興陽電機株式会社
下関支店
副長 中村 優太
リクルートWebマガジンVamosでは、パナソニック株式会社の100%出資子会社であり、電設資材の総合商社として事業を展開する興陽電機株式会社さんにインタビュー。
山口県下関市に本社を構え、山口県はもとより福岡県、大分県と広域に渡って事業を展開されています。電気設備商品から照明器具、エアコン、オール電化商品、住宅設備建材に至るまで幅広い商品を扱う興陽電機は、電気工事会社や工務店、さらにはハウスメーカーやマンションメーカーへの販売を主軸に、業界情報の提供や新商品のプロモーションにも力を入れています。今回はそんな興陽電機の下関支店副長の中村さんに『笑顔のある職場こそが成長の場』というメッセージと共に、人とのつながりを大切にしながら快適な環境をつくり続けていく姿を見ていただきたいと思います。ぜひ、最後までご覧ください。
実は中学時代のサッカー部の先輩が興陽電機で働いていて、その先輩から会社のことをたくさん聞きました。特に、「働きやすい環境がある」という話を聞き、入社を決めたんです。
正直に言うと、入社前に持っていた営業職のイメージとはだいぶ違いました。私はもっと一人で頑張るものだと思っていましたが、実際はチームで協力しながらお客様を守っていく仕事だったんです。そしてこの仕事の面白さは、正解がないこと。人と人とのやりとりの中でたくさんのことが学べるんです。
営業の仕事は、ただ商品を売ることだけではありません。お客様の真のニーズを理解し、それに合った解決策を提供するプロセスの中で多くのことを学びます。例えば、コミュニケーションスキルはもちろん、問題解決能力、交渉術、そして何よりもお客様との信頼関係を築くことの重要性です。最初は、お客様の期待を読み取るのが難しいと感じることもありましたが、徐々に「聞く力」が養われていきました。お客様が何を望んでいるのか、どういった悩みを抱えているのかを深く理解することで、真に役立つ提案ができるようになるんです。また、営業は計画通りにいかないことが多いのですが、その都度、柔軟に対応する力も身につきます。失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さ、そして失敗から学ぶことの価値を実感しました。これらの経験は、私にとって大きな財産です。
営業職でのこれらの経験は、単に業績を上げること以上の価値があります。信頼を築くことは数字では測れない、大きな成果です。さらに、柔軟な対応力や問題解決能力は、チーム内でのコミュニケーションやプロジェクト管理にも生かされます。自分自身のスキルを広げることで、会社内での様々な役割を担うことができるようになり、キャリアの可能性を広げることができると思います。このように営業職では、人との関わり合いの中で得られる学びが多岐にわたります。それが、仕事の面白さであり、魅力の一つですね。
確かに、大きく変わりましたね。入社した頃は、数字を追うことに一生懸命でした。それが全ての評価だと思っていましたから。しかし、そこから少しずつ自分自身も成長していきながら、自分の数字だけでなく、組織に貢献できる人材になりたいと視野が広がっていき、自分のモチベーションも様々なものから受けられるようになっていきました。
今思うと入社した頃が一番モチベーションの維持が大変だったかもしれません。自分自身の結果でしか自分のモチベーションを維持することができなかったので、常に結果だけを考えた仕事だったような気がします。でも、結婚して家族ができたことで、見方が変わりました。モチベーションが数字や組織だけでなく、子供の笑顔を見ると、この笑顔のためなら何でもできる、と強く感じるようになったからです。その笑顔を守るためには、仕事で成果を出し続ける必要がある。家族が私の最大のモチベーションですね。そして年々いろいろなことから刺激を受けられるようになってきていると思います。
新人時代に、営業職への自信が持てず苦労した時期があったんです。その時、挑戦しなければ始まらない、失敗こそが次への一歩であると学びました。先輩や同僚から受けた温かな支援が、再起のきっかけとなりました。この体験が、職場での「家族のようなチーム」の価値を深く認識させてくれました。困難に遭遇した際は、チーム全員が互いを支え、共に解決策を模索します。問題を一人で抱え込まず、他人を頼ることの重要性を学びました。
そうですね。そして、いかなる状況でも前向きに取り組むことを忘れず、どんな時でも笑顔を絶やさないよう努めています。困難を乗り越えるためには、挑戦しかない。そう考えた時に、職場って笑顔に溢れている環境であることが重要だと思っています。その笑顔が周囲に温かい雰囲気をもたらし、働く環境をより良いものに変えるからです。ネガティブな空気はすぐに感染しますが、ポジティブな姿勢もまた同じく広がるものです。だからこそ、困難な時ほど、周りに明るく、ポジティブに接することを心掛けています。周りが明るくなることで、常に挑戦できる環境となるからです。
働くことの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私にとっては、やはり仕事のやりがいや職場でのコミュニケーションが大きな部分を占めています。たとえば、困っているお客様の問題を解決した時の達成感や、チームで一つの目標に向かって協力していく過程はとても楽しいですね。また、職場でのコミュニケーションを通じて、同僚や上司、お客様との関係を深めることができるのも、働くことの大きな魅力の一つです。人と人とのつながりが、私にとっての仕事の楽しみ方です。
まさにその通りです。挑戦し続け、人とのつながりを大切にすることが、働く上での私のモットーですね。人とのつながりを大切にすることで、仕事のやりがいや楽しみを感じています。仲間やお客様と深く関わることで、仕事が単なる業務ではなく、人生の一部となり、それぞれの人生を豊かにするものだと実感しています。このように、挑戦と人とのつながりを通じて、仕事の楽しみを見出し、より良い結果を目指しています。
バランスを維持することは確かに難しいですが、新しい知識を吸収するために常にオープンマインドでいることが重要だと感じています。学び続ける姿勢は、仕事に直接役立てることができ、それが自分のモチベーションや自信を高め、結果的には成長のスピードを加速させる好循環を生み出します。また、人とのコミュニケーションにおいては、相手の言葉に耳を傾けることを大切にしています。相手の立場を理解し、共感することで、より深いつながりを築くことができると信じているんです。特に営業では、聞くことの価値が非常に高いです。相手が何に関心を持っているかを理解し、その関心点に応えることが求められます。どんなに話す能力が高くても、聞く能力が伴わなければ、その才能を生かすことはできませんから。
バランスを維持するためには、振り返ることが非常に重要になってきます。その日の人との関わり方を振り返ったりですね。どのような新しい知識を得たか、どのように人とコミュニケーションを取ったかを思い出すことで、自分の成長と営業先の人間関係などを見直す機会を持っています。
今後は、技術的な資格習得に向けて、頑張っていきたいと思っています。技術的な知識を習得することで、よりお客様の困っていることに対して寄り添った提案ができるかなと。同時に、仕事の中でチームメンバーやお客様との関係をさらに深めていけるよう、コミュニケーションの質を高める努力もしていきます。何より、自分自身が楽しみながら仕事に取り組めるよう、ポジティブな姿勢を忘れずにいたいと思います。
Vamosを読んでいる就活生や転職活動中の皆さん、仕事探しは時に大変で心が折れそうになるかもしれませんが、自分自身を信じて、一歩一歩前に進んでください。そして、自分に合った仕事を見つけたら、それを通じて学び、成長し続けることが大切です。また、仕事は人とのつながりを深める素晴らしい機会でもあります。周りの人々との関係を大切にし、互いに支え合いながら成長していくことで、きっとやりがいと幸せを感じることができるはずです。困難に直面したときは、その経験が将来のあなたを強くする貴重な糧になることを忘れずに。皆さんの未来が明るいものになることを心から願っています。頑張ってください!