今日の労働市場において、社員が心から働きやすいと感じる環境の提供は、企業の成功のカギとなっています。 この新しい波に乗り、豊田合成九州では、ワークライフバランスを重視し、前向きな変革を推し進めています。
豊田合成九州では「働きやすい職場」をどのように定義し、実現するためにどのような斬新な取り組みを行っているのか。ワークライフバランスの充実、社内コミュニケーションの活性化、そして充実した教育と研修の提供。これらの取り組みが、社員にとっての職場の魅力をどのように引き上げ、職場環境をより明るく、協力的なものに変えているのかを探求していきます。
豊田合成九州株式会社
川村さん
川村さん:職場での働きにくさが社員の心身に深刻なストレスを与えているということは、学生の皆さんでも理解できると思います。長時間働くことが当たり前になっている環境では、身体への負担はもちろん、睡眠不足や家族との時間が削られ、疲労がどんどん蓄積されてしまうんです。最近では、働き方改革やコロナ禍をきっかけに業種によってはテレワークが増えて、働き方も大きく変わってきていますよね。テレワークで働きやすさを感じる人もいれば、逆にメンタルの不調に陥る人もいます。簡単に相談できなかったり、労務管理が難しくて長時間労働になってしまうこともあるのかもしれません。だからこそ、働きやすい職場をつくるためには、職場環境や労働環境の見直しが必要だと思っています。
働きやすい職場づくりのゴールは、社員が伸びのびと働けることです。
これは、モチベーションがアップできる環境でもあり、企業全体のパフォーマンスが継続的に向上することだとも言えます。社員にとっても、企業にとっても良いからこそ、多くの企業が目指しているのではないでしょうか。
川村さん:そうなんです!『会社に来るのが楽しくてしょうがない!』と思えるような環境作りに取り組んでいます。このプロジェクトの核となっているのが、『Eノリ委員会』です。
川村さん:Eノリとは『Enjoyしてノリの良い会社づくり』の略です。この委員会では、社員が自分たちの理想とする会社についてのアイデアを提案できるんです。
川村さん:実際に様々な企画が委員会から生まれています。佐賀県武雄市にある佐賀工場は、自動車のエンブレムやエアバッグのインフレーターなどを生産している施設なのですが、ここでは、社員間のコミュニケーションと絆を深めるためのイベントとして、昼休みにキッチンカーを呼んで無料イベントを開催するという素晴らしいアイデアが社員から生まれました。職場は普段にはない特別な活気に満ち溢れ、充実した時間を過ごすことができました。キッチンカーで提供された美味しいカレーを一緒に味わい、ビンゴ大会で盛り上がることができました。このイベントには、たまたま出張で佐賀に来ていた他工場の社員も参加し、会場では社員同士の積極的な交流と笑顔でいっぱいになっていました。
このような活動は、社員同士の絆を深め、豊田合成九州の一体感を強化する貴重な機会となっています。Eノリ活動は、会社に来るのが楽しみになるようなポジティブな職場環境を作り出してくれていると感じます。そして、この活動を通じて、普段は関わることのないメンバーと知り合い、結束を深めていける。これこそが、会社の一体感をより強化することにもつながっているんです。
川村さん:はい、実際に実施した企画の様子はInstagramで紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
川村さん:まず、生産性の向上が大きなポイントです。厚生労働省の研究によれば、有給休暇の取得率が上がっても生産性が落ちていないというデータがあります。これは、働きやすい環境が社員の心身の健康を守り、その結果として仕事のパフォーマンスが上がるからなんです。
次に、離職率の低下も期待できると思います。労働時間の短縮や休暇の取得促進などの施策は社員の定着に効果があるとされています。豊田合成九州では、有給休暇を含めて9連休などの長期休暇を積極的に取得推進しています。
このような活動を取り組むことで、企業としての魅力が生まれてくるのではないでしょうか。結果として、求職者の増加へとつながってきますし、働きやすい職場は、多様な人財の獲得にもつながってきます。
今後はワークライフバランスの充実を目指していくこともそうですが、仕事を楽しいと感じてもらえることが大事だと考えています。そのために、Eノリなどを通して、社内コミュニケーションが更にスムーズになっていくことを期待しています。社員間のコミュニケーションがうまくいかないと、チームワークが損なわれ、ミスが生じやすくなります。働きやすい職場では、立場に関わらず全員が円滑にコミュニケーションを取ることができます。
結果として、ミスも少なくポジティブな気持ちで業務に取り組めることが増えてくるわけです。
これを実現するために、社内イベントやミーティングの形式を見直し、よりオープンで参加しやすい環境を作ったり、社員が気軽に他部署の人たちと交流のできる社内工場見学なども進めています。
これにより、上司や部下、異なる部署の社員同士でも、互いに意見を交わしやすくなるのではと期待しています。
もちろん、楽しいという要素ばかりではなく、教育や研修体制も整えていく努力を行っています。現在、豊田合成九州では、社内に教育専用サイト「TGKU」(Toyoda Gosei Kyushu University)を立ち上げ、 スキルや経験に応じた専門教育 ・疑似体験型教育ツール ・個々の成長意向を支援するための無料研修システム (4,000講座のカリキュラムを受講可)
など、多くの教育機会を提供しています。新人研修や部署の研修だけではなく、個人のスキルアップにつながる機会を多く提供することで、社員個人の自己実現や成長を達成する手助けを行っています。
社員が成長を実感できることは、会社で働く上で非常に大切なことだと思います。充実した研修などを受けられることは、会社にサポートされているという安心感を与えるだけではなく、仕事への意欲も持ちやすくなるではないでしょうか。
川村さん:就職活動や転職活動は人生の大きな転機です。働きやすい職場を求めるとき、私たち豊田合成九州が行っているような取り組みを参考にしてください。働きやすさは、ただ快適な環境があるということではありません。自己成長、チームワーク、そして仕事の達成感が重要です。
仕事を選ぶ際は、ただの職務内容だけでなく、その会社がどのような研修制度を提供しているか、社員の成長をどのようにサポートしているかを見ることも大切です。研修や教育機会は、自己実現のチャンスです。また、社内のコミュニケーションやチームワークに重点を置いている企業は、仕事の楽しさと達成感を提供してくれることでしょう。
私たち豊田合成九州では、社員が楽しく働ける環境を作ることに力を入れています。これは、ワークライフバランスだけでなく、職場の雰囲気や教育機会にも反映されています。あなたがこれからのキャリアで大切にすべきは、自分自身が成長し、楽しく働ける環境を見つけることです。自己成長を促し、働きがいを感じられる会社を選ぶことが、あなたのキャリアにおいて最も重要です。
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