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暑い夏が長引くって、どういうこと?

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長くなった猛暑 季節商材に変化:日経MJ

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この数年は暑さが「長引く」傾向がありますよね。夏だけじゃなく、秋までカラッと暑い日が続いて、冬支度のタイミングが遅れる。そんな気候の変化に合わせて、日用品や食品、アパレル業界が対応を迫られているそうです。

花王やエバラ食品、ユナイテッドアローズといった企業が、いつもの「季節商品」の売り出し時期やラインナップを工夫していると聞くと、「ああ、たしかに今年の秋もずっと暑かったよなあ」と思い当たる人は多いんじゃないでしょうか。ぼくらも日常の中で、「あれ、もう10月なのにまだクーラー使ってるな」という体験をしているわけですから。

花王の挑戦――暑さが続くなら、その分対応を広げる

たとえば花王。「日焼け止めは夏の間だけ使うもの」と思っていたら、最近は「秋になっても紫外線、やっぱり強いぞ」ということで、プロモーションを9月まで延ばしていたんですね。実際、夏物扱いだった汗ふきシートなんかも、「春先でも使いやすいものを開発して、4~5月に一気に広告を出した」という話が記事に出てきます。

暑いのが早く始まって、長く続く。ならば、夏商戦をただ延ばすだけじゃなく、「春先にも残暑にもアプローチできる商品をそろえる」必要がある。ここが花王の考え方なのだそうです。来年も再来年も、この路線はきっと続くんでしょうね。

エバラ食品が「鍋」だけじゃ終わらない理由

エバラ食品といえば、冬に向けて「鍋の素」をババーンと宣伝するイメージ。ところが、9月になっても涼しくならないことを想定した結果、鍋物だけに期待するのは危ない。そこで、まだ暑い秋口でも「サッと食べられる肉野菜炒め」や「焼肉のたれ」が使えるレシピを前面に押し出したそうです。

つまり、いつものように「秋が来たら鍋!」ってやるんじゃなく、「ずっと汗だらだらの時期が続いているから、冷房のきいた部屋でパッと作れる料理を提案しよう」という路線です。こうやって見ると、企業がどれだけ“季節に対して敏感”になっているかが伝わってきますよね。

アパレルが一番キツい?

そして、おそらく季節の変動をいちばんストレートに受けているのがアパレル業界。ユナイテッドアローズでは、秋冬用のコートやセーターが売り時に売れなくて、在庫が積み上がった経験があるそうです。じゃあどうするか? 「ノースリーブだけど秋っぽい素材」だとか、「生地は薄いけど長袖」みたいな、季節の狭間を埋める商品を増やしていくそうです。

ぼくら消費者も、あれだけ暑いと「あったかい服なんてまだ着られないよ」と思うし、かといって11月に突然冷え込む日が来たら、「しまった、ちゃんとしたアウター買っておくんだった」と焦れる。服ってけっこう天候に左右されるから、企業も大変だし、消費者側も先を読むのが難しいなと思います。

就活生にとっても他人事じゃない

こんな話、就活生には関係ない? いやいや、そんなことはないと思うんです。というのも「季節や気温といった『自然の流れ』がビジネスの土台をガラリと変える」という事実は、どんな業界に行っても起こりうるからです。ましてや今は、気候だけじゃなくテクノロジーとか社会情勢とか、いろんなものが予想外に動く時代ですし。

たとえば、「秋になるとこれを売る」という固定観念が崩れたとき、企業はどうやって臨機応変に立ち回るか。必要なら、CMの内容だって広告時期だって変えちゃう。こういう柔軟さがある会社は強いし、働く側から見ても面白そうですよね。

自分も“季節対応”する生き方

季節がずれるってことは、「予想できない変化」に接する練習でもあるんじゃないかと思います。世の中どこに行っても、予定どおりに運ばないことばっかり。でも、そのときに「じゃあこうしよう」と別のシナリオを探せるかどうかが、実はすごく大事。会社はそこに大きなお金をかけることもあるだろうし、ぼくら個人も人生の選択を迫られる瞬間がありますから。

就活も同じで、「この時期に採用が決まるはずだったのに、思った結果じゃない」とか、「内定を得たけど、本当にここでいいのか急に不安になってきた」とか、いろんな“想定外”があります。だけど、その想定外にどう対応するかで、結局は「自分らしさ」が磨かれる気がするんです。

猛暑が長く続くようになると、企業の戦略も「秋冬が短いかも、じゃあ通年で使える商品を」と変わっていく。さっき出てきた花王の通年型の日焼け止めなんて、その象徴ですよね。人生だって、いつも予報どおりにはいきません。

次はどんな夏、どんな秋が待っているのか。わからないからこそ、面白い。企業も個人も、そこにどう向き合うかで未来の姿が変わってくるんじゃないでしょうか。今は「暑さ長引き」に振り回されているように見えて、もしかしたらそれは新しいチャンスなのかもしれません。

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