IoT文具がもたらす“やる気”の芽
本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。
※リンク先は日本経済新聞の記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。
コクヨが“大人のやる気ペン”という勉強量を可視化するIoT文具を発売したそうです。ペンに取り付けると、どのくらい筆記具を動かしたかを計測し、スマホやタブレットなどでチェックできる。ちょっと未来の文房具がやってきたな、と思うと同時に、文房具に新たな楽しみがまた広がったようにも感じます。
筆記量を記録できるというアイデアは、いわば「万歩計を腕ではなくペンにつける」感じ。勉強や仕事でペンを動かせば動かすほど、折れ線グラフが伸びていく。人間って、ちょっとでも数字が伸びると嬉しかったりしますから、不思議なもので、次もやろう、次も書こう、と意欲が湧いてくる。そう考えると、このペンはまるで小さな“コーチ”のようです。
書くことの良さ、もう一度
スマホやパソコンが主役の時代でも、いったん紙とペンに向かうと、頭の中がスッと整理される感覚があります。実際のインクのにじみだったり、行間の取り方だったり、そういうアナログな部分から生まれる独特のリズムは、画面上のタイピングではなかなか味わえないものです。
最近はタブレット用のペンを使う人も増えていますが、“手書き”の感覚を大事にするという点では同じ。むしろ、デジタルツールと筆記の感覚を掛け合わせることで、今までにない学び方や働き方ができるんだな、と感じさせてくれます。この“大人のやる気ペン”も、ボールペンとタッチペンの両方に使えるらしく、便利さもバッチリです。
就活にも役立つ“書く習慣”
就職活動と聞くと、“エントリーシートを書かなくちゃ”“面接対策をしなくちゃ”とあれこれ忙しくなるイメージがありますね。確かに文章をまとめたり、自分を振り返ったりする作業は、何かと“書くこと”とセットです。ちょっと思いついたことでもパッとスマホに打ちこむ人が増えていますが、あえて紙に書き出してみると、余白に落書きや追加メモができて、その日の気分まで残しておける。あれが後になって大事なアイデアになったり、自己分析のヒントになったりするものです。
もちろん、書くことに慣れるためだけが目的ではありません。ただ、“ペンで書く習慣”を持っていると、物事を立ち止まって考えるきっかけが増えるんじゃないかと僕は思うんです。スマホの画面やSNSのタイムラインでは流れてしまうものも、紙とペンで残すと、そこに自分の気持ちが宿る。そういうちょっとした差が、日々のアイデアやモチベーションを変えるんじゃないでしょうか。
“自分の歩み”を数えるということ
今回のコクヨの新製品を見ていると、“記録することで見えてくる自分”というテーマを考えます。何かをがんばっているとき、自分の進み具合がわからなくなってしまうことって、よくあると思うんです。そんなとき、見た目で「ここまでやったんだ」というのがわかると、ちょっと胸を張れる気がしませんか。人からほめられるのも大切だけれど、自分で自分をほめるきっかけがあると、まるでゲームみたいに楽しく続けられる。数字だけを見ると、「今日は思ったより書けなかったな」と振り返ることもあるかもしれませんが、それもまた自分のペースを知るチャンスになるのです。
就活に限らず、資格試験や趣味の勉強、日常のメモなど、何でもいいから「書くという行為」にもう一度興味を持ってみる。こういうちょっとしたIoT文具は、新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
書くことの喜びを、未来にまぜよう
思いついたことをペンで書きつける。その瞬間に湧いてくる感触こそが、アナログならではの楽しみです。そして、それがIoTで記録されるという新しさは、わたしたちの「筆記文化」にさらなる可能性を与えてくれる気がします。こうして書いて、記録して、振り返る。そのサイクルは、就職活動にも日常生活にも、ふとした場面で役立つはず。
これからの未来では、“書くこと”がもっと自由になっていく気がします。デジタルなのかアナログなのか、どちらが正解かなんて、もう決めなくてもいい。“大人のやる気ペン”は、その“自由さ”をほんの少しだけ手助けしてくれる道具なのかもしれません。
たとえ小さな記録でも、積み重なれば自分自身の軌跡になります。ペンを動かして、言葉を紡いで、今日の自分のやる気を可視化してみませんか。そうすると不思議なもので、「自分ってまだまだやれるかも」って思えてくるんです。僕は、そんな小さなモチベーションの種を、みんなが見つけられるといいな、と心から思います。
Vamos学生メンバー募集
Vamos学生メンバーとして一緒にWebマガジンの運営にチャレンジしてみませんか?
さまざまな企業へのインタビューを通じて“現場の声”を直接学ぶことが可能です。就活に有利なだけでなく、自分の視野をグッと広げるいい機会にも。参加学生のリアルな声はリンク先にたくさん載っていますので、ぜひご覧ください。気になった方は、Vamos公式LINEに「説明会参加希望」と送るだけで始められます!
Vamos公式LINEはこちら