失敗を通じて手に入るもの
ぼくは、なにかに挑戦するときの「失敗」って、実はものすごく新鮮なものだと思うんです。うまくいかないこと、間違えること、壁にぶつかること。そんな経験はたいてい、すぐに「もういやだ」と目をそむけたくなるけれど、そこには明るい未来がひそんでいる気がします。Vamosという場を通じて50人以上の学生たちと仕事をしていると、彼らはついhow toを求めがちですぐ効率化を図りたがる。でもぼくが思うに、その前にもう少しだけ不器用な道を味わってほしい。なぜなら遠回りにこそ、いちばん貴重な学びがあるからです。
若い学生ほど、いまの社会の恩恵で「ラクをするコツ」や「近道」に敏感です。それは決して悪いことではありません。慣れていない人が、最初からすべてを背負うのはたしかに重いし、誰だってうまくいかない自分って受け入れたくない。でも、最初から道を平らに均してしまうと、自分のからだで覚える大切な感覚が育たなくなります。「どうやってうまくやるか」を学ぶ前に、「どうやってしくじってしまうか」を体験するのも、じつは大事なことなんですよね。たとえば失敗を通じて知るのは、自分の足りないところとか、予想を超えた難しさ、そして周囲との衝突や思わぬチャンス。たぶん、それらは「やり方」じゃなくて、自分だけの「生き方」を編むための原材料みたいなものです。 なのでVamos学生メンバーには、とにかく難しい仕事にも挑戦してもらう。そのなかで心が折れかかったり、もう一度立ち上がったり、そういう感情の起伏を体験してこそ成長できる。それは効率を優先させる社会とは逆をいくように見えるけれど、ちょっと大げさに言うと、これからの社会や企業に必要なのは、そういう手間ひまかかる成長を支える仕組みじゃないかと思うのです。
Vamosが拓く新しい地図
ぼくのなかでは、学生たちがチャレンジを怖がらなくなる風土を育てるのがVamosの仕事だと思っています。失敗しても怒られない。むしろ「それ、いいね」と応援される。そういうカルチャーがあれば、モチベーションを取り戻すのも早くなるでしょう。そしてくじけそうになったとき、ちょっと先を歩く先輩たちが「ここ、面白いよ」と背中を押してくれる。これこそが、ぼくら大人がVamos学生メンバーにできる最高の体験かもしれません。こうやって学生が試行錯誤をくり返して、なにかしら得られるものがあれば、社会人になってからの働き方はきっとガラッと違う。自分で考え、自分で道を見つけられる人材って、一緒に仕事をする側からするとすごく頼もしいですよね。
これからの挑戦と展望
やっぱり失敗に真っ向から向き合わないままでは、成長する上での大切なタイミングを逃してしまう。そんな問題意識があって、ぼくはVamos学生メンバー募集というプロジェクトをスタートさせました。学生たちをポジティブに維持するサポート体制をもっと強化したり、企業や社会人と連携したプロジェクトを増やしていくことで、彼らに新しい視点や感覚を味わってもらう。さらに、みんなの頑張りがちゃんと可視化されて評価される仕組みづくりにも力を入れたい。それは単に「褒める場所」をつくるんじゃなくて、成功と失敗が同じくらい価値をもつんだと示してあげることでもあります。そうやって、学生たちが結果を出す前でも「おもしろいね」って言える世界を広げたいんです。
失敗っていうと、どうしてもマイナスの響きがあります。でも実は、そこには新しい世界が隠れている。how toや効率を横に置いておいて、もう少し足を泥だらけにして駆け回る。それこそが成長になると、ぼくは信じています。Vamosはこれからも、学生たちが自分の失敗を「成長」へと変えていくコミュニティーの場へとなるように頑張っていきます。ぜひ、学生も企業の皆さんも、この挑戦を続けるぼくたちを、いっしょに応援してくれたらうれしいです。苦労の先でみんなが見つける光こそが、次の時代の地図をつくる手がかりになっていくはずです。
Vamos学生メンバー募集
Vamosのメンバーになって、いろいろな企業にインタビューしながら自分なりの業界研究を深めてみませんか? 多くの学生が参加しており、リアルな体験談もたくさんシェアされています。興味がある方は、下記リンクで参加者の声をチェックしてみてくださいね。参加希望の場合は、以下のVamos公式LINEへ「説明会参加希望」とメッセージするだけでOKです!

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