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住友不動産 「実力主義」への挑戦

徹底した「実力主義」が生みだす新しい景色

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住友不「実力主義」を徹底:日本経済新聞

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不動産デベロッパーと聞くと、超高層ビルや大規模マンションといった“開発”のイメージが強いですよね。でも、住友不動産は最近、「ストック型ビジネス」で差別化をはかっているそうです。既存の建物をリフォームしたり、中古住宅の仲介を強化したり。これ、ちょっと地味なようでいて、実は今の日本にとても大切な視点ではと感じます。

このストック型ビジネスをさらに伸ばすために、「実力主義」を徹底して専門家集団を育成しているそうです。年齢や社歴に関係なく、成果や貢献度が給与に直結する。若くてもガンガン稼げる人もいれば、ベテランでも思うように稼げない場合がある。まさに「個人事業主的」な働き方で、組織に新しい風を吹きこんでいるわけです。

リフォームと仲介を強化する「ストック型ビジネス」とは?

「ストック型ビジネス」という言葉、最近よく目にするようになりました。不動産業でのストック型ビジネスとは、新しい建物を次々と建てるのではなく、既存の建物をメンテナンスやリフォームなどで長持ちさせるためのサービスを行い、建造後も収益を上げるという手法。日本は人口減少や空き家問題が深刻化していますが、こうした資産を有効に活用すれば、社会全体としてもムダが減る。まさに、時代が求める方向性のビジネスです。

住友不動産はここにフォーカスすることで、景気や開発プロジェクトの変動に左右されにくい収益を得られるように。巨大な投資が必要な新規開発と比べるとリスクを抑えられるうえ、既存物件を再生するためのノウハウがどんどん蓄積されます。「競合との差別化」が決め手になっているというわけです。

専門用語をかみくだき解説――「メンバーシップ型」と「ジョブローテーション」

記事では「メンバーシップ型雇用」という言葉が出てきます。これは、会社に“入社”してからは、職種やポストをくるくる変えながらキャリアを積む日本的な雇用の仕組みです。いわゆる「ジョブローテーション」と呼ばれるものですね。長期的にはいろいろな部署を回るので、ゼネラリスト(なんでもこなす人)を育成しやすい。しかし住友不動産は、この伝統的な制度を大胆に変えて、必要な専門領域に特化した人材をどんどん採用。成果主義で待遇を決めるスタイルを貫いているのです。

「実力主義」が映す時代背景

バブル崩壊後、人材戦略に失敗すると会社そのものが傾く時代になりました。国際競争が激化し、景気の先行きも読みにくい。だからこそ、成果に応じて報酬を決める「実力主義」が注目を浴びています。実力さえあれば年齢に関係なく活躍できる仕組みは、優秀な中途採用を呼び込みやすくするメリットもある。

その反面、従業員の離職率が高まったり、キャリアが固定されてしまうリスクもあるようです。大手他社からは「まねしようとは思わない」との声も出ています。とはいえ、住友不動産は株式報酬制度などを整備し、できるだけ長く働いてもらえるような仕組みを整えています。ここにも「人こそが財産」という意識がはっきり見えます。

変わる組織と、求められる個人

住友不動産のケースは、不動産業界における日本型雇用の見直しを象徴しているように思えます。いま求められるのは「自分で考えて動ける」専門家集団。大組織の中で埋もれるのではなく、個人の強みを存分に発揮できる人材が必要とされているのです。

それは決してラクな道ではありません。成果が出なければ厳しい評価が待っているし、専門分野以外のキャリアを積みにくいデメリットもある。しかし、これからの時代は、個人の能力を主軸にして新しい価値を生み出す働き方が増えていくのかもしれません。

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