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就活にも活かせる!営業を通しての成長とは | 福岡県で就活・転職に役立つ情報満載Vamos (バモス)
就活にも活かせる!営業を通しての成長とは

就活にも活かせる!営業を通しての成長とは

リクルートマガジンVamos(バモス)の今回のインタビューは、 

創業から140年の歴史を誇る株式会社デンヒチ。 

九州・山口地域の工務店やリフォーム会社に対し、国内外300社以上のメーカーから住宅設備機器や建材を供給するリフォーム支援商社です。デンヒチの目指す道は、変化と成長を続け、他社には真似のできないサービスと新たな価値を創造すること。 

今回のインタビューでは、デンヒチで6年目を迎える営業担当、真鍋さんにフォーカスを当てます。入社4年目にして年間営業成績No.1となりMVPを獲得した彼のキャリアは、まさに「営業を通して成長」の体現者。就活生や転職活動中の方にとって、大いに参考になるはずです。 

株式会社デンヒチ

  • 現在デンヒチに入社されて6年目、素晴らしいキャリアの中で、特に一昨年のMVP獲得は印象的ですね。 今回のインタビューでは、営業のお仕事のやりがいなどを聞いていきたいと思っています。まずは、デンヒチを選ばれた理由などを教えてください。 

真鍋さん:偶然参加した企業説明会がきっかけです。人事の方々と若手社員たちが互いに和気あいあいと交流しているのを目の当たりにし、その場の雰囲気がとても心地良かったんです。そこで感じたのは、ただの楽しさだけではなく、互いを尊重し合う文化、チームとしての一体感。これらが私の心に深く響きました。 

また、仕事を選ぶ上で私にとって大切なのは「安心感」でした。 

説明会ではどの企業も自社の職場環境について話されると思うのですが、デンヒチではその雰囲気が具体的で、言葉以上のものを感じさせてくれました。説明会で見た若手社員の皆さんの目は輝いていて、そこにはただ楽しいだけではなく、成長と挑戦への意欲があふれているように感じたんです。私もそんな環境で働きたいと強く感じました。それが、デンヒチを選んだ大きな理由ですね。 

  • 会社の文化や雰囲気が、実際に働く場所を選ぶ上で非常に重要ですよね。 そういった環境はキャリアにおける成長と成功には必要だと感じます。 就職活動では営業職を中心に探されていたのですか? 

真鍋さん:はい、営業職を中心に就職活動をしていました。理由は、自分自身の性格などを考慮した結果です。事務・デスクワークもそれぞれの役割と重要性があり、多くの人にとって魅力的な職種だと思います。ひとつのことに専門的にとことん追求するイメージのある事務職は、自分の性格的には得意ではないと考えていました。 

人と直接コミュニケーションを取ることでエネルギーを得るタイプなので、営業職を中心に探していましたね。顧客との対面や外での活動が多く、これが私の向上心にマッチしていると考えていました。また、顧客のニーズを直接聞いて解決策を提案するプロセスに大きな魅力も感じていました。営業職での経験を通じて、人々の生活やビジネスにポジティブな影響を与えることに、大きなやりがいを見出していました。 

  • 真鍋さんにとって、営業職は自身の性格や向上心にマッチしているということですね。確かに、直接的なコミュニケーションと外での活動は、エネルギッシュな方にはとても合っていると思います。実際に営業をされてみてどうでしたか? 

真鍋さん:実際の営業活動は私の期待を遥かに超えていました。毎日が新しい刺激と学びの連続で、学生時代に想像していた営業のイメージよりもっと“やりがい”を持って仕事ができています。

特に楽しいのは、お客様との関係構築です。仕事の話だけではなく、個人的な話題で盛り上がったり、地域のイベントや趣味の話で親しくなることがよくあります。そういったコミュニケーションを通じて、ビジネスの機会が生まれる瞬間は最高ですね。スタートは仕事を通しての関係性だったものが、時間と共にビジネス関係を超えた、もっと深い人間関係が築けることが、営業職の醍醐味だと思っています。 

例えば、ある時、音楽の話で盛り上がったお客様とは、それがきっかけで仕事だけでなく、食事にも行かせていただく仲になることができました。このように、日々の小さな会話から生まれる信頼関係が、結果的に大きなビジネスチャンスにつながるだけでなく、いろいろな人たちとの出会いにもなっています。 

  • 素晴らしい経験ですね。お客様との関係構築を通じて、営業が単なる仕事を超えたものになっているというお話は、特に印象的です。仕事と個人的な関係のバランスを取りながら、信頼とビジネスチャンスを生み出すプロセスは、営業職の大きな魅力の一つと言えますね。この点について、真鍋さんは学生時代から初対面の人と会うことに自信がありましたか? 

真鍋さん:実は、初対面の人とのコミュニケーションは苦手でした。でも、様々な人との会話の機会を積極的に作ることで、徐々にその苦手意識を克服してきました。特に新入社員時代には、上司や先輩、メーカーの方々と同行する機会が多く、先輩方のコミュニケーションスタイルや所作を学びながら、お客様との関係構築を学んでいきました。その経験が、今では初対面の人とも自信を持って話せるようになる大きな助けになりました。 

このプロセスは、就職活動の時も同様でした。集団面接やグループディスカッションは、一つ一つが学びの場と捉えていました。他の学生がどのような返答をするのかを注意深く聞き、それから学び、次の面接に活かしていきました。最初は緊張のために思うように話せなかった面接でも、回を重ねるごとに自分の考えをしっかりと伝える力が身についていきました。内定を勝ち取る過程で、対話スキルの重要性を深く実感しましたね。そして、このスキルは社会人としての日々でも同様に重要であり、私の営業活動においても、非常に役立っています。 

  • コミュニケーションスキルを磨く過程でのご経験は、就活生にとって参考になると思います。新入社員時代に上司や先輩との同行を通して学んだこと、そして就職活動での経験が、現在の営業スタイルにどのように反映されているか、具体的にどのように今の営業活動に生かされているか、もう少し詳しくお聞かせいただけますか? 

真鍋さん:営業というと多くの人が“コミュニケーション能力”を思い浮かべるかもしれません。学生時代では、しばしばコミュニケーションを『楽しさ』や『面白さ』と結びつけがちですが、実際に社会人になってみると、その観点は少し変わります。特に営業では、相手が何を求めているかを素早く理解し、適切な返答をする能力が重要になってきます。これは、私が新入社員時代に先輩や上司から学んだ最も基本的な原則の一つです。 

私は、営業の鍵は『信頼の積み重ね』にあると強く信じています。 

商品知識を深め、相手のニーズに合わせた解決策を提供することで、お客様との信頼関係を築いています。これは、就職活動時の面接やグループディスカッションでも同じですね。 

その場で臨機応変に対応する能力や、相手の立場を理解することが求められているわけです。これがビジネスにおいて求められるコミュニケーションだと思います。 

信頼を積み重ねて、初めて相手は営業の話を聞いてくれます。 

聞いてくれる関係を構築できれば、あとはそんなに特別なスキルは必要ないと思います。 

極端な例ですが、友達と話すときに特別なコミュニケーションスキルを意識することはありませんよね。大切なのは、話すことができる関係を築くことなんです。 

ビジネスの世界では、そのために誠実さと信頼性が求められるわけです。 

  • 確かに、誠実さと信頼性はビジネス成功の基盤ですね。それらを獲得するためには、様々な努力とコミュニケーションが必要だと思います。お客様の高い期待に応え続けることは、非常に挑戦的なことだと思います。真鍋さんは、これらの挑戦にどのように対応しているのですか? 

真鍋さん:たしかに、お客様の期待に完璧に応えることは常にできることではありません。重要なのは、取り組んだプロセスをしっかりと伝えることです。

例えば、あるプロジェクトでお客様の要望に100%応えることができなかった時、私は取り組んだ全プロセスを詳細に共有しました。どのように課題に取り組んだか、どんな困難があったか、そしてそれをどう乗り越えようとしたかを伝えることで、お客様には納得いただけました。 

また、成功した時でも、その背景にある努力や工程をお客様に伝えることで、「こんなにも尽力してくれたのか」という気持ちを引き出すことができます。確かにこれは少し計算高く思えるかもしれませんが、お客様との関係構築において、自分の思いや努力を伝えることは非常に大切です。単に相手が理解してくれるだろうと思うのではなく、相手に理解してもらえるように努めることが、良好な関係を築く鍵です。これは就職活動においても同じで、面接官に自分の思いや取り組みをしっかりと伝えることで、より深い印象を残すことができますよね。 

  • お客様に対して、結果だけではなく、努力のプロセスを共有することで信頼関係を築いているというのは、営業職を目指す方々には参考になると思います。 お客様との関係構築は、確かに営業の大きなやりがいの一つだと思いますが、それ以外にも、営業の仕事で特にやりがいを感じる瞬間や経験があれば、教えていただけますか?  

真鍋さん:やはり、営業の仕事においては、会社の主力商品を自分なりの方法で売り込んで、実際に成果を上げた時の喜びは格別です。特に、自分が心から信じている製品を顧客に提案し、その価値を理解してもらえると、非常に充実感を感じます。会社が推奨する商品に対しては、まずは自分自身がその製品を深く理解し、大好きになるようにしています。それから、どのように、どこでその商品を最も効果的に売り出せるか、戦略を練る過程も楽しいです。そして、その商品が実際に売れた時の達成感は、言葉にできないほどです。 

また、新たな取引先を開拓できた時の喜びも大きいですね。特に、今までなかなか『お客様』になってもらえなかったといった企業様を引き継がせていただき、信頼を深めることでお取引をいただけるようになった時の満足感は特別です。そうした成功をチームに報告した時の、驚きや喜びの反応は、私たちのチームワークの強さを感じさせ、個人的な達成感とともに、チーム全体の一体感を高める瞬間でもあります。これらの経験は、営業という仕事の中で、私が最も価値を見出している部分でもあります。 

  • 真鍋さんのお話からは、営業としての深い達成感とプロフェッショナリズムが伝わってきますね。そうした成功体験は、間違いなく大きなモチベーションになりますね。営業の仕事は挑戦の連続ですが、日々の業務を通じて、モチベーションを維持し、管理するためにはどのようなアプローチを取っていますか? 

真鍋さん:モチベーションを維持するためには、自分なりのルーティンを確立することが非常に重要だと考えています。例えば、私の場合、昼食を終えてリラックスモードに入ってしまうと、午後の仕事でのパフォーマンスに影響することが嫌なんです。ですので午後1時には必ず何らかのアポイントメントを入れるようにしています。このアプローチにより、午後も新鮮な気持ちでスタートでき、テンションを維持しながら効率的に仕事に取り組むことが可能になります。 

自分一人の力だけでモチベーションを維持することが難しい時にはおすすめです。 

外部の環境を利用して自分を奮い立たせることで、それに向けて準備を取り組みますし、自然とやる気が沸いてきます。行動を起こすことで、新しいアイデアやチャンスが生まれ、それがさらにモチベーションを高める効果をもたらします。モチベーションが下がりがちな時ほど、積極的にアポイントメントを設定し、前向きに取り組むことが、私の営業活動において大切にしていることですね。 

  • 営業の仕事は常に変化と挑戦が求められるため、このような自己管理のスキルは非常に重要ですね。それでは、最後に就活生・転職活動をされている読者へエールをお願いします。

真鍋さん:まず、就活生や転職活動中の皆さんにお伝えしたいのは、自分自身を信じて前に進むことの重要性です。仕事探しのプロセスは、時に困難や不確実性に満ちていますが、自分の強み、興味、価値観を理解し、それに基づいて機会を探求することが大切です。私自身、営業というキャリアを選んだ時、当然不安もありました。しかし、自分の能力とポテンシャルを信じ、積極的に学び、成長する機会を求め続けることで、今の自分があります。 

転職や就職は、単に仕事を見つけること以上の意味を持っていると思います。それは人として成長できる機会です。面接や企業研究の過程で得た知識や経験は、将来の仕事だけでなく、人生においても貴重な経験・知識となります。挑戦を恐れず、自分の内面と向き合い、自分にとって最適な道を選択する勇気を持ってください。 

また、仕事を選ぶ際には、給与や肩書きだけでなく、自分が成長できる環境かどうかを考慮することが重要です。どんな環境でも学びと成長の機会はありますが、自分の価値観に合った企業文化や、自分を支えてくれる同僚がいる場所を選ぶことが、長期的なキャリアの成功につながります。短期的な成功よりも、自分自身の成長と発展に焦点を当ててください。 

最後に、失敗を恐れないでください。失敗は成長の糧です。失敗から学び、それを糧にして次に進む勇気が、将来の成功を約束する鍵となります。自分の道を信じ、一歩ずつ前進していってください。成功は、その過程において得られるものです。皆さんのキャリアが充実したものになることを心から願っています。 

取材協力:
真鍋さん
株式会社デンヒチ
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