【迷いと行動のバランス】
何をしていいのかわからないときって、じつはそれ自体が大きなチャンスなんじゃないかと、ぼくは思うんです。だって、先が見えていないなら、そこにまだ誰も辿りついていない可能性がある。逆に、「これで大丈夫」と確信が持てる道だけを選んでいると、世の中に無数に転がっているはずの発見を見落とすかもしれない。だけど、わからないからこそ焦りばかりが先に立ってしまって、「本当にこれでいいの?」と疑心暗鬼になることもありますよね。ここはしっかり胸に手をあてて、「それでも前に進んでみよう」と、あらためて決意するときなんだと思うんです。そうしないと、気づけば時間だけが過ぎてしまう。人が本気で頑張れるのは20歳から50歳くらいまでかもしれない、なんて話を耳にすると、なおさら「やばい、急がないと」と思う。けれど、結局は行動するしかない。何かやってみて、その過程で試行錯誤していくうちに、自然と道が見えてくるものなんじゃないでしょうか。
若いうちに失敗するほうがいい、というのは案外ビジネスの世界でも言われますよね。企業だって、小さく実験して失敗を積みかさねることで、大きな成功を手に入れることがある。これって、個人でもまったくおなじことだと思うんです。40歳で大きな壁にぶつかるより、20歳で思いきり転んでしまったほうが、回復も早いし周囲の応援も得やすい。「若いんだから、これからだよ」という声に後押しされることも多い。けれど、頭ではわかっていても一歩が踏みだせない。「失敗したらどうしよう」と考えるうちに、足が止まってしまう。これは、多くの人が悩むポイントですよね。でも、そのときに思い出してほしいのは「わからないからこそ動く価値がある」ということです。行動を起こしてみれば、結果がどうあれ、自分なりの答えや学びが必ず見つかる。怖いのは、むしろ何もしないまま、同じ場所で足踏みを続けることなんじゃないでしょうか。
解決の糸口をつかむ戦略
ただ、「わからないから動けばいい」と言われたって、そんなに簡単に踏み出せないから悩むわけで……。5ここで大事になるのが、周りの人を巻きこんでしまうことだと思うんです。たとえば、「こういうことをやりたいんだけど、どうも勇気が出なくて」と、素直に口に出してみる。恥ずかしいかもしれないけど、言ってみるだけで味方が増えるかもしれない。応援する人がいてくれるとわかるだけで、人は不思議と「よし、やってみるか」と思えるものです。それに、まわりの興味を引きつけておくことは、ビジネス的にもすごく意味がある。自分ひとりのアイデアなんてたかが知れているけれど、何人もの視点が合わさったら、一気に世界が広がっていく可能性だってあります。そこから新しい企画が生まれたり、思わぬサポートが得られたりする。もしかしたら、いまもやもやしている「わからない」は、仲間たちのアイデアや力を借りることで、あっさり解消するかもしれないんです。
不安をエンジンに
結局のところ、「わからない」という気持ちは、何もしなければただの不安のかたまりになってしまう。でも、それをエンジンに変えるかどうかは自分しだいです。迷いながらでも前に進もうとする人の姿は、たしかに危なっかしい部分があるけれど、そのぶん応援したくなるパワーがある。これはマーケティング的にも重要で、「いっしょに応援したい」と思わせるストーリーこそが、周りを動かす原動力になる。その結果、「あの人のやっていることって、すごく面白いね」と評判が広がっていく。もしかすると、不安や疑いとうまくつきあいながら進むプロセスそのものが、あなただけのブランドになっていくのかもしれません。
だから、焦りと迷いを抱えたままでいいから、とにかく動いてみる。その一歩が小さくても、あとから振り返ったときには「ここから全部始まったんだな」と思える大きなターニングポイントになるはずです。わからないままでいい、と自分を許した瞬間に、不思議と目の前に新しい道が開ける。「走りながら考える」──そんなやり方で、これからの未来を切り開いていけたら、最高じゃないでしょうか。
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