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ファミリーマート システム部門が変える小売の未来


ファミリーマート好調の理由 システム部門が裏で支えていた

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

絶好調ファミマを支える最強システム部門 マーケと店舗の力を最大化 : 日経クロストレンド

※リンク先は日経クロストレンドの記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。


ファミリーマート(以下、ファミマ)は既存店売上高が40カ月連続で前年比プラスを記録するなど、いま絶好調だそうです。実は、この好調の背景に“黒子”のように支えるシステム部門の存在があります。
「ファミペイ」や「次期ストアコンピューター(ストコン)」など、店舗とユーザーを結びつけるテクノロジーを次々に開発し、運用まで手掛ける彼ら。小売店舗が「メディア化」する時代のど真ん中で、ファミマはシステム部門とマーケティング部門が力を合わせているのです。ここが、他社とひと味ちがうところ。いったいどんな仕組みで連携し、成果をあげているのか。この記事から、時代を先どりするヒントが見えてきます。


専門的なキーワードを解説:アジャイルとウォーターフォール

ファミマが「ファミペイ」の開発で取り入れたのは、アジャイルとウォーターフォールという2種類の開発手法を組み合わせるやり方です。ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単にお伝えしましょう。

アジャイル開発
小さく区切った機能を短い期間で開発・テストして、必要があればすぐに修正していく方法。ユーザーや現場の声を早めに取り入れやすいため、スピード勝負のサービス開発に向いています。

ウォーターフォール開発
設計やテストなどの工程を、上から下へ水が落ちるように順番に進めていく方法。一度に大規模なシステムをしっかりと作り込むのが得意で、安全性や信頼性を重視するような場面に向いています。
この2つを組み合わせることで、「スピード」と「安定性」の両立を狙ったのがファミマ流。決済システムなど、お金が絡む部分はとくに慎重を要しますよね。そこで、まずはアジャイル的に小回りを利かせつつ、最終的にはウォーターフォールでしっかり品質を固めたというのです。


“店舗のメディア化”:システム部門の挑戦

いま、小売店がメディアとしての役割を果たす時代に入っています。店舗の陳列棚やレジ横はもちろん、スマホ決済アプリの画面まで、すべてが情報発信の場になる。ファミマの「ファミペイ」には、クーポンやポイント付与といった販促機能はもちろん、広告表示やEC(ネット予約)の入り口など、多岐にわたる機能が詰め込まれています。
その裏側では、従来のPOSシステムや物流管理システムなど、いわば“縁の下の力持ち”が一体となり、店舗オペレーションを高速化・効率化。「次期ストコン」の開発でも、店舗現場の要望を何千件と吸い上げて、約500件に集約して反映しているのだとか。こうしたシステム部門と現場のつながりが、ファミマ好調の土台になっているわけです。


小売とITの融合が生み出す未来

ファミマに限らず、これからの小売業はIT抜きでは語れません。店舗そのものが広告媒体になり、ユーザーの決済データや購買履歴がマーケティングの核になる時代。だからこそ、システム部門がただのサポート役にとどまらず、経営やマーケティングのアイデアを具体化するエンジンの役割を果たしているのです。
面白いのは、ここでの“改革”が、ものすごい先端技術だけに頼るのではなく、「人同士の壁を取り払う」という意外にアナログな発想から始まっていること。専門家やエンジニアだけでなく、営業や店舗運営の担当者ともフラットに意見交換できる場をつくり、現場発のアイデアをすくい上げる。それをシステムとしてすばやくカタチにする。ファミマがやっているのは、そんな当たり前のようでいて、なかなか実現がむずかしい取り組みなのです。
“黒子”と呼ばれるシステム部門が、表舞台に立つマーケや店舗スタッフを支えるだけでなく、企画の初期段階から並走する。これが、大きな波を生み出しているように思えます。小売店舗のデジタル化とメディア化は、ますます進むでしょう。そのとき、ビジネスの成否を左右するのは、システム部門をいかに“同志”として扱うか、そして現場との風通しをいかに良くするか。ファミマの事例は、その先駆けとして学ぶところが多いのではないでしょうか。


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