてきています。そこで必要になるのは、アイデアを形にする力や、多くの人を巻き込むコミュニケーション力。

そんなことが求められる時代に自分は何ができるのか。たとえばイベントの企画運営だけじゃなく、データ分析やマーケティングが活かされる場面もたくさんあるでしょう。衣装や音響など技術職もあれば、出演者のスケジュール調整をする裏方の仕事だってある。もし「あ、エンタメってどんな仕事でも必要かも」と思ったら、少し考えてみるだけでも心が弾むかもしれません。

変化の先に、私たちの未来がある

この数年で世界は大きく変わりました。人と人とが同じ空間で楽しむことすら制限された時期があった。その反動もあってか、ライブや舞台を求める熱はむしろ強くなっていると感じます。そんなタイミングで、ぴあのような企業が「次はこういうことに挑戦しますよ」と踏み出すのは、ある意味で必然なのかもしれません。

エンタメ業界が大きく動くことで、今までにない働き方やアイデアが生まれるかもしれない。何かを“観るだけ”でなく、それを“作る側”として関われるかもしれない。世の中に喜びや感動を生み出す手応えを肌で感じられる仕事も面白いかも。

エンタメを支える人たちが増えるのはとても心強い。彼らがいるからこそ、観客としても、もっと自由に楽しめる世界が広がっていくんですよね。

チケットの向こうには、まだまだワクワクが詰まっている。ぴあが示す新しい道筋は、そんな“次のエンタメ”の地図をちょっとだけ見せてくれているように思えます。

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