VAMOS

投稿のサムネイル
VAMOS編集室

メモをとるって、思いやりを伝えること

“めんどう”を超えるコミュニケーション

「メモなんて、正直めんどうだし、頭のなかで理解できていれば十分でしょう?」とついつい思うことがあります。けれど、社会に出てみると、その“わかっています”が相手にうまく伝わらずに、もったいない誤解を生むことがあるんです。「せっかく聞いているのに、ちゃんと聞いてないと思われるのは不本意だな」と感じることがあったとしたら、そこにメモをとるというちょっとした工夫が役に立ちます。ノートやペンを取り出すだけで「あなたの話を大切に受け止めていますよ」というメッセージが伝わるのだから、こんなに簡単な方法はないのかもしれません。相手にしてみれば、自分の言葉がきちんと心に届けられているという安心感が湧くし、さらに「この人は理解しようとしてくれている」という信頼にもつながります。そう考えるとメモをとるのは、ただの“記録”ではなく“気持ちのキャッチボール”のようなもの。どこか、ちょっとあたたかい行為なのです。

世代や立場、考え方の違う人たちと話すときは、とかく「本当にわかってもらえているの?」という疑念が生まれがちです。自分のことをわかってくれないのはもちろんつらいし、逆に「あなたのこともわかっていますよ」というアピールをしないままだと、相手だって不安を抱えることになるわけです。そういうときこそ、ちょっとしたメモや相づちが大きな意味を持ちます。これは「ゴマすり」だなんて思われがちですが、実際は相手を尊重しようとする積極的な姿勢の表れです。自分以外の誰かを理解しようとするのは、言葉にしづらいくらい手間も時間もかかることです。だから「面倒くさい」と感じてしまうこともあるでしょう。だけどその“めんどう”こそが、人と人との関係を深めたり、仕事を進めるうえで大切なエネルギーになっている気がします。そして、その“めんどう”を引き受ける人こそが、周囲から「この人と一緒に仕事したいな」「なんだか応援したくなるな」と思われる存在になるのではないでしょうか。

わかり合おうとする人が評価される世の中へ

大人になるって多様な世代や文化のなかで仕事をしていくこと。そんなとき、まず「話を受け止めて、考えてみる」という姿勢を見せられるかどうかが問われるのだと思います。そこにメモをとるという行為があると、相手は「この人、ちゃんとキャッチしてくれている」と感じますし、結果的に互いのやりとりがスムーズになります。そうやって「わかろうとする」「わかってくれている」姿勢を育てていくことが、プロジェクトやチームの成果にも大きく関わってきます。たとえ小さなやりとりでも、積み重ねるうちに「自分たちはちゃんと伝わり合えている」という安心感が生まれ、そこから生まれるアイデアや行動力は、想像以上に大きなものになっていくはずです。

未来への取り組み、そして応援したくなる人へ

こんな小さな行動が大きな信頼関係となっていく。忙しい日々のなかでもこの姿勢を忘れず、さらに効率よく相手の真意をくみ取りながら、一緒に価値ある成果を生み出していく。そのためには会話の瞬間を大切にし、相手の表情や声のトーンも逃さずに受け止めてみるなど、丁寧なコミュニケーションを続ける必要があります。そうやって一歩一歩、わかり合う努力を積み重ねる人を見ていると、「この人は本気だな」「一緒に頑張ってみたいな」という気持ちが自然とわいてくるものです。ぼくはその姿を、応援せずにはいられません。社会人として必要なものは、専門知識やスキルアップだけではなく、相手と分かち合おうとする優しさや柔軟さを育てることにこそあるのだと思います。そういうところに本質的な成長が隠れているとすれば、こういった気遣いはまさに将来への種まき。いつかきっと、大きく芽を出して花開く瞬間がやってくるはずです。

小さなこだわりでも、それがやがて大きな成果につながると考えれば、「面倒くさい」という気持ちさえ、未来に向けた一種のエンジンになるように思います。メモをとるというささやかな行為を大切にしながら、今後もいろんな人の話に耳を傾け、そして自分の思いを伝えていく。そんな姿勢を大事にしながら、歩いていって欲しいなと思います。

Vamos学生メンバー募集

Vamosのメンバーになって、いろいろな企業にインタビューしながら自分なりの業界研究を深めてみませんか? 多くの学生が参加しており、リアルな体験談もたくさんシェアされています。興味がある方は、下記リンクで参加者の声をチェックしてみてくださいね。参加希望の場合は、以下のVamos公式LINEへ「説明会参加希望」とメッセージするだけでOKです!

Vamos公式LINEはこちら