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JR東日本の「空飛ぶクルマ」計画

高輪ゲートウェイシティに誕生する離着陸場計画

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

JR東「空飛ぶクルマ」発着拠点:日本経済新聞

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世の中がぐるりと変わるときは、なにか象徴的な出来事が起きるものです。今回ご紹介する日経新聞の記事によれば、JR東日本が2028年をめどに高輪ゲートウェイシティ(東京・港)の駅前に「空飛ぶクルマ」の発着拠点を整備するといいます。

しかも、乗客3人が搭乗でき、航続距離は400キロメートルほどを想定しているのだとか。ちょっと前なら「SF映画みたいだね」で終わった話も、どうやら現実になりそうです。もし本当に運用が始まったら、首都圏はもちろん、東北や上信越などの地方にも“ひとっ飛び”で到着できるかもしれません。駅前の風景が空とつながる日は、もうすぐそこまで来ているようです。

「空飛ぶクルマ」にまつわる専門用語とイメージをやさしく解説

「空飛ぶクルマ」と聞くと、まず頭に浮かぶのは「まるで映画のような乗り物」かもしれません。実は現段階で想定されているのは、複数のプロペラ(ローター)を持ち、垂直に離着陸できる小型の航空機――いわゆるeVTOL(イーブイトール:electric Vertical Takeoff and Landing)というタイプが多いのです。大きなドローンを想像していただくとイメージしやすいかもしれません。ヘリコプターよりも静かで、しかも電動化が進めば環境にもやさしくなる可能性があります。

こうした機体が自由に発着できる場所を確保するために必要なのが、「離着陸場」。ヘリポートに似たスペースではあるものの、より小型で複数台が行き交うとなると、安全確保や周囲のビルとの距離感など、考慮しなければならない課題は山ほどあります。

もう一つの重要なキーワードが、機体がどれだけ遠くまで飛べるかを示す「航続距離」。今回の記事では400キロメートルという数字が挙がっていますが、それだけのパワーを安定的に供給できるバッテリーやモーターの開発、加えて法整備も必須です。まだ道のりは長いかもしれませんが、そのぶん夢も大きい。たとえば東京から仙台や新潟あたりまで、電車や車よりも短時間でビューンと飛べる可能性があるわけです。

小岩井農場へのアクセス計画が示す「時代の旅行スタイル」

記事によれば、JR東日本は岩手県の小岩井農場にも力を入れ、2026年に宿泊施設を開業する予定。将来的には、盛岡駅周辺から空飛ぶクルマで農場へ移動できるようになるかもしれないというのです。

これまでなら、都市部からバスや鉄道を乗り継いでようやく到着していた田園風景へ、空からひょいと降り立つ。そんな日常は、想像するとちょっとSF映画みたいですが、新しい技術や新しい観光のかたちが重なれば、実現しそうな気がします。移動そのものが大きな体験になる時代――そんなキーワードが、あちこちで注目されはじめています。

当たり前が塗り替わるとき

空を活用する動きは、日本だけでなく世界中で起きています。ドローン配送や空飛ぶタクシーの構想など、「渋滞をすり抜ける」ための方法が一気に増えようとしているんです。

ただ、新しいものが出てくるときには、いつも課題もつきまといます。たとえば騒音や安全面、運用コスト、そして天候の問題――いくらテクノロジーが進んでも、「誰がどんなふうに使い、誰にとってメリットがあるのか」が見えてこないと、夢物語で終わってしまうかもしれません。

それでも、駅前から空へ飛び立つ光景が実際に目の前に現れたら、その瞬間に私たちの常識はあっさり更新される気もします。高輪ゲートウェイシティから空へ舞い上がるクルマや、小岩井農場へふわりと着陸する機体を想像してみる。そうした近未来が、意外なほどすぐ近くで待っているという事実に、ちょっと胸が高鳴るのです。いつの時代も、変化の入り口はさりげなく、でも確実に、私たちのそばまでやってきているのかもしれません。

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