
情報が増える時代と、ゆっくり考えるということ
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インターネットの歴史を振り返るとき、僕たちはいつも「技術の進歩で何が便利になったか」という視点に注目しがちです。けれど、その裏では「どんな変化が、心の動きや社会のかたちに影響を与えているんだろう」という視点も重要になってくる。今回の日経新聞の記事は、そんな視点を考えさせてくれるものでした。
この記事では、SNSや動画の台頭で情報がものすごい勢いで増えた結果、人間のほうが処理しきれなくなってきている様子が語られています。大量の投稿を一度に浴びて、その内容を感情的に「好き/嫌い」で分けてしまう。これって、たとえば初対面の人をつい見た目だけで判断してしまうような感じに近いのかもしれません。ゆっくり噛みしめる時間がなかなかとれず、「あ、この人は自分と同じ意見だから好き」「いや違うから嫌い」と、二分法でパッと判断してしまうわけですね。
動画がもたらす“ダイレクトな感情”
さらに、動画が普及することで、物事を「感情にダイレクトに訴えかける」かたちで伝えやすくなっていることも指摘されています。文字情報だと論理的な信頼感が得られやすい一方で、動画は「印象や感情をゆさぶる」効果が強いのだとか。そんな流れが選挙にも影響を及ぼし、テレビよりSNSの動画で注目を集めた候補が勝つこともある、というのはとても興味深い話でした。
情報の洪水を前にした僕たちが、どう生きていけばいいのか。「ネット上に流通する情報量を制限する」というシナリオにも触れていますが、実現にはかなりのハードルがありそうです。でも、もしこれがうまくいったら、情報が少し“逆回転”するように、落ち着いた思考の時間がもたらされるかもしれない。

既存メディアとSNSの役割
新聞や雑誌などの既存メディアには、依然として「まだ気づいていない社会課題を照らし出す」機能が残っています。ジャーナリズムという“いま目に見えない問題”を掘り起こしてくれる力がある。新旧メディアがうまく共存しながら、僕たちの思考回路を豊かにしてくれればいいな、と思わずにはいられません。
「情報に踊らされすぎない」
ここから、就活という場面へ自然に話をつなげると、やはり「情報に踊らされすぎない」ことの大事さが浮かんできます。SNSを見れば、華やかに見える企業のPR動画や、評判だけがやたらと目につくこともある。でも、そこを一歩引いて考えたときに、「本当に自分がやりたいことはなんだろう?」とゆっくり問い直す心の余白を持つことが、僕は一番大事じゃないかと思うんです。
バラ色の情報ばかりを集めて「これは最高の選択にちがいない!」と思っていたら、実は見えないリスクがあったりする。逆に「この企業はみんな嫌ってるからパスしよう」と早合点してしまうと、意外と自分に合っているかもしれない道を閉ざしてしまうことになるかもしれない。結局、言いたいのは「何でも自分の頭と心で一度ゆっくり考えようね」ということなんです。
立ち止まって、感じたことの理由を探る
便利になっていくのは嬉しいけれど、同時に大切なのは「感じたことの後ろ側にある理由を自分で確かめる」作業じゃないでしょうか。就活生のみなさんが自分の道を選ぶとき、他人が示す“感情”や“印象”だけでなく、奥にある本質にたどり着くまでのプロセスを大事にしてほしいと思います。
スマホはますます使いやすくなって、動画はますます魅力的になっていく。でも、だからこそ、しばし立ち止まって自分の心を確かめる。そういう習慣が、実はこれからの時代を楽しんでいくための“いちばん使える道具”かもしれない。情報がわっとあふれても、惑わされすぎず、だけどワクワクは忘れない。そんなバランスを、僕たちは探し続けていきたいですよね。
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