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ゼロから始まる、大学生の営業奮闘記

ビジネスの真ん中に飛び込む理由

初めまして、大学三年生の僕です。じつは最初、営業の世界に飛び込むなんて考えたこともありませんでした。でも、ある企業の方が「何かを“売る”ことはビジネスの根本。営業力を身につけた人こそが真のビジネスマンなんだよ」と言うんです。はじめは「ふーん…」くらいに思っていましたが、よく考えると企業は「誰かに何かを届ける」ことで成り立っていますよね。商品やサービスだけでなく、アイデアや企画も誰かに届くことではじめて意味が生まれる。そこに気づいたら、「やってみるしかない!」と急にスイッチが入りました。

テレアポが鍛える粘り強さ

いざ始めてみると、まずは企業に電話をかけて面会の約束(アポイント)を取る必要があると知ってビビりました。友達と遊ぶ約束をするのとはわけが違います。慣れない敬語にテンパりながら「失礼します…」を連発しては断られる日々。でも不思議と、「次こそ!」と自分を奮い立たせているうちに、気づけば図太くなってくるんですよね。落ち込んでる場合じゃない、と開き直って何度も挑戦を重ねた結果、少しずつ話し方もスムーズになっていきました。

初アポの高揚と“手ぶら”の衝撃

そしてようやく企業に会いに行く約束が取れたときは、正直言葉にできないくらいワクワクしました。自分でつかんだチャンスだからこそ、「ここで結果を出したい!」って燃えるんです。ところが、実際に出向いてみると想定外のことが起こるのも営業の醍醐味。ある日はカバンの中を確認し忘れて、資料もパソコンも置いてきてしまったんです。つまり、“手ぶら”。それに気づいたのが現地に着いてからなんて最悪ですよね。でもなぜか熱意だけで押し切れたのか、相手の社長まで登場してくれて、「面白そうだね」と言ってもらえたのは本当に救いでした。

失敗が導く成長の法則

もちろん、すべてがうまくいくわけじゃありません。テンションが上がりすぎて自分の話ばかりしてしまい、「ウチとしては何を望んでいるの?」と冷たく返されたこともあります。でも、そのおかげで「相手のニーズを聞く」ことの重要性を学びました。営業って、一方的に押しつけるものじゃなくて、相手の抱える課題や希望を理解するところから始まるんですよね。

大学生ならではの武器を磨け!

さらに、大学生の営業は名刺すら持っていないので怪しまれることもしょっちゅうです。でも、そこであきらめずに「若い視点でこんなアイデアが出せます!」とアピールしてみたら、意外と「それはいいね」と言ってもらえることがあるんです。少しずつステップを踏むうちに、「何かを売る」行為がただの押し売りではなく、相手との信頼関係づくりでもあると実感するようになりました。

挑戦はまだ終わらない

失敗も多いですが、ゼロから結果を出せたときの達成感は本当に特別です。飛び込んでしまえば案外なんとかなることもあるし、その過程で身につく「人に伝える力」は将来の大きな武器になると思います。「営業って大変そう…」と敬遠していた昔の自分に「やってみなよ」と言いたいくらいです。そして、僕の営業奮闘記はまだまだ続きます。次にどんな企業と出会い、どんな提案が生まれるのか――そのワクワクを追いかけて、今日も営業に励んでいます。