VAMOS

投稿のサムネイル
VAMOS編集室

何者でもない声を、自由に響かせる場所

“誰でもない”からこそ、言いたいことがある

「自分の意見なんか、言ったところで誰も聴いてくれやしないだろう。」

「大きな声を出せば叩かれるだけじゃないか。」

そう思う瞬間が、きっとある。

ましてやSNSには、いいことを言っても悪いことを言っても、反応がつきまとう。

「いっそ黙っていたほうが安全かもしれない。」

そんな気持ちがよぎるのは、ある意味しょうがないのかもしれない。

でも、それじゃあ、じぶんの考えをもっている学生たちが、

「ほんとうに言いたかったこと」をしまいこんでしまうのは、あまりにも惜しい。

自分なりの一言を世の中に放ってみる。

それは、僕らが思っている以上に、すばらしい価値があるはずだ。

都合のいい多様性

SNSによって、情報の発信は一気にハードルが下がった。

昔なら「文章を書ける場所」や「世に何かを届ける場所」は、かなり限られていた。

でもいまは、個人のアカウントさえあれば、誰でも自分の言葉を発信できる。

ところが、その自由さゆえに、「非難するだけの人」も格段に増えてしまった。

「何者でもないくせに、分かったようなことを言ってる」

とか

「痛いやつだ」

と、容赦なく揶揄される。

それだけならまだしも、ただ人格を否定するような言葉でタコ殴りされることすらある。

「多様性を認めよう」と口では言いながら、

実は人の意見を受けとめる度量などないのかもしれない。

そんな不思議な風潮は、なんともやるせない。

でもだからといって、「じゃあやめよう、黙っていよう」というのは、もったいない。

ここでほんとうに大切なのは、周りの顔色をうかがわずに、

自分のやりたいことや言いたいことを突き詰めてみることだ。

言葉を投げかける先が荒れ地であっても、

そこに芽が出る可能性は、ゼロではないんだから。

“共感性羞恥心”の正体──「何にもやらない人」の後ろ向きな言い訳

「共感性羞恥心」なんて言葉を聞く。

他人がなにかに挑戦する姿を見て、「恥ずかしい」と思ってしまう気持ち。

でも、僕はこの言葉が、どうにも好きになれない。

なぜなら、それは「何にもやらない人」が、

「何かをやろうとしている人」をばかにするときの隠れ蓑になっているからだ。

口を開けば文句だけ、何かに挑戦したり努力している姿を、

ただただ茶化すだけの人はいる。

でも、本当に挑戦してみたことがあるなら、

そんな悪意ある言葉をぶつける前に、

「うまくいかない苦労」や「ままならない日々」に対して、

もう少し想像力が働くはずじゃないか。

だからこそ、学生たちのチャレンジを、

まわりの雑音なんか気にせずに続けられる場所を作りたい。

たとえ人がどう思おうと、「わたしはこう考える」という声を出せる場所が必要だと思う。

自分の考えを発信する意義

学生時代というのは、じつは人生でもっとも「まっさら」な時期かもしれない。

いわゆる社会の常識や損得勘定に染まっていないぶん、

「面白そうだ!」と思ったら、一気に突っ走る体力と情熱がある。

だからこそ、そんな学生が自分の考えを言葉にして発信することには、

大人には思いつかない、新鮮な驚きと可能性がある。

その声は、きっと周りの誰かを少し元気にして、

時には「自分もやってみよう」と鼓舞することになるだろう。

もちろん、批判・否定もあるかもしれない。

でも、それを恐れていては、何も始まらない。

自由に書いて、自分の言葉で戦ってみる意義があるんだと思う。

放っておく勇気、応援する仲間

「何か言われたらどうしよう」という不安は、誰しも抱く。

でも、他人の否定的な言葉にまともに相手をしていたら、

いつまでたっても自分の可能性を試すことができない。

必要なのは、周りを“放っておく勇気”だ。

自分の道を進むことに集中しないと、

いつまでたっても「言い争い」ばかりが先行してしまう。

そして、もうひとつ大事なのは“応援してくれる仲間”の存在だ。

誰もが「やめとけよ」「バカにされるぞ」なんて言う世の中で、

「いいじゃないか、やってみようよ」と背中を押してくれる人たち。

そんな人たちと一緒なら、たとえどんなに荒れ地でも、

未来に向かってまっすぐ種をまき、芽を待つことができる。

「やってみよう、それがはじまりになる」

結局、「何者でもない」からといって、

自分の言葉を閉じ込めてしまうのは、もったいないにもほどがある。

きっとあなたの言葉が、

まだ見ぬ誰かを救う力があるかもしれないし、

遠く離れたところで同じような悩みを抱える人を励ます力があるかもしれない。

周りを気にして身動きできなくなる前に、

自分のやりたいことを外に解き放とう。

そこから、何かが動き出す。

「動く」ことはいつだって、勇気がいる。

でもその勇気の先にあるのは、

ただ沈黙を守るだけの日々よりも、ずっと生き生きした未来かもしれないのだ。

Vamos学生メンバー募集

Vamos学生メンバーとして一緒にWebマガジンの運営にチャレンジしてみませんか?

さまざまな企業へのインタビューを通じて“現場の声”を直接学ぶことが可能です。就活に有利なだけでなく、自分の視野をグッと広げるいい機会にも。参加学生のリアルな声はリンク先にたくさん載っていますので、ぜひご覧ください。気になった方は、Vamos公式LINEに「説明会参加希望」と送るだけで始められます!

Vamos公式LINEはこちら