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社会はデータで動いている

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三菱商事、500億円インフラファンド:日本経済新聞

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三菱商事が「データセンター」を中心にしたインフラファンドを立ち上げる、というニュース。その規模は、なんと2026年末までに500億円をめざすという話。道路や鉄道ではなく、いまや社会の裏側を支える「情報の柱」に投資しようというわけです。

もしデータセンターが止まったら、オンラインショッピングはもちろん、電子決済や動画配信、遠隔医療や役所のシステムまでストップしてしまうかもしれない。これを想像すると、「これはもう道路や橋と同じくらい重要な“インフラ”だよね」ということが、じわじわとわかってきます。

データセンターって何?専門用語をやさしく解説

さて、あまり聞き慣れない「データセンター」。簡単にいえば、大量のサーバー(コンピューター)を並べて、インターネット上のデータやサービスを保管・処理する場所です。サーバーは発熱がすごいので、冷却システムや強固な電源設備が欠かせません。もし停電が起きてもすぐにバックアップ電源を回して、止まらないようにする。いわば“24時間365日”動かし続けるのが前提です。

次に「インフラ」という言葉。昔は「橋や道路、上下水道」といった、目に見えて実感しやすいものが主でしたが、ネット社会が進んだ今では「データセンターや通信回線」も生活の土台。止まると大混乱が起きる——つまりインフラなのだ、という位置づけです。

さらに「生成AI(人工知能)」。これは、膨大なデータを学習したAIが、人間の指示に応じて新しい文章や画像などをどんどん“生成”する技術のこと。これから医療や教育、ビジネスなど、あらゆる場面で使われる可能性が高い。すると扱うデータ量が激増し、データセンターの存在価値がさらに高まるというわけです。

止まったら社会がストップ?デジタル時代のインフラ事情

道路が通れなくなったら物流が途絶える。電気が止まったら生活に支障が出る。同じように、ネットが使えなくなると、情報経路があちこちで寸断されてしまいます。買い物を一つするにも、もはやオンライン決済に慣れた人が多いと思います。医療の現場でも電子カルテが当たり前になりつつある。つまりデータセンターは、あちこちから集まるデータを受け止める“大きな箱”であり、ここが機能不全に陥ると社会の活動が連鎖的にストップする可能性があります。

これが最近よく聞く「社会のデジタル化」の真の意味。外から見えにくいぶん、危機感もなかなか共有されにくい。だけど、その基盤を支えるには莫大な投資と運用ノウハウが必要。そして、この先さらに広がっていくネット社会の混乱を防ぐためには、「手間とお金を惜しまない」という姿勢こそが求められている、というわけですね。

あしたの背骨を強くする、いまの投資

道路や橋がなくなると致命的な影響が出るようにデータセンターや通信網もだって一緒。混雑が起こる前に道を拡張しておくように、データの流れがパンクする前に、データセンターを整えておく。それが、将来の混乱を避ける方法であり、同時に新しいビジネスチャンスを生む地ならしでもあるはずです。

今回、三菱商事が大きなファンドを立ち上げたという事実は、「社会の背骨」に本腰を入れようとしている証拠ともいえます。いまやオンラインサービスがなければ成り立たない世界だからこそ、その“裏方”を育てる。道路も鉄道も、当初は「本当にそこまで必要?」と疑問をぶつけられながら整備されたけれど、そのおかげで社会がガラリと変わりました。同じように、データセンターも当たり前のインフラになる日がもうすぐそこまで来ているのでしょう。

情報インフラは目に見えないからこそ、気づきにくい。でも、人々の暮らしを下支えし、ビジネスから行政までを動かす。その背骨をどう強くするかが、これからの課題になっていきます。三菱商事が打ったこの一手は、「ネットが落ちると社会が止まる」未来を回避し、もっと自由に生きられる道を用意するということかもしれません。未来に混乱が起こる前に手を打つ——その大きな決断に、どんな景色が待っているのかが楽しみです。

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