Vamos編集室が仕掛ける、新しい“つながり”のカタチ
世の中を見ると、「社会人」と「学生」のあいだには、なんとなく壁があるように感じませんか? 学生が企業に直接アプローチするのって、就職活動くらい。企業が学生と触れ合うのも、説明会やインターンシップが中心。だけど実は、ふだんからゆるやかに交流できる「接点」があれば、お互いがもっと面白いことを考えられるのかもしれない――そんな風に思うんですよね。
そこで僕ら「Vamos」は、学生と企業が気軽に話せる“コミュニティ”をあちこちでつくりたいと思っています。たとえばイベントだったり、SNS上の交流スペースだったり。複数の企業と学生が集まって、雑談したりワークショップをやったりすれば、自然に新しいコラボレーションが生まれる。そういう“小さなきっかけ”を仕掛けるのが、僕らの仕事です。
Vamosが目指す「企業×学生=?」の世界
まず最初に、なぜ僕らが「企業と学生をつなぐ」ことにこだわるのか。
それはね、僕自身が社会人としていろんな企業さんと話す機会が多いからなんです。日々いろんな経営者や担当者の方と話していると、「もっと若い人の意見が聞きたい」という声をよく耳にします。新しいアイデアを探していたり、将来のお客さんのニーズを掴みたかったり、あるいは単純に「学生の感性に触れて刺激を受けたい」なんて思っている人もいるんですよね。
一方で、学生の側にも「大人とちょっと真剣に話がしてみたい」「自分の考えを試してみたい」「将来の可能性を広げるために企業の人と知り合いたい」という思いがあるはずです。でも、普通の大学生活を送っているだけじゃ、企業との接点って案外限られちゃう。就活時期の合同説明会もいいけれど、あれはあれで“かしこまった場”ですよね。
そこを「Vamos」が、もう少しカジュアルに“橋渡し”できないかなと思っています。
まちづくりではなく“コミュニティづくり”
誤解のないように言うと、僕らはまちづくりをやってるわけではありません。確かに、人が集まる場所を活性化させるという意味では似た部分もあるかもしれない。でも目指しているのは「物理的なハコやインフラを整備すること」ではなく、人と人が繋がるための“ハブ”をつくること。
この“ハブ”は、まちの広場みたいに目に見える場所ではないかもしれない。ネット上のプラットフォームかもしれないし、毎週開かれる小さな勉強会かもしれない。重要なのは、「企業と学生が、いつでも行き来自在になる環境」を作ることなんです。
大学1年生が進路に悩んでいるとき、SNSで気軽に「Vamos」のコミュニティに書き込むと、社会人の先輩が「こんな仕事もあるよ」とアドバイスをくれる。
企業の担当者が「新商品に若者の声を活かしたい」と思ったら、「Vamos」で学生を募集し、一緒にアイデアを練るプロジェクトを発足できる。
イベントに参加した学生が、そのままインターンシップに応募して、将来的にはその企業に就職する…なんてこともあるかもしれない。
そういう小さな接点があちこちで生まれたら、何か面白い連鎖が起きるんじゃないかな、と僕らは期待しているわけです。
まずは“声を聞く”ことからはじめる
「学生と企業をつなぐ」と言っても、みんな抱えている悩みや目標はバラバラですよね。だから僕らの最初の仕事は、「とにかくいろんな声を聞くこと」なんです。
企業の経営者に「若者と組んで何かやりたいことはありますか?」と質問してみる。
学生に「いま何が不安? どんな面白いことを試してみたい?」と聞いてみる。
そこから想像もしなかった答えが返ってくることがよくあります。たとえば、「大学のサークル活動が停滞していて、外部との連携で盛り上げたい」「人手不足の企業が単なるアルバイト以上の関わりを学生に求めている」などなど。
そういう“生の声”を拾い集めて、「じゃあ一度集まってみましょうか」「ここでイベントを開いてみましょうか」と話を具体的にしていくんです。規模の大小は関係ありません。5人でも10人でもいいから、実際に集まる。そうすると、そこから予想外に大きなプロジェクトが生まれたりするんですよね。
2024年、2025年に向けて広げる“ハブ”の輪
こうした取り組みを続けていると、企業の経営者や大学の教授、NPOのスタッフなどから「うちも何かやってみたい」と声がかかるようになってきました。ありがたいことです。
そこで僕らは、2024年から2025年にかけて、さらにこの“ハブ”を大きく広げようと考えています。具体的には、次のような展開を準備中です。
オンラインコミュニティの拡充
学生や社会人が24時間いつでもアイデアを投稿できるプラットフォームを開発。いいねやコメントで盛り上がったテーマは、リアルイベントにつなげる。
大学や専門学校との連携プロジェクト
キャリア講座や課外活動の一環として、企業からの課題に学生チームが挑戦する機会をつくる。
複数企業コラボの大規模ワークショップ
業種の違う企業同士が学生たちと協力して、新しい商品やサービスを試作・プレゼンする企画を開催する。
「企業と学生が一緒に何かを生み出す」ことが当たり前になったら、社会はもっと面白くなるんじゃないか。僕らは本気でそう思っています。
課題はあるけれど、だからこそ面白い
もちろん、課題は山積み。たとえば企業側には「どこまで学生に情報をオープンにするのか」「予算をどう確保するのか」という悩みがある。学生側にも「課外活動に時間を割く余裕がない」「まだ企業相手に自分の意見を言う自信がない」という心配があるでしょう。
でも、だからこそ“コミュニティ”の力が大事になってきます。そこに参加している他の企業の事例を参考にしてみたり、先輩学生が「やってみたら意外と面白かったよ」と背中を押してくれたり。そういう“つながり”があれば、一人で抱え込むよりずっと気が楽ですし、トライしやすくなる。
僕らはまだまだ発展途上。試行錯誤を繰り返しながら、一つひとつの成功体験と失敗事例を蓄積しています。でも、それは決して悪いことじゃないと思っているんです。むしろ、たくさん実験して、たくさん学んだ方が、より柔軟なコミュニティが育つはずだから。
今こそ、一緒に「はみだそう」
「企業と学生がつながる」なんて、一見すると自分には関係ないと思うかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。あなたの周りには、未来にわくわくしている学生さんや、“次の一手”を探している企業が、きっとあるはずなんです。
就活やインターンシップという既存の枠だけにとらわれず、もっと自由に「こんなことできないかな?」と話せる場があったら、すごく面白いと思いませんか? 誰かが「やってみよう」と言い出せば、そこから何かが動き出すかもしれない。
僕ら「Vamos」は、その背中を押すための仕掛けやツールを、これからも作り続けていきます。もちろん課題もあるし、失敗もあるでしょう。でも、それでいいじゃないですか。大事なのは、「はみ出してみる勇気」を持つこと。企業と学生、あるいは社会人同士、学生同士が、想定外のところではみ出し合えば、きっと新しいアイデアが生まれてくるはずです。
2025年に向けて、僕らはさらに活動の幅を広げようと準備中です。もしかしたら、あなたのまわりで「Vamos」の名前を聞く機会があるかもしれません。そのときは、どうかお気軽に参加してみてください。ちょっとの勇気と興味さえあれば、そこが新しい“つながり”のスタートラインになるんです。
あなたもぜひ、「自分も何かできるかも」と思ったら一歩踏み出してみてください。最初の一歩は小さくても、そこからいくらでも新しい出会いや発見が広がるはずです。僕らは、その場面を一緒に盛り上げたいと思っています。
Vamos学生メンバー募集
Vamosのメンバーになって、いろいろな企業にインタビューしながら自分なりの業界研究を深めてみませんか? 多くの学生が参加しており、リアルな体験談もたくさんシェアされています。興味がある方は、下記リンクで参加者の声をチェックしてみてくださいね。参加希望の場合は、以下のVamos公式LINEへ「説明会参加希望」とメッセージするだけでOKです!
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