東亜非破壊検査 編
2025年11月8日、「北九州サステナブルフェスタ2025」のプログラムの一つとして、西日本工業大学にて 企業×学生プレゼンバトル が開催されました。
12社の企業と約60名の学生がチームを組み、事前に企業訪問やヒアリングを行いながら、「学生目線で企業の魅力を伝えるプレゼン」をつくり上げた今回の企画。
本シリーズでは、参加企業の皆さまにうかがった振り返りをお届けしていきます。
第1弾は、東亜非破壊検査株式会社 の皆さまの声です。

「名前だけ見ると怖そう」から「優しくて面白い会社」へ
プレゼンを担当した学生たちは、最初に企業名を聞いたとき、正直少し身構えていたそうです。
「『非破壊検査』っていう言葉だけだと、ちょっと怖そうな感じがしていました。でも実際に訪問してみたら、お二人ともすごく優しくて面白くて!授業内容ともつながるお話も多くて、本当に面白かったです!」
知らない業界への不安は、企業担当者との対話を通して、すぐに興味と安心に変わっていきました。

年齢差を越えて、一緒にプレゼンをつくる経験に
チームには1年生も参加しており、スタート時点では不安も大きかったと言います。
「自分は1年生で、周りは年上の学生が多くて不安もありました。でも、東亜さんの皆さんがすごく話しやすくて、楽しく進められたと感じています!」
年齢差や業界知識の差があっても、何度か企業を訪問し、一緒に資料や内容をつくっていく中で、自然と“一つのチーム”になっていった様子が微笑ましかったです。
企業側から見た学生の姿
「短期間で理解を深め、素晴らしいプレゼンだった!」
東亜非破壊検査の担当者からは、学生の取り組みに対してこんなコメントがありました。
「非破壊検査という、普段あまり馴染みのない業界にもかかわらず、短期間で会社についての理解を深めてくれました。
そのうえでプレゼン用のスライドまでしっかり作り上げてくれて、本当に素晴らしかったです。」
「プレゼンを通して、ほかの学生さんにも『非破壊検査』という言葉や仕事を知ってもらうきっかけになったのも大きかったと思います。そして何より、プレゼンの最後に佐々木さんが『東亜非破壊検査の担当で本当によかった!』って言ってくれた時、泣きそうになりましたね(笑)」
専門性の高い業界だからこそ、「学生の言葉で紹介してもらえること」に大きな価値を感じている様子でした。企業担当者と学生の絆も見えて、改めてこの企画が大成功だったと実感しました!

惜しくも優勝は逃すも…
「悔しさ」が次へのエネルギーに
今回、東亜チームは特別賞の“ナイス!プレゼン賞”を受賞。しかし、学生からはこんな本音も。
「1位を取れなかったのが悔しすぎて……。絶対もっと『いい会社なんだ!』って伝えられたはずなのに!って悔しいです!何が足りなかったのかなってずっと考えていました」
「悔しさをにじませながら、しっかり思いを伝えてくれたのが本当に嬉しかったです。
次はぜひ優勝を目指して、一緒にリベンジしたいですね!」
この“悔しさ”は、すでに「次も出たい」という前向きなエネルギーへと変わっていました。

他社の取り組みからの学びもたくさん
東亜非破壊検査の担当者は、他社のプレゼンから得た気づきも多かったと話します。
「アンサー倶楽部さんの掛け合い形式のプレゼンは、とても珍しくて引き込まれました」
「フレックスメンテさんは、学生と社員さんの一体感を強く感じました。社員の方がたくさん来られていて、取り組みの勢いも伝わってきました」
他社の工夫やスタイルを見ることで、自社の発信の仕方についても新たなヒントを得られたようです。
次は「現場体験×学生プレゼン」へ?
振り返りの中では、次回に向けたアイデアもいくつか挙がりました。
「非破壊検査は、話だけだとイメージしづらいところもあります。
実際の検査の様子を見てもらったり、機器に触れてもらったりする機会があれば、より理解が深まるのではないかと思います」
現場見学、安全グッズの着用体験、先輩社員インタビューなど、
“リアルな仕事の現場”とセットにした取り組みへの期待も高まっています。
「企業PRを学生目線で再構成してもらうのは、とても価値のある取り組みだと感じました。
企業側としても、ぜひまた参加したいと思っています!」

編集後記
東亜非破壊検査の振り返りからは、
知らない業界に飛び込む学生のチャレンジ
学生の言葉で魅力を伝えてもらうことの価値
「悔しさ」も含めた熱量の高さが伝わってきました。
企業と学生が同じチームとして一つのプレゼンをつくる——。
その過程そのものが、採用広報を超えた深い学びの場になっていることが印象的でした。次回のプレゼンバトルで、東亜非破壊検査チームがどんな進化を見せてくれるのか。今から楽しみです!