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日本発のGPSが増えると、何が起こる?

日本独自の測位衛星「みちびき」が、2026年度には7基体制になるという話。それっていったい何がすごいの?と素朴に思う人もいるかもしれません。

じつは、いま使われているGPSの多くはアメリカなど他国の衛星頼みで運用されているんです。もし相手国の衛星が使えなくなったら、私たちのスマホで地図がズレズレになったり、自動車の自動運転がストップしたり、物流が混乱したり。そんなリスクを避けるために「自前のGPSをしっかり育てよう」というのが、今回の7基体制への動きなんですね。

誤差が数センチって、けっこう未来

GPSってなんとなく「道案内してくれる便利なやつ」というイメージですが、もしこれが高い精度で運用できたらどうなるか。たとえば自動運転。道の微妙なくぼみや曲がり角、隣の車との距離まで正確に測れるようになれば、安全面のハードルは一気に下がるはずです。

農業や林業、魚の養殖にもGPSの精度は役立ちます。北海道や山あいの畑でドローンを飛ばして、ピンポイントで農薬をまくとか、果物を運搬するとか。人の手が足りない場所でこそ、正確な位置情報がカギになるんですね。数センチ単位で誤差がなくなると「ここまで機械化できるんだ」と思わず笑ってしまうくらい、生活と仕事の風景が変わっていくはずです。

宇宙を意識してみる就活も、いいかもしれない

就活生のみなさんにとって、「宇宙開発」と聞くとちょっと別世界の話に思えるかもしれません。でも、衛星を打ち上げる人やロケットエンジニアだけが関わっているわけじゃないのです。衛星からの電波を受けとめて地上で活かすための通信システム、農業や物流といった分野ごとのサービス設計、さらにそのサービスを広めていくPR担当や営業。いろんな形で未来を実現するステージが整っています。

もし「ちょっと面白そう」と感じたなら、自分がどんな分野で活きるか想像してみるといい。技術が進むほど、文系理系を問わず「使いこなす人」「まとめる人」「新しいアイデアを立ち上げる人」が求められます。まるで宇宙からの応援みたいに、「みちびき」に背中を押してもらうのも悪くないですよ。

宇宙の話なのに、地上が舞台

ぼくらが「みちびき」の7基体制に期待するのは、決して“夢物語”じゃありません。災害時の情報伝達や除雪車の自動運転にいたるまで、文字通り生活インフラを支える技術としてのGPSがあるんです。

空の上を飛ぶ衛星がもっと正確に日本を見守ってくれる。それによって、ほんの数メートルのズレだったものが数センチ単位に縮まる。すると僕らの暮らしは、想像以上にあちこちで便利になっていくでしょう。

空からのメッセージを受けとめよう

いまのところ、世界は他国のGPSを借り合いながらなんとかやってきています。でもこれから先、自前の衛星で運用できるだけの体制を確保することは、日本が自分の足で立つ意味でも重要。もちろんコストや整備の課題もあるけれど、「いざ」というときに頼れる技術は、やっぱり自分たちで持っておきたいですよね。

この記事を読むと、「あ、空の上から僕らはこんなに応援されてたんだ」と気づく瞬間がある気がします。衛星に夢を見ながらも、足もとはしっかり地面を踏みしめて。そんな二つの視点を持つ就活も、きっと悪くないんじゃないでしょうか。

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