もっと楽しい未来をつくるため
こんにちは、上杉です。じつは先日、ちょっと勢い余って「2025年までにVamosで800投稿やるぞ!」という計画を打ち立てまして。これがなんとも、身内も含めて周囲のみんなを“てんやわんや”に巻き込んでるんですよね。まるで学祭か運動会か、というくらいの熱気なんですけれど、一方で「これ、本当に大丈夫なの?」なんて声もチラホラ聞こえてきたりして。でも、そういう“ハラハラ”があるほうが、むしろ“本気度”を感じられていいなあ、と僕は思っているんです。
というのも、最近「マーケティングの考え方」を勉強しているんですが、そのなかでも「ブランディング」「マーケティング3.0」「ブランドパーパス」なんて言葉がとくに気になっているんです。昔のマーケティングは、いい製品を大量に安く売る「1.0」の時代から始まり、やがて「このブランド、なんだかいい気分になるな」「この世界観が好きだな」といった情緒的価値を大切にする「2.0」の時代へ。企業はデザインやパッケージに力を入れて、自社の魅力を“ちゃんと見せる”ことに注力してきました。そこにいわゆる「ブランディング」ってやつが出てきたわけです。
そしてさらに近ごろ注目されているのが「マーケティング3.0」。これは、ただ企業が「自分たちが儲かるから売る」という「I」の視点だけじゃなく、「社会に貢献して、お客さんと一緒に未来をつくろう」という「We」の姿勢が大事だよね、という考え方なんですよね。「ブランドパーパス」なんて呼ばれたりするけど、「うちのブランドは世の中にとってどんな役割を果たすのか?」という問いが軸になる。環境問題に取り組んだり、人の暮らしを健康的にするサービスを提供したりする企業を、消費者は「応援したい」「いいね」と思う時代になった。そこに“共感”が生まれたとき、企業と生活者が同じ目線で一緒に走り出す――これこそが3.0の世界なんです。
そんな視点で考えると、僕らの「800投稿計画」はけっこう“3.0感”が強いんじゃないか、という気がしています。ただ「がむしゃらに本数を増やせ!」ってだけなら単なるゴリ押しっぽいけれど、実際には学生さんや社会人、いろんな企業を巻き込んで「どうせやるならみんなで面白がって、みんなで成長しちゃおう」という仕組みにしようとしているんです。たとえば学生は就活のためにリアルなビジネス経験を積めるし、企業の人たちは若い世代のアイデアに刺激を受けられるし、そして僕ら運営側は多様な視点から記事を作れる。みんなで「We」の視点を共有するからこそ、あっちこっちで“てんやわんや”が起こっているわけですね。
もちろん、やることが多すぎてパニックになりそうだ、なんて声も出ています。でも、僕はそこにこそ“可能性のタネ”がゴロゴロしていると思っていて、「どうスケジュールを組めばもっとスムーズに進むのか?」「企業の方に取材をお願いするとき、なんて言ってみよう?」「これって記事にすると面白い?」みたいな疑問が出るからこそ、みんなの好奇心や工夫がわき立つんですよね。試行錯誤して失敗して、それをまた面白おかしく記事にしちゃったりする。そういうバタバタが「800本投稿」の肝なんです。
しかも、その体験を企業と一緒に作っているところがポイントで。企業が「学生の学びを応援しよう」と思えば、学生も「少しでも役に立ちたい」とがんばる。それがより大きな“ブランドパーパス”につながっていくんじゃないか、と僕は感じています。「We」の視点でやることで「やらされ仕事」じゃなくなるし、そこにいる全員が少しずつ“主体”になっていくんです。
実は、僕には「最終的には運営が全部を管理しなくても、参加者同士が勝手に動き出せるようなコミュニティにしたい」という構想があります。そりゃあ最初は締め切りや投稿ルールを決めたり、記事のクオリティをどうチェックするかを考えたり、やらなきゃいけないことが山積みなんですけど、その“やり方”が回りはじめたら、学生たちが自発的に「こんな企画どう?」と立ち上げ、企業のほうからも「一緒にやりませんか?」という声がかかってくるかもしれない。そんなふうに互いを頼り合いながらどんどん面白さを広げていく“自走”の状態を目指しているわけです。これは、いま注目されている「共創」という考え方とも通じる気がしますね。
いまの時代、ブランディングは「単に機能面で優れている」というだけではなく、「そのブランドの世界観やストーリーを通じて共感を広げる」ということが重要になっています。さらにそこに「社会への貢献」「共創」という視点が加わって、「We」でなにかを生み出すのがマーケティング3.0の大きな流れ。そう考えると、「2025年に800投稿なんて無謀だ!」と言われつつもバタバタを楽しんでいる僕らの姿って、ちょっと時代のど真ん中を走っている気もしませんか?
それに、失敗ってじつは面白いんですよね。もちろん何もかもうまくいくに越したことはないけれど、失敗の渦中にこそドラマや思わぬアイデアが眠っている。「知らない人に声をかけられない」と尻込みしていた学生さんが、勇気を出して取材に行ったら意外とすんなり話ができて、それを記事にまとめたら大好評だった――なんて話もあったりして。一歩踏み出してみたら「あれ、意外とできるじゃん」って気づく瞬間があるんです。その小さな成功体験を重ねていくうちに、どんどん自信がついて、「次はもうちょっと踏み込んだ企画をやってみたい」と思うようになる。そうした“てんやわんや”が生み出す化学反応は、いったいどんな未来を連れてきてくれるんでしょう。
僕はずっと「誰かと一緒に、面白いことをやりたい」という気持ちを大切にしています。コンテンツは、人のやる気と想像力が命。それは「自分がやりたい」という情熱はもちろん、「誰かに伝わって、喜んでもらえるかもしれない」「仲間と一緒に作ればもっと楽しいかもしれない」という期待があるからこそ大きく膨らむものです。Vamosや僕、そしてこの記事を読んでくれているあなたも、みんながそれぞれの物語の主人公になれる力を持っていると思うんです。まだ自分の居場所が見つからなくたって、ちょっと敷居が高いかなと思っている企業の方だって、もし「なんか面白そう」と思ったら、ぜひメッセージひとつでも送ってみてほしい。そこから不思議な化学変化が始まるかもしれません。
2025年の年末、果たして本当に800本投稿が実現したら、どんな景色が広がっているのか。どんな人が、どんな失敗をしながら、どんな笑顔で新しいアイデアを生み出してきたのか。そんなことを想像するだけで、なんだか胸が高鳴ります。「I」じゃなく「We」の時代。マーケティング3.0を体現するようなブランドやコミュニティが、ここからもっともっと増えていくんだろうなあ。その輪のなかで、あなたも一緒に走り出してみませんか? きっと一人でやるより、何倍も、何十倍もおもしろい未来が待っていると僕は信じています。
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