
時速20キロの自動配送ロボット
ロボット配送「未来を届ける新時代のはじまり」
本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。
※リンク先は日本経済新聞の記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。
最近、「自動配送ロボット」という言葉が新聞やネットニュースでちょくちょく取り上げられるようになりました。たとえば、今回の記事によれば、自動配送ロボットが時速20キロで公道を走行できるようにする提言が発表されたそうです。時速20キロといえば、電動キックボードと同じくらいのスピード。人間が走るスピードよりは速いけれど、自転車ほどではない。新しい時代の「速さ」が、そっと私たちの生活に近づいてきました。
ロボットが走る理由-配送事情の大きな変化-
こんなにもロボットが注目されている背景には物流業界の人手不足があるそうです。いま、インターネット通販は右肩上がり。24時間いつでも注文できて、自宅に届けてもらえる便利な時代。しかし荷物を運んでくれる人手は足りない。そこで、荷物を運んでくれるロボットが出てくるのは、ある意味で必然ともいえます。
このロボット、ただ街を歩くペースではなく、最高時速20キロまで出せるとなると、配送の効率も格段に上がる。とはいえ、車道の左端を走り、安全に気をつけながら進むルールづくりも大事になってきます。
専門用語をやさしく解説 社会実装と規制緩和
ここで記事に出てくる「社会実装」という言葉を、ちょっとかみ砕いてみましょう。
これは新しい技術が、私たちの毎日の暮らしの中に当たり前に溶け込むようにすること、という意味です。研究室や実験場だけでなく、実際に街中でロボットが走り、人々が使うようになる――それこそがゴール。
もうひとつ、「規制緩和」という言葉もキーワードです。ロボットが公道で走るには、道路交通法などの法的ルールを守る必要があります。ロボットの大きさや速度をどこまで認めるのか。それを柔軟に調整しないと、せっかくの新技術も実用化が遅れてしまう。そこで政府が提言を出し、必要な見直しに取り組むわけです。
社会問題をロボットで解決
じつはこの話、遠い未来のSFというわけではなく、私たちが直面している課題から生まれてきたものです。日本では高齢化が進み、人口構造が変わりつつあります。ネット通販で荷物の数は増え続ける一方、人手不足はどんどん深刻化する。いままでの“人力”だけで支えきれなくなる時代が、すぐそこまで来ているのです。
それだけではありません。世界に目を向けると、中国やアメリカではすでにこうした配送ロボットのサービスが少しずつ普及しているといいます。国際競争の面でも、対応が遅れれば日本だけが取り残されるかもしれません。

ロボットが運ぶのは“何”か
私がいちばん気になるのは、このロボットが運ぶのが「もの」だけではないかもしれない、ということです。牛丼やネットショッピングの荷物など、単なる“配送”が便利になるのはもちろんですが、それ以上に「新しい暮らし方」や「新しい仕事」も同時に運んできてくれるように思えるのです。
たとえば、買い物が難しい高齢者の方や、離島・山間部に住む人の生活が格段に便利になったらどうなるだろう? ロボットはただ役に立つ機械というだけでなく、人と人との距離を縮めたり、孤立していたコミュニティをつなぎ直したりする力を持っているのかもしれません。
未来が走る音
「ロボットが、温かい牛丼を届けてくれた」という言葉には、なんだか未来の扉を開けるようなときめきを感じます。ほかほかの牛丼を受け取るときの笑顔が、やがて地域の人たちの助け合いにつながっていくのかもしれません。
道をゆくロボットが、かたかたと走る音を響かせながら、私たちに新しい時代の一歩を知らせている――そんな姿を想像すると、ちょっとワクワクします。今はまだ実験段階の技術も、気づいたらあたりまえの風景になっているかもしれません。そういう風景を夢見ることが、ぼくにとってちょっとした楽しみでもあります。
Vamos学生メンバー募集
Vamosのメンバーになって、いろいろな企業にインタビューしながら自分なりの業界研究を深めてみませんか? 多くの学生が参加しており、リアルな体験談もたくさんシェアされています。興味がある方は、下記リンクで参加者の声をチェックしてみてくださいね。参加希望の場合は、以下のVamos公式LINEへ「説明会参加希望」とメッセージするだけでOKです!

Vamos公式LINEはこちら