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LINEヤフーが描く新しい生活のかたち

スマホで「何でも」完結する未来

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

〈TheStrategy〉LINEヤフー「自律AI」挑む:日本経済新聞

※リンク先は日本経済新聞の記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。

LINEヤフーが、主力サービスであるコミュニケーションアプリ「LINE」に自律的に動くAI(人工知能)を搭載するかもしれない――。そんなニュースが日経新聞の記事で報じられています。いまやSNSやチャットアプリは情報交換の“入り口”として当たり前になりつつありますが、LINEヤフーはここにさらに「自律AIエージェント」という技術を組み込み、利用者が日常生活のあらゆる場面で「スマホ1台ですべて完結する世界」を目指しているようです。旅行の手配から決済、細かなスケジュール管理まで、一気通貫でAIがサポートしてくれたら――想像しただけでもちょっとわくわくしますね。

自律AIエージェントとは何だろう?

記事の中でカギとなっている「AIエージェント」という専門用語。ざっくり言うと、人間の指示がなくても自分で考え、動いてくれるAIのことを指します。たとえば、「旅行コンシェルジュ」と呼ばれるようなサービスでは、利用者が「北海道で温泉に行きたい」と音声入力するだけで、AIが最適な旅程を自動で組み立てたり、宿泊先の予約やお支払いまでを済ませてくれる。「ついでに、その近くで人気のスイーツ店も探しておきましたよ」なんていう、“気が利く秘書”のような役割まで担う可能性もあるんです。

いまのAIが得意とするのは、過去データの分析やパターンの学習でした。しかし「自律AIエージェント」になると、ただの分析だけではなく、利用者の好みを学んで“先回り”した提案や判断を自ら行う。これこそ、新しい時代のテクノロジーの醍醐味かもしれません。

「情報漏洩」の傷を乗り越えて

もっとも、LINEヤフーには乗り越えなければならない課題がありました。以前から情報漏洩やセキュリティ面でのトラブルが続き、ユーザーの信頼を揺るがしたことがあるのです。日経新聞の記事によると、これらの問題に対しては再発防止策をまとめ、段階的に実行に移している最中とのこと。ソフトバンク、ネイバーという親会社や提携先との関係整理も含めて、今後しっかりと乗り越えていかなければなりません。テック企業が抱える“便利さとリスク”のせめぎ合いは、ここ数年の大きなテーマでもありますよね。

「ID連携」と「TOB」――さらに広がる可能性

もうひとつ、記事内でよく出てくる単語が「ID連携」。これは、PayPayなど他サービスのアカウント情報(ID)をLINEとひも付けして、相互に行き来できるようにする取り組みを指します。たとえば、LINEで支払いをしたり、PayPayで受け取ったポイントをLINEの決済に使ったり、サービス同士をスムーズにつなぐわけです。

さらに「TOB(株式公開買い付け)」という言葉も登場します。これは企業がほかの会社を買収・子会社化するときに、株式市場でその会社の株を一定期間買い集める手段のことです。今回LINEヤフーはEC(電子商取引)関連の企業をTOBで完全子会社化する動きがあるようで、自社のネットワークを海外にも広げようとしている。テクノロジー企業にとっては成長投資が欠かせませんが、その“アクセルの踏み方”に業界の注目が集まっています。

人とAIの「共生」という新しい当たり前

SNSが浸透し、スマホアプリであらゆることを済ませられる時代において、ユーザーはどれだけ手軽にサービスを享受できるかを重視するようになりました。短い動画が世界的に流行すれば、写真中心のサービスが伸び悩むように、いつの間にか「便利」と思っていたものが別の勢力に取って代わられることは珍しくありません。そんな激動の舞台で、LINEヤフーは「すべてを完結する」プラットフォームになろうとしています。それは、単なるサービス競争だけでなく、人々の生活スタイルそのものを変えてしまう力を秘めています。

AIエージェントが実用化されれば、私たちがわざわざ考えたり選んだりする手間が、どんどん省かれていくかもしれません。たとえば、旅行のプランをAIが全自動で作ってくれたら、「どこに行くか悩む時間」がなくなるわけです。これは便利な反面、自分が本当に欲しいものを見極める感覚が鈍ってしまうリスクもあるでしょう。

しかし、時代はどんどん先へ進みます。LINEヤフーのような巨大テック企業が、便利な“生活圏”を構築しようとするのは、自然な流れとも言えます。情報漏洩やID連携の課題をクリアし、投資を大胆に進めることで、私たちの生活がまた一段と変わっていくのは間違いありません。

「人とAIが一緒に生きる」というのは、もう遠い未来の話ではなく、私たちの目の前にある“新しい当たり前”になりつつある。その“当たり前”をどう受け止め、どう活かすのか。企業もユーザーも、試されるのはここからなのかもしれませんね。

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