
NECが「20代部長」を生んだ仕事のカタチ
「ジョブ型」ってなんだろう?
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NEC、ジョブ型で27歳部長級が誕生 本人も「びっくりした」:日経ビジネス
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「NECで27歳の部長級が誕生した」という話が飛び込んできました。正直、「なんだかすごい時代になったなあ」と思ったんです。普通なら部長というと、40代や50代で“そこまで頑張ってきた大人”がなるイメージです。ところが、NECは“ジョブ型”という人材マネジメント制度を本格導入し、「できる人には早くから大きな仕事を任せよう」という流れをつくった。その結果、あっという間に20代の女性が部長級のポジションについたというわけです。
彼女は入社5年目にして新規事業の立ち上げに携わり、多くのステークホルダーと連携するリーダーシップを評価されました。本人もびっくりしたそうですが、「会社からの期待を感じて、やる気が湧いてきた」と語っています。企業側も本人も、若さを言い訳にせず責任とチャンスを持ち合う──これは、日本の働き方が変わり始めていることの象徴かもしれません。
専門用語をわかりやすく──ジョブ型、Top of Topってなに?
ここで重要になってくるのが、「ジョブ型」という言葉です。これは、仕事の内容や求められるスキルを明確にし、そのポジションに最適な人材をアサインする仕組みを指します。日本に昔からある“メンバーシップ型”は、入社したら部署を転々と経験しながらキャリアを積むやり方。それに対してジョブ型は、「どんな仕事をして、どんな成果を出したか」で評価するので、若くても活躍の場が広がるんですね。
もうひとつ、記事に出てくる「Top of Top(トップ・オブ・トップ)」という言葉。これは、将来的に経営を担うリーダー候補を選出するNEC独自の仕組みだそうです。業務の成果だけじゃなく、人間性やリーダーシップも考慮される。そして選ばれた人は、研修や交流会などで切磋琢磨して、3年以上かけて大きく育っていくそうです。

若手登用と自律的な学び
いま、日本企業の管理職の平均年齢は部長級で50代前半から後半が主流とされています。長く勤めれば自然に役職が上がっていく──それが従来の年功序列的な在り方でした。ところが、働き方改革やグローバル化が進んだことで、若手にチャンスを与えられる環境が増えてきた。その一方で、管理職になれば業務量が一気に増え、「やっぱりなりたくない」という声も多いようです。
NECの事例は、そのどちらの声にも答える形で登場しました。実力を出せば若手でも飛び級で大きな役割を得られるし、その延長線上にある経営幹部候補としての育成も手厚い。つまり、「自律的に学んでキャリアを切り開いていく人」をしっかり支援する仕組みがあるんですね。
「若さ」と「経験」をどう考えるか──未来への考察
昔から、「経験がものをいう」という考え方は根強いです。もちろん、経験や年齢は大切な要素です。でも、“慣習”だけで物事を決めてしまうと、新しい才能が埋もれることもある。NECが示した「ジョブ型」は、そうした思い込みを揺さぶる出来事だったのではないでしょうか。
若いからこそ、柔軟な発想とスピード感がある。一方でベテランには、知識やチームへの目配りができる力がある。これからはそれぞれの強みを活かし合う仕組みこそが大事になりそうです。
周りからの期待と、自分で選び取るキャリア。その組み合わせこそが、これから先、働く人をもっと生き生きさせるキーワードになるはずです。NECの例は、そんな「未来の仕事の在り方」をリアルに示してくれたのだと思います。
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