“じゃない方”が、おもしろい!
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周囲を巻き込むリーダーシップに必要な「3つのP」:日経クロストレンド
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ぼくたちのまわりには、いつのまにか「これがあたりまえ」みたいな景色が広がっていることがあります。でも、ちょっと視線をずらしてみると、隣のテーブルに“まだ見えていない何か”が隠れているかもしれない──そんなことをふと思ったのが、資生堂・北原規稚子さんの話を読んだときです。
北原さんは、新しい部署で「今ある市場をそのまま見るのではなく、“じゃない方”を探してみよう」と。すると、ずっとここにはないと思っていた「新しい価値」を見つけられるんじゃないかって。
就活だけでなく人生においてもヒントがありそうな気がしますね。
Purpose(パーパス)は、だれかを動かす言葉
リーダーシップに必要なものとして、北原さんが挙げていたのが「Purpose(パーパス)」「Passion(パッション)」「Professionality(プロフェッショナリティー)」という3つのP。まずパーパスって、言葉だけ聞くとちょっとカッコよすぎる響きだけど、要するに「わたしは、これがしたいんだ」「これに意味があるんだ」という旗印のようなもの。その旗を見て、「あ、なんだか面白そうだな」「それ、いっしょにやりたいな」と思う人が周りに集まってくる。いつのまにか大きな輪ができて、世界が少し動き始めるんです。
次にパッションというと「すごく燃えてる人」みたいに聞こえるかもしれないけれど、それもやっぱり何かを本気で楽しんでいる姿なんですよね。なにか動き出すときに「社長に言われたからやります」とか「そういう仕事だから仕方ないね」じゃ、なんだか腰が重い。自分の中にある「好き」「やりたい」を隠さずに伝えると、意外と人はそこに光を見つけてくれるもんだなと感じました。
最後のPは、Professionality(プロフェッショナリティー)。周囲の専門性をリスペクトすること。自分ひとりで全部できるわけじゃない。だから「あなたにはあなたのとっておきの得意があるよね」と心から信頼する。「そっちは任せた!」と言われたら、やるほうも「よし、まかせろ!」って思えるもんです。特に就活生のみんなは、まだまだ自分の「これが得意!」が分からないこともあるでしょう。でも、逆にいうと、やってみたら「あれ、意外とおれはいけるな」っていうことに出会える可能性も大きいと思います
周囲を巻き込むって、そこに“居場所”を増やすこと
記事では、コロナ禍で接客できなくなった美容部員さんたちの「やりたい」気持ちをSNSに生かしたり、製品づくりのスピードを思い切って上げたり、まるでバックヤードにある扉をいきなり開けて新しい風を通したようなエピソードが紹介されています。そうやって周囲を巻き込むのって、「一緒にやろうよ!」と自分の“居場所”を人に広げる行為なんだなと。ぼくもお仕事上リーダーシップを求められることが多いので、本当に勉強になりました。
“じゃない方”の扉を、見落とさない
就活で「どの企業に応募するか」ばかり見ていると、いつしか自分自身の“じゃない方”に気づかなくなることがあります。そういうときこそ、ふと「いや、ちょっと脇道に寄ってみよう」くらいのゆるさを持っていい。誰かが決めた正解じゃなくて、自分で見つけた「変な正解」に出会えるかもしれません。ぼくは、そういう発見こそが、じぶんの人生を味わい深くしてくれると思っています。
北原さんの話は、なんだかシンプルだけど、とても大切なことを思い出させてくれます。どんな場面でも、自分がちょっとワクワクしてやってみる。すると、その火が隣の人に移っていって、いつのまにか「おもしろい塊」になっていく。そうして動いているうちに、思わぬドアが開いて新しい景色がひろがるのかもしれません。
就活生のみなさんにも、それぞれに3つのPがあるはずです。焦らなくていいですし、SNSで誰かと比べる必要もない。自分の中の小さな情熱や可能性の種を、じぶん自身がいちばん信じてあげること。そこから始めると、「あ、ここにおもしろいものがあったんだ」と気づく瞬間がきっとある。そういう未来を楽しみにしながら、仕事や人生の“じゃない方”を探してみましょう。
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