ソフトバンクとオープンAI 日本で新しい会社をつくる

会議に出るAI、社員の相棒になるAI

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ソフトバンクGとオープンAI、日本に新会社：日本経済新聞

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ソフトバンクとオープンAIが、日本で新しい会社をつくるっていうニュースがありました。詳しくは日経新聞の記事を読んでいただきたいのですが、どうやらAIが営業や戦略づくりにまで入り込み、企業独自の“頭脳”になっていきそうな気配です。

ここ連日、孫さん、ソフトバンクに関する報道が多いですね。

記事によれば、新会社は各企業が持つデータを取り込んで、その企業専用のAIをつくるんだそうです。

いままでのAIは、文章を自動でまとめてくれたり、市場調査の補助をしたりが中心でした。ところが、これからは「会議にまで出席して、意思決定を手伝ってくれるAI」になるかもしれない。そう聞くと、ちょっと未来の話みたいでワクワクします。

大きなチャンスと、それに伴う責任

とはいえ、AIが企業の「最先端の知性」になるには、企業それぞれのデータが必要です。そのデータの扱いに関しては、やっぱり慎重にならざるを得ませんよね。

でも裏を返せば、その部分で「守る技術」を持っている人や、「どううまく使うか」を提案できる人が、これからどんどん必要とされるってことです。大学生のみなさんの中にも、「そういう仕事なら面白そうだな」と思う人がいるかもしれません。

発想の種をAIに投げかけてみる

よく、「AIが人間の仕事を奪うんじゃないか」っていう声があります。でも、ぼくは「逆にAIが増えるほど、人間はやりたいことに集中できるんじゃないか」とも思うんです。

たとえば単純作業をAIがこなしてくれたら、その分を「もっとおもしろいアイデアを考える時間」にあてられる。AIがスピーディーに情報収集してくれたら、その結果から「これはどう読み解こう？」と新しい視点を持つのは人間の役目です。

大学生のいま、試しにAIにいろんな質問をぶつけてみて、「なるほど、そう返してくるか」と驚く経験を積むのは、大きな財産になるんじゃないでしょうか。

やりたいことは、AIじゃなく、自分から生まれる

記事の中では、巨大な投資や、日本にAIデータセンターをつくる構想なんかも語られています。いきなり大規模で、「ちょっと遠い世界の話」って感じがするかもしれません。

でも、こうしたインフラが整うほど、個人のアイデアも活かしやすくなるはずです。つまり、「大企業しか使えない」ものがだんだんみんなの手に届きやすくなる。そう考えると、「AIと組み合わせたら面白いかも」ってアイデアを膨らませておく価値は大きいと思います。

ぼくは、AIが進歩すればするほど、「人間が最初にどんな問いを立てるか」が大事になると思うんです。AIはたくさんの情報を処理できるけど、「何を目指したいのか」は、人間の好奇心や欲求からしか生まれないですから。

「AIが全部を決める」なんて姿勢じゃなくて、「AIをうまく使って、どんな未来を想像できるかな？」という気持ちを持っていてほしいんです。ちょっとだけ「自分だったら何をやりたいだろう」と考えてみてください。

世の中がガラッと変わるかもしれない――そんなニュースを見たとき、自分には関係ないと感じるか、「これって面白そう」と興味を持つかで、未来のかたちが変わるんじゃないかなとぼくは思います。

AIという“相棒”を得ることで、ぼくら人間の創造力や夢が、もっと伸び伸びできるかもしれない。だったら、まずは今のうちに、「自分は何が好きか」「どんなことをしてみたいか」をじっくり育ててみてください。そのうえで、AIをうまく活かせるようになったら、きっと想像以上に大きなことを実現できるはずですよ。

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