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正社員99万人転職時代

働く場所の自由度が、人生の可能性を広げる

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正社員の転職最多 24年99万人に増加:日本経済新聞

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働く場所って、「一度決まったら終わり」なんて思い込みが、いつの間にか消えつつあるようです。日経新聞の記事によれば、2024年には正社員としての転職者数が99万人に達し、これまででいちばん多くなる見通しなのだとか。「正社員なら安定だからわざわざ辞めるのはもったいない」と言われた時代が、もう遠い昔に感じられます。

 実際、20代から40代前半を中心に「もっと給料のいい会社へ」とか「在宅勤務ができる会社へ」とか、そういった動機でさっと転職してしまう。企業側は、優秀な人材を逃すまいと必死に賃金を上げたり、待遇をよくしたりと、これまた大忙し。そんな動きは「労働力調査」による数字でも裏付けられているんですね。

「労働力調査」「テレワーク」ってどんな言葉?

記事では「総務省の労働力調査」を引き合いに出しています。これは、日本全国の就業・失業や転職などの統計を集めて分析し、労働市場の動きを把握するためのもの。転職者数が「本当に増えているの?」と疑問を持ったときに、まず登場する公式データがこれなんです。

もう一つ、「テレワーク」も重要なキーワード。もともとはオフィスに通わずに在宅やカフェなどで働くスタイルのことを指しますが、コロナ禍以降、いろんな企業が導入してどんどん当たり前になりつつある。最近では「オフィスに行きたい人は行くし、行きたくない人は行かない」という自由度の高さをもつ会社も出てきて、まさに働き方の多様化を象徴しています。

リーマン危機世代 「やむを得ない就職」から「望む就職」へ

10年以上前に「リーマンショック」という金融危機が世界中を揺るがせたこと、覚えていますか。就職活動中の学生が思うように就職できず、「仕方なく今の会社に入った」というケースが少なくありませんでした。ところが時代は巡り、今は人手不足が深刻化。企業が待遇を良くしようと積極的に動き始めた結果、「本当はこう働きたかった!」という思いをようやく実現できる追い風が吹いているのです。

 特に25~34歳あたりの若い世代の転職が目立つのは、その頃に就職氷河期を経験している人たちが「いまこそ」と次のステップへ移っているから、という見方もあるようです。

転職の増加が社会にもたらすもの

正社員の転職が活発になると、企業間の競争も激しくなります。「どこがいちばん給料を上げてくれるか」「どこが柔軟な働き方を認めてくれるか」──こうした条件で人材が動けば、結果として賃金水準が上がったり、働きやすい環境づくりが進んだりする。

さらに、新しい働き方を取り入れている企業が成長していけば、日本全体の生産性も高まり、経済が元気になるかもしれない。若い人たちが「働くって、こんなにも選択肢があるんだ」とワクワクしながら社会に踏み出すことができたら、それはとても素敵なことです。

「移動の自由」が変えていく未来

「移動の自由」、それは物理的な移動だけじゃなくて「職場を変える自由」も含んでいると僕は思います。正社員であろうと、キャリアを乗り換えるハードルがどんどん低くなる。これはある意味、リスクにもなり得るけれど、それ以上に「自分に合った場所へ行く」という当たり前の欲求をかなえるためのチャンスでもあります。

今回の記事にあるように、転職者数が増えることで企業は待遇改善を迫られるし、社会全体としては新しい成長が見込まれる。僕らの人生は、自分の手で舵を取れるようになってきた。だからこそ、次の場所へ進むも良し、今の場所をじっくり育てるも良し。自由は、ぼくらを悩ませるけれど、同時に未来への大きな可能性も見せてくれるのです。

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