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AI深海探査機が切り拓く海の未来

深海にAIが潜りはじめる日

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

AI深海探査機、27年度にも実証へ:日本経済新聞

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「海の底の宝探し」が、ちょっと本気で動き出しそうです。文部科学省と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、深海で人工知能(AI)を使って自律航行・試料採取をする無人探査機を開発するという話です。目標は2027年度中に深さ6500メートル以上の海域で実証実験を行うこと。

深海の資源や生態系は、まるで宇宙のように未知と神秘に満ちています。ただ、今までは人が行くには限界があるし、無人探査機だって動かすのが難しかった。だから、大きな岩石やサンプルを見逃すかもしれないし、探索範囲も限られていた。そこにAIの頭脳を持った探査機が登場する。これがもし予定通り動くなら、今までとは違う角度から深海を覗き込めそうです。

「自律航行」って何?専門用語をやさしく解説

記事を読んでいると、「自律航行」と「試料採取の自動化」という言葉が出てきます。ちょっと専門的に聞こえるので、かんたんに言うと、次のようなイメージです。

自律航行

あらかじめプログラムされた動きや、人間の遠隔操作に頼らず、自分自身(ここではAIの頭脳)が判断して動くこと。障害物を見つけたら避けたり、探したいものに近づいたり、人の指示を待たずに行動できるのがポイントです。

試料採取の自動化:これはいわゆる「岩石や生物サンプルを自分で見つけて、自分で採る」技術。誰かが「はい、それ取って」と言わなくても、「これは面白そうだぞ!」とAIが判断してサンプルを取ってきてくれるわけです。

人が乗り込む「しんかい6500」は、潜れる深さが名前の通り6500メートル。だけど往復に時間がかかるし、乗員の安全も考えないといけない。AI探査機なら、24時間の連続潜航が可能かもしれないのです。

深海探索が映し出す時代背景

ところで、なぜいま深海にそんな熱い視線が注がれているのか。そこには「鉱物資源」というキーワードが見え隠れしています。日本はニッケルやコバルトなど、レアメタルを輸入に依存しています。でも、日本の領海・排他的経済水域(EEZ)は国土の10倍以上の広さがあり、その深海にはまだ見つかっていないかもしれないレアメタルが眠っていると言われています。

経済安全保障上、自分の国で資源を確保できるなら、それが将来的な強みになる。どこか他の国に頼りすぎると、いつ価格が跳ね上がったり供給が止まったりするかわからない。そのリスクを減らすためにも、「深海の可能性」を探る時代が来ているというわけです。

海を覗くテクノロジーと人との新しい関係

深海に関してはまだまだナゾだらけなのに、そこにAIを持ち込む技術が着々と進みつつある。これは単なる「鉱物資源の探索」だけにとどまらない気がします。深海生物やまだ名もない未知の種が見つかるかもしれないし、海底の地形や環境の秘密を解き明かす手がかりになるかもしれません。

人が直接潜り込んで見るからこそ得られる発見もあるけれど、限界がある。AIという目と耳と手足が増えれば、人が行けない場所をバーチャルに体験できる。その結果、自分たちの想像を軽々と超えた「海の底の現実」を見ることになるでしょう。

こうした取り組みは、ただ「新技術がすごい!」で終わらないはず。昔は測量図すらなかった世界地図が、いまはAIの手を借りて、深海の隅々まで覗き込める時代になりつつある。その景色をどう活かすか、誰がどう役立てるのか。さらに踏み込むと、それをめぐってどんなルールを作るのか。世界規模での協調や競争が、海底の未来を左右していくのでしょう。

深海を覗き込みたいという思いと、それを支えるテクノロジー。その関係は、まるで人と道具の昔からある物語みたい。ですが、AIが自分で判断し、動き、成果を持ち帰ってくるという点はまったく新しい。これがいずれは宇宙開発や環境保護の分野とも自然につながっていくのかもしれません。私たちは今、まさに「深い海の蓋」を開けようとしているのです。

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