「あーだこーだ」が聞こえてきたらむしろチャンス
みなさん、こんにちは。編集長の上杉です。
ここVamosの編集室には日々いろいろなアイデアが転がっていて、楽しそうな計画を立てようとすると、必ずといっていいほど「あーだこーだ」という声が聞こえてきます。これはね、もう人生の常みたいなもので、「いやいや、そんなの誰も興味持たないよ」とか「学生なんて素人じゃないか、しょせん内輪ウケだろう」とか、挙げ句の果てには「チャレンジ精神はいいけれど、結果を出さないと何にもならないぞ」なんて。もちろん気になることは気になります。なんだかんだ言われると、誰だって少しは落ち込んだりもします。けれど、そういう声が聞こえてきたら「おっ、これは逆に面白くなりそうだぞ」と思えるのが、チャレンジャーの醍醐味というもの。まさに、Vamos学生メンバーたちも今、音声メディアづくりを始めようとしています。
彼らがね、いま着々と準備している音声メディアは、表向きは「就職情報発信のかたち」のようでいて、実際は企業とのつながりをつくりたいという明確な狙いをもっているんです。これってなかなか大胆なことであり、強かなことでもある。タレントでもないただの「素人」かもしれないけれど、新鮮な視点と、挑戦しようとする“体当たり”。どんな化学反応が起きるのか。楽しみでしかありません。
ここをまるごと楽しもう、としているのが、今のVamosの姿です。
「内輪だろ」と言われる気まずさを“飛び道具”にする
「内輪ノリ」という言葉、たぶん誰でも耳にしたことがあると思います。「自分たちだけで楽しんでる」ように映ってしまうあの現象ですね。この「内輪」ってやつは、実はけっこう扱いが難しい。たしかに、そこに入りこめない人はちょっと疎外感を感じるでしょう。一方で、いっしょに“輪”の中にいる人にとっては、いちばん居心地のいい場所になる。
では、どうすればいいのか? 答えはシンプルで、「内輪」ならではの深い関係性をベースにしながら、そこへ外の世界と混じりあえる仕掛けをつくっていくことです。学生たちが主体になって企業の人と何かを発信しようとする――これがまさに、内輪ノリを“飛び道具”に変えていく取り組みなんです。学生にとっては、まだ見たことのない新しい環境に足を踏み入れるチャンス。企業にとっては、今どきの若者の柔軟なアイデアにふれ、自社にもポジティブな刺激を持ち帰るチャンス。こういう双方向の関係が成立するときに、ただの“狭い輪”だったはずのコミュニティが、一気にジャンプするんじゃないかなと。
それと同時に「音声メディアって、視覚的な要素が少ないぶん、なかなか聴かれないんじゃないの?」という声もあります。たしかに、今はSNSや動画配信サービス、もう見るもの聞くものがありすぎて、人の時間は奪い合い状態。でも逆に考えると、映像に比べて「ながら聞き」がしやすいのが音声の強みでもあるんですよ。料理しながらでも、散歩しながらでも、通勤電車の中でもいい。だからこそ、音声には「言葉だけで相手の想像を膨らませる」という独特の魅力がある。ぼくはそこに、まだまだ大きな可能性が広がっていると思うんです。
チャレンジの輪がコアなファンを作り、リスナーの増加へ
学生たちが初めて音声メディアにチャレンジする。それを周囲の大人たちが「おもしろいね」と言って、いっしょに番組をつくり、試行錯誤しながら配信していく。その過程で生まれるものは、単なるコンテンツだけじゃない。いちばん大きいのは「コアなファン」が少しずつ形成されることです。実際、「コアなファン」がいるからこそ、どんなメディアも長続きします。YouTuberでもポッドキャストでも、はじめはごく小さな輪でしかなかったのが、徐々に口コミで広がり、一部の熱狂的な支持層が育ち、やがてメジャーになっていく――そういう流れは、いろいろなところで見られますよね。
この「コアなファン」を作るためには、「誰よりも楽しむ」ことと「継続する」こと、この二つがキーだと思います。自分たちが楽しんでやっていないことは、聴き手にも伝わってしまうもの。だから、学生が中心となってワイワイがやがややっている様子を発信しつつ、企業の人たちをゲストに呼んでみたり、逆に学生が企業の催しに参加してみたりと、いろんな出会いを仕掛けること。それを継続して積み重ねることで、「なんだか気になるメディアがあるんだよね」と人が集まりだし、応援したい気持ちが湧いてくるんです。
実際に最近、企業の方々の中にも「これは新しくて面白い」「学生の視点がうちの事業に活かせるかも」と評価してくれる方が出てきた、というのはすごく大きい。なぜなら、企業が認めてくれるということは“外側”からの応援が始まっているという証拠だから。仲間内だけの盛り上がりに留まらず、「おもしろそうだから話を聞いてみたい」「今度うちの企画とコラボしてほしい」といった声につながっていく。そうやってコアな輪が徐々に外へと波及していく流れができれば、もうこっちのもの。あとは継続して磨いていくだけです。
継続が生み出す結果と、その先にある“何か”
どんなことでも、途中でやめてしまえばその先はない。地味だなと思えるくらいの粘り強さこそが、いつか“大きな花”を咲かせる原動力になります。
たとえば、第一回の配信でリスナーが10人しかいなくてもいいじゃないですか。その10人が「これ面白かった!」「また聴きたい!」と思ってくれたら、それはすでに成功といえる。次の回には、その10人が知り合いを1人ずつ連れてきてくれれば、20人。企業も「お、噂を聞いたよ」と入ってくれば、もっと広がる。気づいたときには、そこにちょっとしたコミュニティができているかもしれません。
そうして積み上がったコミュニティが、また次のコラボを呼び込んだり、新しい企画を生みだしたり、いつかイベントでリアルな場をつくりだしたりする。声のメディアというのはなんだか“温度感”が生々しく感じられる面白さがあると思うんです。誰かの声を聴いて、「この人、こんなふうに笑うんだな」と思ったり、ちょっとした口癖に愛着が湧いたり。そういう“人間らしさ”がダイレクトに伝わってくるのが、音声の良さ。そこから生まれるつながりこそが、本当のファンを育てていくんですね。
たくさんの応援と、やがて「すごいな」の声が集まる未来へ
誰かが新しいことをしようとするとき、最初は「やめときなよ」「しょせんムリだろ」なんて言われるものです。それはむしろ、挑戦しようとする人には恒例行事みたいなもの。そこで折れずに、笑って「そんなことないよ、見ててよ」と言える強さを持ってほしいんです。
いまVamosの学生たちが、音声メディアを通じて企業の人たちとつながり、いろんな企画に挑戦しようとしている姿は、とても輝いています。まだまだ課題はありますし、何度もつまずくかもしれません。けれど、そのひとつひとつを乗り越えていくたびに、少しずつ「この取り組みはすごい」と思ってくれる人が増えるはずです。
何より、「ぼくたちがやりたかったのはこれだ!」という気持ちに到達するまで、試行錯誤を重ねていいんです。プロが手慣れたテクニックを使って一発で魅力的な番組を作るよりも、学生と企業が、あーでもないこーでもないと手探りする過程で生まれる“未完成の妙”みたいなものこそ、きっと本当の魅力になっていく。そこに強く惹きつけられる人たちが、コアファンになってくれるはずです。
結果として、「学生が手がけてるのに、なんかめちゃくちゃ本格的だよね。侮れないな」「これは将来的に楽しみなコンテンツになるんじゃないか」と、多くの人が噂するようになる未来も見えてきます。そんな姿を想像すると、ワクワクしてきませんか? やっぱり、人生って「やってみなきゃわからない」ことだらけ。
だからこそ、あーだこーだ言われても、続けていきましょう。結果を焦らず、しっかり息を吸って、どんどん挑戦する。応援したいという人も、必ず増えていきます。そしてその応援を受けて、さらに上に行ける。それがVamosが持つ大きな可能性だと、ぼくは信じています。
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