
三井物産のAIコンサルが開く新時代――
生成AIがもたらす「次の一手」
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今回の記事で報じられている「三井物産がAIコンサル事業に参入する」という話題。大きな企業がAIを使ったコンサルティングを始めるというだけでもわくわくしますが、その狙いはとても具体的です。
生成AI(人工知能)の活用で新しい事業アイデアを生み出すこと、そして、デジタル人材の育成やマーケティングなどを支援する、というのです。さらに、社内外の専門会社を統合して、より強い体制をつくろうとしている。これぞ「まとめて面倒をみる」感じがして、なんだか大きなおにぎりをにぎっているみたいだなと思ってしまいます。
2030年3月期までには売上高100億円以上を目指すという目標も掲げられていて、その意気込みの強さがうかがえます。日本の巨大商社の一角が、AIによる未来づくりに本気で打って出る。ちょっと大げさにいえば、日本の大企業全体が、DX(デジタルトランスフォーメーション)の潮流に本格参戦している象徴のように思えます。
「生成AI」って何だろう?
記事のなかで何度か出てくるキーワードのひとつが「生成AI」。これは、入力されたデータ(テキストや画像など)をもとに、新しい文や画像、アイデアを作り出すAI技術のことです。たとえば文章でいえば、「猫はなぜ飼い主よりも自由か」というテーマを与えると、AIが関連情報を学習し、新たな視点やストーリーを生み出して文章を出力してくれる。まだまだ発展途上ですが、まるで人間が考えたような文章を生成することから「生成AI」と呼ばれています。
DXと成果報酬型コンサルの意味
さらに、記事には「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「成果報酬型」などの言葉も登場します。
DX(デジタルトランスフォーメーション):
データやデジタル技術を活用して企業や社会の仕組みを変革すること。たとえば、AIによってマーケティング手法を変えたり、新しいビジネスモデルをつくったりする取り組みがこれにあたります。
成果報酬型
コンサルティングにかかった時間や人数をベースに料金を決めるのではなく、実際の成果や目標達成度に応じて報酬を決める方式。企業が「ちゃんと結果を出せるのだろうか?」という不安を抱えているとき、成果報酬型なら「結果が出なかったら報酬は抑えられる」という安心感があるわけです。

記事から垣間見える時代背景
ひと昔前まで、AIというと「難しい研究者の世界」か「ちょっとしたおもしろアプリ」の話だった気がします。ところが今、企業の本気度が違います。大きな商社が自社だけでなく、顧客やパートナー企業のデータ活用を支援し、さらには新しい事業を丸ごと共同で生み出そうとしている。
これは「技術屋だけでなく、経営や人材育成、果ては社会全体までを巻き込むのがAI活用の本質だ」という時代の合図のようにも思えます。言うなれば、AIは道具にとどまらず、考え方そのものを変える存在になろうとしているのです。
「自分もコンサルする側」に
記事を読んでいて気づくのは、三井物産が提供するのは「解決策」だけではなく、「学び方」や「使い方」までを視野に入れているところです。つまり、サービス終了後も顧客が自立してデータ活用を続けられるような仕組みづくりをめざしている。これは一朝一夕にはできないわけで、だからこそ自前の専門会社を統合し、さまざまなノウハウを集めているのでしょう。
近い将来、企業にかぎらず個人も「AIをどう自分の仕事や生活に取り入れるか」を考える時代がやってくるのではないか、と。たとえばフリーランスでも、AIを使ってデザインを考えたり、コピーを書く発想を手伝ってもらったり。そうやって「自分もコンサルする側」になる選択肢だってあり得るわけです。
結局のところ、AIは道具です。でも、その道具をどう使うかで、自分たちの未来が大きく変わる。今回の三井物産の取り組みは、その可能性を大企業というスケールで実験してみるという宣言のようにも映ります。そこに「わたしも参加できる可能性がある」と考えると、やっぱりわくわくするのです。
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