
デジカメがもう一度、主役に動画と3Dで新時代
デジタルカメラ市場が回復? まずはざっくり解説
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24年世界出荷数 デジカメ7年ぶり増、動画下支え :日経MJ
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デジタルカメラって、ここ数年は「スマホで十分」って声に押されてしょんぼりしていた印象がありました。ところが、最近の世界出荷台数の見通しを追ってみると、2024年には7年ぶりにプラス成長になるそうなんです。とくに「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」も伸びていて、前年比9%台の増加。
なんでこんなに元気が出てきたのか。キーワードはずばり「動画」です。SNSやYouTube、そしていろんな動画共有サービスで、人が「撮る」だけじゃなく「見せる」ことを楽しむ機会が増えています。そこで「スマホでも十分きれい、でももうちょっと質を追求したい」という欲求が高まって、デジカメに手を伸ばす人が増えている、というわけなんですね。カメラのなかでも軽くて、レンズと本体が一体になっているコンデジは手軽さで魅力十分。まさかの「カメラ回帰」ブームが起きつつあるようです。
レンズ交換いらず? それでも妥協しない「プロ映像品質」
「スマホの画質、かなりいいんだけど、やっぱり限界もあるのか」と思う瞬間、実はありますよね。とくに動画を大画面に映したり編集でいじったりすると、細部の画質がどうしても荒れてしまうことがある。そこを補ってくれるのが、大型の画像センサーを積んだデジカメ。
しかも最近のミラーレス一眼やコンデジは動画撮影でもかなりの高品質。プロユースでも「もうこれで十分」と言われるほどのスペックを持っているんだとか。スマホと使い分ければ、映像の世界がもっと広がりそうです。
専門用語、ちょっと噛みくだいてみよう
ミラーレス一眼
一眼レフのようにカメラ内に反射鏡をもたず、軽量かつコンパクトな構造のカメラのこと。反射鏡がないぶん、撮影時のブレが減らせたり、持ち運びがラクだったりするのが魅力。
3D・VR撮影
3次元や仮想現実を前提とした立体映像の撮影技術。たとえば「VRゴーグル」で見たときに、被写体が飛び出してくるような臨場感が体験できる。カメラメーカー各社が開発を進めていて、今後ますます注目される分野。

この記事から見えてくる時代背景
どうやら世界規模で見ると、スマホだけでは満足できないという人が増えているらしい。SNSが広がり、誰もが手軽に動画を共有する時代だからこそ、逆に「もうちょっと撮影そのものを楽しみたい」「もっと凝った映像をつくりたい」という流れが生まれているのかもしれません。
ここに、カメラメーカーとしては「それなら高性能カメラをどうぞ」と応える絶好のチャンスがある。しかも3DやVRに対応する新しいレンズを発売すれば、さらに先を行く「撮影体験」が待っていそうです。かつてのカメラブームとはまた違った角度で、映像を楽しむ空気が育っている――そんな変化を感じます。
デジカメとスマホがつくる「二刀流」の楽しみ
スマホはいつでもどこでも便利。でも、あえてデジカメを持ち歩くと「撮る」という行為の重みが変わります。たとえば旅行先、スマホだけじゃなくて、きちんとカメラを構えて撮る。すると、景色を見る視線や構図を考える瞬間にゆとりが生まれるんですよね。
そして、その「ちょっと面倒だけど本格的」ってところにこそ、今、ニーズが向かっているんじゃないかな、とぼくは感じています。SNSや動画配信の時代だからこそ、むしろ一手間かけた撮影が注目される。デジカメの世界が息を吹き返したのは、そんな風潮をうまく取り込んだからなのでしょう。
撮影の入り口をスマホが広げ、そこから一歩踏み出す人がデジカメに移る。さらに拡張された「3D」や「VR」の映像体験が待ち構える。まるでカメラがまた新しい部屋のドアを開けて、「こっちにこんな世界もあるよ」と誘っているような感じがします。
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