
ファミマとローソンが描くコンビニECサイト
ファミマEC再参入はなぜいま?
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ファミマEC再参入 PB衣料や雑貨、1000品目:日本経済新聞
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今日は、「ファミマとローソンがEC(電子商取引)に本格参入する」という話題をお届けします。いまや食料品から衣料品まで何でもそろうコンビニが、ネット通販をどう活用しようとしているのか。そこには少し先の未来が見えるんじゃないかなと思います。
ファミリーマートは「ファミマオンライン」というECサイトを近く始めるそうです。実はこれ、ファミマにとっては7年ぶりの再挑戦。かつては「ファミマ・ドット・コム」でチケットやCDなどを売っていたけれど、利用者数が伸び悩んで終了していました。しかし、この数年、コロナ禍をきっかけにECの需要は大きくふくらんだ。だから、もう一度挑む価値があると判断したのでしょう。
この新しいサイトでは、強みである衣料品のプライベートブランド(PB)商品や雑貨など、およそ1000品目もの商品をそろえるとか。コンビニに置ききれないサイズ違いや色違いなども、ECならたっぷり紹介できます。ファミペイというアプリとも連動しているから、お店に行かなくても自宅に届けてもらえるのは、ありがたいですね。
ローソンのギフトサイトが切り開く可能性
ローソンは3月4日にECサイトをオープンさせるとのこと。こちらは主にギフトが中心。中元や歳暮に力を入れて、さらにローソンファームで採れた野菜やフルーツ、グループ会社の成城石井が扱う商品なども注文できるようになる。今まで店頭で紙のカタログを見ていたような人も、ネットならじっくり選んで注文できるので便利ですよね。
コンビニがギフトをECで扱うのは、それだけ需要があるという証拠でしょう。贈り物といえば百貨店というイメージがあったけれど、最近は「コンビニのほうが行きやすい」という人も増えています。そんな習慣の変化に寄り添う戦略が始まった、というわけです。
専門用語をひとつ──「PB(プライベートブランド)」って何?
記事に出てきた「PB衣料品」は、小売業者自身が企画・開発して独自のブランド名で売る商品のこと。コンビニのケースだと、ファミマの独自ブランドのパンツやジャケット、靴下などを指します。メーカー品とは違い、中間コストを抑えたり売り場の特徴に合わせた企画ができるなどのメリットがあります。

コンビニ出店の限界とECへの注目
どうしてコンビニ各社がECに真剣になるかというと、日本国内のコンビニ数はすでに飽和気味だからです。人口減や人手不足で、次々と新しい店舗を出せる時代ではなくなっています。それなら、ネットを活用しようという流れです。
経済産業省のデータによれば、物販系ECの市場規模はどんどん伸びていて、中でも食品、飲料、衣類などの分野が特に好調らしい。Amazonや専門店のECが充実していく中、「近くて便利」がウリだったコンビニはどう変わるのか。その答えの一つが、ECを自前で充実させること、というわけです。
つながる「リアル」と「ネット」の未来
もしファミマやローソンのECがうまくいったら、私たちの買い物スタイルは一段と便利になるでしょう。服も食料品も雑貨も、好きな方法で受け取れたり、時には店舗で実物を確かめたり。コンビニは街中のインフラとして定着しているので、自宅配送と店舗受け取りをスムーズにつなぎやすい土壌があります。
一方で、デジタルを活用するとなると、顧客のデータ管理や配達網の整備など課題もいっぱい。たとえば個人事業主を配達員にするサービスが今後どうなるのかは、まだはっきりしていません。でも、どんな苦労があっても「生活のなかで一番使いやすい」形を作ること。それがコンビニがECに乗り出す本当の狙いなのかもしれません。
まとめると、コンビニのEC参入は「限られた店舗面積の壁」を越え、「ネット時代の便利」を取り込むための大きな一歩。これによって、リアル店舗とオンラインの境界はどんどん薄まっていくんだろうなと感じます。まるで、いつでもすぐそばにあるコンビニが、スマホの中にも生まれるような、そんな時代がやってきそうです。
そんなふうに読んでみると、この記事が教えてくれるのは「これからのコンビニは、お店とネットが手をつないでさらに面白くなる」ということじゃないでしょうか。コンビニ好きの私は、ちょっとワクワクしてしまいます。これからどんな商品が並ぶのか、どんなサービスが加わるのか。これまで以上に、未来を垣間見る場所として「ファミマオンライン」やローソンのECサイトをのぞいてみたいと思います。
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