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JTBとAirbnbが“再会”した理由

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

JTB、エアビーと空き家の民泊活用で協定:日経MJ

※リンク先は日経MJの記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。

JTBとエアビーアンドビー(Airbnb)が空き家を活用した民泊事業で協力することになったそうです。2028年までに東日本を中心に全国100地域で展開するというから、けっこう大きなスケール。コロナ禍の影響で一度は提携が解消されていた二社が、またタッグを組むというのがなんだかドラマチックです。

「空き家が旅を変えていく」。使われなくなった家や宿の余白が、観光客や地域の人たちの“入り口”になるなんて、なにかワクワクしませんか?

空き家に呼ばれる体験

空き家って、「ちょっとさびれてる」「手を入れなくちゃ」なんてイメージがある。でも、よく考えたらその“手を入れる”って行為こそが、地域や住民の人たちの新しい一歩かもしれません。たとえば観光課題を考えるワークショップ、民泊の勉強会、地域ぐるみでの観光プログラムづくり。そういうものを仕掛けていくことで、ぼくらがふだん見落としていた地域の魅力が浮かび上がってくる。

旅っていうのは、ひょんなことから「今まで知らなかったもの」に出会う行為でもあるから、空き家がその入口になるのは、理にかなっている気がします。まるで個人のお宅に招かれるような、あったかいホスピタリティが生まれそうだし。

インバウンドと“町の顔”

この取り組みは主に訪日外国人がターゲットとされています。でも、日本人だって「こんなところに素敵な家があったんだ」と気づくきっかけになるかもしれない。コロナ禍を経て、人々の「旅に出たい」気持ちは強まっているはずです。そこに、世界各地の人が飛び込んできて、地域の人たちと交流する。

「え、こんな普通の家が民泊になるの?」みたいな驚きが、いつのまにか地域の顔になる。誰かが住んでいた履歴が残る家って、やっぱりまるごと“物語”をまとってるんですよね。旅人はそんな物語の一部になりたくて、わざわざ足を運んだりするのかもしれません。

企業の連携がつくる新しい働き方

就活生のみなさんにとっては「JTBとAirbnbの協定か、ふーん」と思うだけで終わるかもしれない。でも、実はここに、ちょっとしたヒントがあるように感じます。コロナ禍で一度は途切れた縁を、もう一度結び直す。企業同士のやりとりって、数字や契約があってこそですけど、根っこに「新しい旅のかたちを提案したい」「地域を盛り上げたい」という想いがあるからこそ動くんですよね。

どんな仕事でもそうだけど、大切なのは「どういう夢を掲げて一緒にやるか」じゃないかと思います。ひとつの会社に就職するのも大事だけど、どんなふうに別の人たちと組んで何を実現するのか。そういうところに、自分の働き方のイメージがふくらむんじゃないでしょうか。

地域と世界をつなぐ宿

今後はワークショップや勉強会を各地で開いて、空き家を民泊施設にしていく計画が進むそうです。そこに雇用が生まれたり、過疎化が進む地域で新しい人の流れが起こったりする。旅がすごいのは、そこに暮らす人たちとの交流が、観光客の価値観を変えるだけじゃなく、地域の人たちの目線も変えるところだと思うんです。

家に歴史があって、町に暮らしがある。それを少しずつ手渡していく。観光客にとってはめずらしい体験、地元の若い人にとっても「ここに残るのもいいかも」と思える出来事になるかもしれない。空き家がそういう“入り口”になるとしたら、なんだか希望が芽生えますよね。

これからを作るのは、小さな気づき

ぼくがいちばん面白いと思うのは、普通の家が「旅の目的地」に化ける瞬間です。大きな旅館やホテルとは違う、“身近さ”が持つ力みたいなものがある。日常と非日常が混ざり合って、住民にとっても旅行者にとってもいい発見が生まれるはず。

そんな小さな体験が、その土地のこれからをゆっくり変えていくかもしれません。もしかしたら、地域の若者が「じゃあ、うちに昔からある納屋も改装してみようかな?」なんて思い立つことだってあるでしょう。就活にしろ、自分の進む道にしろ、「ちょっとやってみるか」の軽やかさが、いつだってスタートをつくるんだと思います。

空き家をどんなふうに活用していくのか。そこには数多くの課題があるのも事実でしょう。でも、その課題を解いていく過程でしか生まれないアイデアや人のつながりが必ずある。

旅が好きな人、地方創生に興味がある人、まったく別の分野で走り出す人も、ぜひ耳を傾けてみてほしいニュースです。ぼくらの住む日本のあちらこちらで、気づかないうちに新しいチャレンジが始まっています。仕事だって、人生だって、きっとそういう「新しいチャレンジ」を見つけた人から面白くなる。今回はそんなことを改めて感じたのでした。

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