
タカラトミー×セガ×三菱商事 IP展開
日本のおもちゃ魂が北米へ飛び立つとき
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タカラトミー、北米でIP事業検討:日本経済新聞
タカラトミーがセガ、三菱商事と組んで、日本のアニメやゲームなどの知的財産(IP)を北米で展開する構想を検討しているそうです。
「日本のおもちゃやキャラクターは世界の人たちにとってどんな印象なんだろう?」って気になったことありませんか?新しい扉がひらくようなワクワク感があります。
タカラトミー、セガ、三菱商事はなぜ北米へ?
今回の要点は、「タカラトミー、セガ、三菱商事」という、ものづくりからエンタメビジネスまで幅広い知見を持つ企業がタッグを組んで、日本のアニメやゲームなどのIPを使ったグッズ販売や店舗展開を北米で検討する、ということです。
タカラトミーが得意とするカプセルトイやぬいぐるみといったキャラクターグッズ。そしてセガの「ソニック」に代表される世界で支持されているキャラクターや、クレーンゲーム機器など。さらに海外事業に強みを持つ三菱商事。この3社ががっちり手を組めば、ゲームセンターだけにとどまらない「エンターテインメント複合店」までも視野に入れているとのこと。北米でも日本発コンテンツへの需要が高まっている、という時流に合わせた取り組みといえます。
専門用語をやさしくひも解く
IP
IPは「Intellectual Property(知的財産)」の略です。アニメや漫画、ゲームなどのキャラクターや作品そのもの、あるいはそれらに関わる権利などを指します。「このキャラ、どこで見たことある!」というとき、その作品のIPを扱っている企業同士で契約を結んで商品化しているわけです。
エンターテインメント複合店
一言でいえば、「遊べる場所がいろいろ詰まった娯楽スポット」です。ゲームやクレーンゲーム、さらにテーマカフェやグッズ販売コーナーなどが合体した施設をイメージするとわかりやすいでしょう。日本でも大都市圏にはあるけれど、それを北米という大きな市場で本格的に展開しようというわけです。
コロナ禍が後押しする「海外アニメブーム」
コロナ禍で世界中の人が家にいる時間が増えました。その流れで、動画配信サービスの利用者も一気に拡大。結果として、日本アニメが海外でさらに注目を浴びたという流れがあります。
もともと『ドラゴンボール』や『ポケットモンスター』など、多くの日本アニメやゲームが海外で高い評価を得ていましたが、コロナ禍がその勢いを加速させたと言われています。そして北米のアミューズメント施設、つまりゲームセンターの人気も根強い。両者が組み合わさると、なにやら特別な空間が生まれそうな予感がします。
「世界に飛び出す」時代背景
多くの日本企業が、国内市場の縮小や少子高齢化への対策として海外進出を模索している時代です。ものづくりのクオリティの高さもさることながら、漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターを軸にしたビジネスは、日本が誇る独自の文化資源です。
今や「ガチャガチャ」は欧米でも「すごく面白い自販機」としてインパクトがありますし、日本のクレーンゲームの景品はキャラクターグッズのバラエティが魅力的。こうしたエンタメビジネスの可能性は、いわゆる“アニメファン”だけのものではなく、現地でふらりと立ち寄った人たちが「なんだこれは?」と興味を示してくれる入り口ともなってくるかもしれません。
おもちゃ箱を広げるように
記事によれば、今回の共同検討はまだスタート地点に近い段階のようです。でも、タカラトミーやセガといえば、子どものころからぼくらの遊びを彩ってきた“仕掛け人”でもあります。その彼らが海外に向けて大きく羽を広げる様子を想像すると、「子ども心に戻って、世界中の人をワクワクさせてくれ!」と応援したくなるのです。
実際、このプロジェクトがどこまで大きくなるかは、これからの試行錯誤次第でしょう。ただ、「日本発のエンターテインメントで遊び心を世界と共有する」という動きには、今後ますます注目が集まるはず。
アニメ、ゲーム、そしておもちゃ。それは誰にとっても、笑顔やドキドキを思い出させる力を持っています。そういった“楽しさ”を軸にしたプロジェクトが、国境を越えて人々をつなげる――そんな時代が、もう目の前に来ているんじゃないでしょうか。
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