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変化する社会環境 大切なのは愛 
2024/04/08

変化する社会環境 大切なのは愛 

今回のリクルートWebマガジンVamosでは、外食産業で活躍されるリズム食品株式会社にインタビュー。風風ラーメンや一麺亭といった名店を運営し、フランチャイズモデルを通じて業界に新たな風を吹き込んでいるリズム食品は「まだまだ」「もっともっと」という精神のもと、商品の改良や組織のブラッシュアップ、社員教育に絶えず取り組んでいます。お客様一人ひとりの喜びと社員全員の幸せを大切にし、豊かな人づくりと企業づくりを目指すという想いを強く感じさせてくれます。 

今回の記事では、そんなリズム食品で教育担当の寺脇さんに、仕事における心構えや価値観についてお話知っただきました。利他の心でコミュニケーションを行い、教育を重視する姿勢や取り組みは、これから社会に出る皆さんにとってきっと参考になるはずです。これからのキャリアを考えるヒントを得ていただければ幸いです。

リズム食品株式会社

FCサポート本部 マネージャー

寺脇 美保

  • 元々はリズム食品が運営するお店のアルバイトから始まり、今では中心メンバーとして活躍されているとのことですが、まずはアルバイト当初の頃のお話を教えていただけますか? 

寺脇さん : 高校生の時にアルバイトを始めたんですが、当時住んでいた実家から近いという理由だけでした。でも実際に働き始めると、ただの仕事以上のものを感じるようになりました。特に、お客様一人ひとりに対するサービスの提供、チームメンバーとの協力を通じて、人と人との繋がりが生み出す満足感みたいなものを実感していました。その時に、仕事の面白さとはこのような人間関係の中で生まれるものだと気付きましたね。 

  • アルバイトから社員への転身の決断は、どのような経緯だったのでしょうか? 

寺脇さん : アルバイトとして1年ほど働いた後、新店舗の立ち上げプロジェクトに参加する機会がありました。そのプロジェクトで、新店舗の教育係を任されたんです。そこで初めて人材育成の責任とやりがいを感じました。新店舗のチームは全員が新人スタッフで、仕事の流れや接客の基本から教える必要がありました。

たとえば、コミュニケーション能力が高いスタッフには、お客様との接客をより高めるためにアドバイスを行い、細かい作業が得意なスタッフにはキッチンでの調理補助に関するアドバイスを行なっていました。スタッフ一人ひとりがアドバイスを通して自信を持って仕事に取り組み、成長していく姿を見ることにやりがいを感じるようになったんです。

最初は不安そうにしていたスタッフが、徐々にお客様と積極的にコミュニケーションを取れるようになったり、調理のスキルが上達していく過程は、まさに人材育成の醍醐味だと感じました。また、チーム全体として協力し合い、新店舗を成功に導くことができた時の達成感は言葉では表せませんね。 

  • その経験が社員への転身を決意させたわけですね。

寺脇さん : 人材育成の責任とやりがいを肌で感じたことで、この道でさらに深く関わっていきたいと強く思いましたね。エステなどの美容業界への就職も考えていましたが、この仕事でのキャリアに無限の可能性を感じ、リズム食品で働くことを決意しました。 

  • 人材育成の業務では、どのようなことに重点を置いて取り組んでいますか? 

寺脇さん : 私がアルバイトとして得た経験を生かし、未経験のアルバイトスタッフでも私と同じように成長できるよう、具体的な指導やモチベーションの向上に努めています。また、チームとしての一体感を高めるために、定期的なミーティングやチーム意識を高め、チーム全体が一つの目標に向かって努力できる環境を作っていけるよう心がけています。 

  • 社員研修を担当するだけでなく、会社の理念を伝えるという重要な任務も果たしていると聞いています。この役割を担う上で、特に心がけていることはありますか? 

寺脇さん : 研修を担当する上で一番心がけているのは、ただ理念を伝えるのではなく、その理念が具体的に職場や日々の仕事や生活、もっと言うと自分自身の人生にどう反映されるかを示すことです。理念は抽象的なものになりがちですが、それを実務に落とし込むことで、スタッフ一人ひとりが自分の仕事に対する意義を感じられるようにしています。

良いことも悪いことも続けていけば上手になっていきます。理念という良い目印を見失わないようにしつつ、日々の実践で積み重ねていく。 

仕事も生活も人生も自分のことなので、どれか一つだけ上手くいくということはないと思っています。きっかけは仕事だから、サービス業だから、だとしても「お客様に喜びを提供すること」を続けていけば、それが積み重なり「人に喜ばれる」、「お役に立てている」という自信や達成感などで自分の人生を生きているとより強く思えるのではないかなと考えています。 

最近ではもう一度、こういった企業理念を社員で学び直す機会をつくっています。

  • 企業理念を実感するというのは大切ですよね。そのような取り組みが、社員一人ひとりの成長にどのように影響していますか? 

寺脇さん : 研修を通じて、社員自身が会社の理念を深く理解し、それを仕事に活かすことで、自分の行動一つひとつに誇りを持てるようになります。この過程で、チームワークやリーダーシップ、問題解決能力など、職場で求められる重要なスキルが自然と身につきます。さらに、理念に基づいた行動は顧客満足度の向上に直結し、結果として会社全体の成長に貢献していくと感じます。 

  • 判断軸ができることで積極的に行動もできるので、やりがいなどにも繋がりそうですね。常に全力でお仕事に向き合うイメージのある寺脇さんですが、結婚やお子さんの誕生を経て、働く女性としてのバランスの取り方に変化はありましたか? 

寺脇さん : 確かに大きな変化がありました。当時は一般的に結婚して子供が生まれたタイミングでは、仕事を辞めることが主流でした。でも私が幸運だったのは、リズム食品が「産休・育休を取得してみないか」と勧めてくれたことです。休んだ後も復職できるようサポートを受けられたことが本当にありがたかったですね。それが今、家庭と仕事を両立できている大きな理由の一つです。 

  • 会社のサポートは嬉しいですね。それでも初めての育児は大変なことも多かったと思います。初期の段階でのバランスの取り方について、具体的な困難や乗り越え方はありましたか? 

寺脇さん : 確かに最初はとても難しかったですね。子供を産む前は仕事に没頭できる時間がたくさんあったのに、子育てをしながらでは時間が限られています。しかし、スケジュール管理を徹底することで、効率的にタスクをこなす方法を学びました。時間を大切に使うことの重要性を改めて感じた時期でしたね。 

  • そうした経験が、現在の仕事にどのように反映されていますか?

寺脇さん : 会社からのサポートに感謝しつつも、それに甘えすぎないことが大切だと思っています。ママとしてだけでなく、個人としての責任も重んじることで、会社での仕事にも一層熱心に取り組むようになりました。仕事を通じて、ママではなく一人の人間として評価され、認められることの喜びを実感しています。 

  • 働く女性としてのアイデンティティについて、どのように感じていますか? 

寺脇さん : 妻であり、母であり、そして一人の女性として、それぞれの役割のバランスを取ることは確かに難しいです。一方で、仕事をすることで、自分自身を見失わずにいられると感じられています。誰しも家庭と仕事のバランスを大切にしながら、両方で充実した生活を送りたいと思っています。私自身、自信を持って「両立できています!」とは言えませんが、先頭を切ることで、同じように子育ても、仕事も両方がんばりたいと考える後輩が増えていることも、私にとって大きな喜びですね。

それぞれの幸せなバランスを見つけることが、最終的には自分自身だけでなく、会社や社会にも良い影響を与えることに繋がると信じています。 

  • 仕事に対する熱い思いや、人のために尽くす姿勢を感じる寺脇さんですが、仕事を楽しむ秘訣について、どのように考えていますか? 

寺脇さん : 私が仕事を楽しむ上で大切にしているのは、何よりも「与える喜び」です。人のために何かをする。その行為が結果的には自分自身へのプラスになると強く信じています。

例えば、私が人材育成に関わる中で、未経験のスタッフが自信を持って仕事をこなせるようになる過程を見守ることは大きな喜びです。彼らが成長する姿を見ることで、自分もまた成長していることを実感します。 

仕事を楽しむためには、他人を楽しませることが先決だと思うんです。それは、顧客に対しても、同僚や部下に対しても同じことが言えます。自分が楽しむためには、まずは『周囲の人を楽しませることから始める』。この考え方が、働きやすい環境を自ら作り出すための基本だと思います。 

受け身の姿勢では、新たな発見や成長は望めません。「職場環境が悪い」と嘆く前に、自分は何ができているのか。

そして常に能動的に行動し、チャレンジを恐れないこと。それが仕事を楽しむ秘訣だと思います。例えば、新しいプロジェクトがあるとき、私はそのチャンスを積極的に掴みに行きます。未知の分野であっても、そこから学ぶこと、成長することに価値を見出していくことが大事だと思います。 

  • 環境は自分でも変えていかなければなりませんよね。社会の大きな変化の中で、人々のコミュニケーション方法にも変化が見られますが、この状況におけるコミュニケーションの重要性についてお聞かせください。 

寺脇さん : まず、コロナ禍によって私たちの生活や働き方が大きく変わりました。リモートワークが普及し、直接会ってのコミュニケーションが減少しましたよね。コミュニケーションが苦手な人にとっては、楽に感じる瞬間もあったかもしれません。しかし、これはあくまでも一時的な解決であり、長期的な視点で見ると、人と人との繋がりが希薄になることは、私たちの精神的健康にとってマイナスの影響を及ぼします。 

実際、人との関わり合いが減ることで、孤独感や不安、さらには攻撃性といったネガティブな感情が増加する傾向にあることが様々な調査からも明らかになっています。これは、社会全体としても、個人としても深刻な問題です。 

私自身、この状況を通じて、愛や思いやりを持ったコミュニケーションの重要性を改めて感じています。オンラインでもオフラインでも、相手に対して真摯に向き合い、理解しようとする姿勢がこれまで以上に求められていると思います。例えば、言葉だけでなく、相手の表情や声のトーンにも注意を払い、より丁寧なコミュニケーションを心がけることが大切です。 

人との繋がりを意識的に作り出す努力も重要だと思います。対面でのコミュニケーションが難しいときでも、手紙を書いたり、電話をかけたりして、人との繋がりを保つことが、私たちの精神的な健康を守るうえで非常に役立ちます。 

  • 現在のコミュニケーションにおいて、寺脇さんが個人的に取り組んでいることはありますか? 

寺脇さん : 私は会社の電話に出た際など、自分宛の電話でなくても相手先が知っている方であればそこで一言声をかけるようにしています。「お久しぶりです」などの一言でもいいので、会話を心がけています。そういった個人的なやりとりを行うことで、深い繋がりを感じられるよう努めています。

また、感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしています。些細なことでも、相手の行動や言葉に対して感謝を示すことで、ポジティブな関係を築くことができると思うんです。 

  • 寺脇さんのお話からは、コミュニケーションの質を高め、相手に寄り添うことの大切さが伝わってきます。社会全体が直面している課題に対して、一人ひとりが意識を変え、行動することが求められているのですね。 仕事を続けていく中で、充実感や成長を感じる瞬間はどのようなときですか?

寺脇さん : 仕事において、本当に大切なのは明確な想いや目標がしっかりあるかどうかだと思います。仕事って続けていく中で、自然と上手になり、それが楽しさに繋がり、成長していくんだと思います。最初は大変なチャレンジも多いですが、やっていくうちにそれが苦ではなくなってきます。そのプロセス自体が、私にとっての充実感につながっています。

また、仕事を通じて得た新しい知識や技術を使って、問題を解決したときも、大きな充実感を感じます。最初は手探りで挑んだ新しい技術や方法論を、徐々に自分のものにしていく過程は、まさに成長そのものです。そして、その新しい知見が他のメンバーにも役立てられるとき、自分だけでなくチーム全体の成長にも繋がっていることに気づき、さらなる充実感を感じます。 

  • そうしたポジティブな姿勢を持続させるためには、どのような心構えが必要だと思いますか?

寺脇さん : 今の社会は時に「愛が足りない」と感じる瞬間が多いように感じます。私が思うに、この感覚を打破するためには、自分から積極的に愛を与え、周囲の人々に対して思いやりの心を持って接することが不可欠だと考えます。会社の理念の中に「いつも明るく人のため」という言葉があります。私もこれを目標、軸として今まで仕事をしてきました。  

仕事をする上で、「いつも明るく人のため」という想いを持って取り組むことは、ただの業務遂行以上の意味を持ちます。たとえば、顧客のために最高のサービスを提供したい、チームメンバーの成長をサポートしたい、会社のビジョンを共有し社会に貢献したい、といった想いです。このように、他者の幸福を考え、そのために自分ができることを考えて行動することで、自然と自分自身も充実感や成長を感じることができるんです。 

しかし、これは決して簡単なことではありません。どんな状況下でも、変わらずに愛を与え続けるには、強い意志と心の準備が必要です。自分自身が直面する困難やストレスを乗り越え、他者への思いやりを常に忘れないこと。それが、仕事においても人生においても、最も大切なことだと私は信じています。 

仕事を通じて人のために尽くすこと、愛を届けることは、自分自身の精神的な成長にも繋がります。他人を助けることで得られる喜びや満足感は、自分自身にとっても大きな働きがいとなり、この循環がポジティブな環境を作り出します。 

  • 確かに、愛を基盤にした行動は、自分自身にとっても、そして周りの人々にとっても大きな価値を持ちますね。それでは最後に、今まさに就職活動・転職活動を頑張っている読者に向けて応援メッセージをお願いします。

寺脇さん : 就職活動や転職活動は、人生の中で大きな挑戦の一つですが、この経験が皆さんの成長に大きく貢献することを忘れないでください。この時期に大切なのは、「いつも明るく人のため」という想いを持つことです。自分がどのようにして将来、社会や他人のために貢献できるかを考えることで、より明確な目標が見えてくるはずです。そして、その想いがあれば、どんな困難も乗り越える力になります。皆さんが持つ熱意や情熱は、必ずどこかで認められる日が来ます。それまで、愛と情熱を持って、一歩ずつ前に進んでください。自分自身を信じて、挑戦し続ける勇気を持ってください。応援しています。 

取材協力:
寺脇さん
リズム食品株式会社
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