
ポケトーク 75言語同時翻訳 社会を変える
「人手不足」と「多言語対応」の不思議なめぐり合わせ
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観光業界は今、海外からのお客さんがどんどん増えていて、すごくにぎやかになっています。けれど、その一方で人手不足が深刻。なにせガイドさんや接客スタッフをたくさんそろえるのは、なかなか大変ですよね。
そこへ登場したのが、ポケトークが新しく始める「スマホで最大75言語を同時翻訳できるサービス」。これがもし本格的に普及すれば、「言葉の壁」がかなり低くなるはずです。どこの国の人でも、同じツアーに参加できるようになる。ガイドさんが話す日本語が、その場で英語や中国語、フランス語など、いっぺんに翻訳されて聞こえてくるわけです。
スマートフォンを活用した最新ガイドツール
今回のサービスを使うには、ガイドさんがスマホから専用サイトにアクセスし、QRコードやURLを生成します。ツアー客はそれを自分のスマホで読み込むだけ。そこにガイドさんが日本語で話すと、あら不思議、参加者それぞれの設定言語で音声が流れる仕組みだそうです。
翻訳の入力として対応しているのは主要10言語。翻訳の出力としては、なんと音声52言語・文字で75言語にまで対応。これだけ多言語に対応していれば、ほとんどの国の方とのコミュニケーションが一度にできそうです。
専門用語をわかりやすく解説
多言語同時翻訳
たとえばガイドさんが「右手に見えるのが東京タワーです」と日本語で話すと、参加者のスマホでは同時に英語や中国語、韓国語など、それぞれ選択した言語で翻訳された音声や字幕が流れる機能。普通の「1対1の翻訳」とは違って、一度にいくつもの言語へ対応するのがミソです。
インバウンド
海外から日本を訪れる観光客のことを指します。ここ数年、インバウンド需要がどんどん増えていて、観光地や地域経済に新たな活気をもたらしています。

変わりつつある時代背景
日本が観光立国を目指す動きはずいぶん前からありましたが、新型コロナの影響などで、旅行関連の常識も大きく揺れました。でも最近は、また海外のお客さんがどっと増えている。旅行会社やガイドさんにとっては、うれしい悲鳴と同時に深刻な人手不足も起きているようです。
言葉が通じない国からのお客さんが増えれば、通訳やガイドを増やす必要が出てきます。だけど急に人数を増やすのは難しい。そんなジレンマをテクノロジーが埋めてくれそうなのが、この「多言語同時翻訳サービス」なんですね。働く人数が限られていても、複数の国の人たちをまとめて案内できる。これって想像以上に画期的なことだと思います。
ぼくが一番おもしろいなと思うのは、言葉って単なる「意味の交換」だけじゃないところ。声のトーンとか、ちょっとした言い回しとか、国によって微妙なニュアンスが違いますよね。今回のサービスはあくまで翻訳ですが、それでもリアルタイムに自分の言葉以外でも聞きとってもらえるのは、なんだか人と人との距離を近づける魔法みたいです。
今はツアーを言語別に回すのが当たり前ですが、これからは、ひとりのガイドさんでいくつもの言語の方をいっしょに案内できるかもしれない。しかも観光客にとっては、他国の人たちとのコミュニケーションのきっかけも増えて、なんだかちょっと異文化交流が深まりそうな予感がします。
「言葉が通じない」というハードルは、今はテクノロジーの力で、そのハードルをスルッと乗り越えられる時代になった。言葉の壁が低くなることで、世界中の人たちがお互いをもっとよく知り合えるチャンスが広がればいいなあ、と思います。
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