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『行動力』が私を変える! | 福岡県で就活・転職に役立つ情報満載Vamos (バモス)
『行動力』が私を変える!

『行動力』が私を変える!

今回、WebマガジンVamosは、北九州エリアを拠点にショッピングローン事業を展開している九州日本信販株式会社にインタビューを実施しました。1957年の設立以来、65年に渡り顧客の信頼を築き上げ、現在では会員数が226,000名に達しています。キャッシュレス社会への移行が進む中で、決済ニーズは多様化しています。九州日本信販株式会社は、長年にわたる信頼と実績、充実した加盟店ネットワークを活かし、地域社会にさらなる貢献を目指して新しいサービスを展開することが期待されています。   

同社の経営理念は「全員が誇りを持ち、やりがいを感じながら幸せを追求する」というもの。社員一人ひとりが誇りとやりがいを持って働けるような環境を整えるため、働きやすさを重視した職場環境と各種制度を導入しています。   

今回のインタビューでは、2018年に入社されて人事総務グループで活躍する大西さんに、そのキャリアパスと仕事に対する姿勢についてお話を伺いました。組織を支え、後輩の育成にも力を入れながら、自身の業務に精力的に取り組む大西さん。多忙な日々の中で何を重視し、どのようにしてプロフェッショナルとして成長してきたのか、その秘訣に迫ります。 

キャリアを築く上で直面する課題や不安に対して、どのように向き合い、乗り越えていくかという点で就活生・転職活動中の読者にはきっと参考になるはずです。 

  • 人事総務グループの一員として組織を支え、後輩の育成にも力を入れながら、自身の業務にも精力的に取り組んでいますね。多忙でありながら、仕事で特に重要視している点は何ですか? 

大西さん:重要だと思うのは、何よりも行動力です。学生時代、私は人前で積極的に行動するタイプではなく、入社後も自らを前面に押し出すよりは、自分の担当業務に集中するスタイルでした。しかし、入社して4年が経ち、係長への昇進の話を受けた時、実は大きな不安を感じました。その不安を乗り越えるためには、「できない」と否定的になるのではなく「この仕事が誰かの役に立つかもしれない」という前向きな思考が大切だと気づきました。 

  • 前向きな思考に切り替えることで不安を乗り越えたんですね。チャレンンジ精神に火がついたイメージでしょうか。

大西さん:そうですね!チャレンジには多様なアプローチがあると思います。昇進を目指して挑戦する人もいますが、私のように「みんなのサポートになるかもしれない」という観点からチャレンジすることも重要だと感じています。実際、この考え方から、ほとんどの人にはチャレンジ精神が備わっているんだと思います。九州日本信販においては、自分の意見を自由に表現しやすい環境があり、私も積極的に意見を出せるようになりました。 

  • 実際に、そのチャレンジ精神を発揮した具体的な経験はありますか?

大西さん:給与計算システムの全面的な刷新と、勤怠管理システムの改変・導入ではチャレンジ精神が求められました。このプロジェクトでは外部のコンサルタントと協力し、複雑な課題に取り組みました。まず、私たちは組織にとって現行システムの課題点を洗い出し、新しいシステムがどのようにそれらの課題を解決し、生産性を向上させるかを徹底的に分析しました。これにより、効率的で効果的な事務作業の仕組みを構築することが私たちの目標となりました。 

  • 専門的な知識や経験などが必要そうな難しいプロジェクトでしたね。 

大西さん:そうですね。正直なところ、このプロジェクトが自分に務まるのかどうか、かなり不安を感じていました。誰かに代わってもらって、その完成形を利用して業務効率を高めたいという思いも頭に何度も浮かびましたね。それでも、プロジェクトが成功すれば、それが直接社内の多くの人々をサポートすることにつながるという認識が、私を前進させる原動力となりました。どんなお仕事でも、絶えず新しい技術が生まれ、新しい挑戦が常にあると思います。仕事を頑張るとは、挑戦するということなのかもしれません。新たな挑戦には必ず不安が伴いますが、それを乗り越えた先には、多くの人々の役に立つ大きな成果が待っていると強く思いました。 

  • チャレンジを受け入れ、自己の成長につなげることの重要性が伝わってきます。新しい挑戦に向けた第一歩を踏み出す際、不安やネガティブな感情を持つ学生も多いと思います。そういった感情に直面した時、どのように対処するのが効果的だと思われますか? 

大西さん:ネガティブな感情を持つこと自体は決して悪いことではないと思います。それは慎重であり、注意深く、物事をしっかりと見極める姿勢の表れです。しかし、他人の言葉や評価によってネガティブな感情に囚われる必要はないと思います。大切なのは経験を積むことで、新たな可能性を拓くことです。失敗を恐れることは自然ですが、その経験を通じて成長し、成功へと近づく姿を想像することが重要なのではないでしょうか。この想像は成功への道のりにおいて不可欠です。ネガティブな考え方を自分の強みに変える方法を見つけることが、成長への鍵となります。新しいことに挑戦することを避けるのではなく、どんな小さな一歩でも前に進むことが大切です。「やらない後悔」は、「やってみての失敗」よりも辛いものですよね。実際にやってみると、思っていたよりも多くのことができるものです。 

私自身も、元々は人見知りで控えめな性格でしたが、誰かのためにと思う気持ちから挑戦を続けることで自信を持つようになりました。これは新しいことに積極的に取り組むことで得られた、大きな成果の一つです。 

  • ネガティブな感情を前向きな成長の糧に変える姿勢、そして小さな一歩から大きな成果を積み重ねていく過程は、参考になります。新しいチャレンジで困難な状況が生じたとき、具体的にどのようなステップで問題解決に取り組まれるのでしょうか? 

大西さん: 困難な状況に直面した際、私が心掛けているのは、まずは先輩や上司に積極的に相談し、協力を求めることです。ただし、協力を求める際には、自分の意見や考えを明確に伝えることが重要です。単に「どうすればいいですか?」と尋ねるのではなく、自分なりの解決策や考えを提示し、その上でアドバイスを求めるようにしています。これにより、相手も自分の考えを出しやすくなります。このようなコミュニケーションスキルは、周囲の先輩や書籍などから学んできました。現代は情報収集が容易ですが、重要なのはその情報をどう活用し、実際に行動に移すかです。そういう点ではインプットだけでなくアウトプットという行動力が重要になってきます。 

また、プライドを持ちすぎず、周りの人からのアドバイスを素直に受け入れることも大切です。誤りを指摘された時は素直に認め、知らないことがあれば遠慮なく質問することが重要です。このような素直さと同時に、自分が決めたことに対する強い意志を持ち、他人に流されないことが大事になってくると思います。自分の感情や意志を尊重し、自身の信念に基づいて行動することで、困難な状況を乗り越え、成長へとつながるはずです。 

  • 先輩や上司に自分の考えを明確に伝えつつ協力を求める方法は、多くの人にとって実践的なアドバイスになると思います。困難な状況に直面した時にも、自分自身を信じ、前進し続ける力が感じられます。それでは、最後に就活・転職活動を控えた読者へ一言お願いします。 

大西さん:就職活動・転職活動は、受け身の過程ではなく積極的に行動あるのみだと思います。自分自身が選択する側であるということを忘れてはいけません。自分に合った企業を選ぶためには、きちんとした目利きが必要です。多くの選考を経験することで、自分が何を重視し、何を望んでいるのかがはっきりしてくることもあります。考えることも大事ですが、多くの企業でたくさんの人と会うことで見えてくる自分の本質があるはずです。 

例えば、体育会系の文化を好むことに気づいたり、選考が進む中で企業文化に惹かれることもあるはずです。これは、就活や転職活動を通じて自分自身を理解し、新たな自分を発見したということでもあると思います。行動を起こすことで、自分でも気づかなかった新しい面を発見し、自分に最適な環境を見つけることができるはずです。行動力を持って積極的に挑戦し、自分に合った道を見つけてください。その過程が、新しい自分自身を形作る大きな一歩となるはずです。 頑張ってください! 

取材協力:
大西さん
九州日本信販株式会社
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