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イオンモールと「ポケモンGO」 新しい歩きかた

イオンモール160施設で盛り上がる「ポケモンGO」イベント

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

イオンモール「ポケGO」イベント、160施設で:日経MJ

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イオンモールと聞くと、まずはお買い物やグルメを楽しむ場所というイメージがあるかもしれません。ところが最近、「ポケモンGO」を遊ぶ人たちのあいだで、イオンモールがとびきりアツいスポットになっているんです。全国の約160施設で、公式ルートに沿ってモール内を歩くと、ゲーム内で限定アイテムが手に入る仕掛けがスタート。ひと足先に開かれた幕張新都心や沖縄ライカムでは、人気のピカチュウ柄のギフトがゲットできるとあって、ゲームを通じてたくさんの人があちこちを歩きまわっています。

こうして聞くと、「お買い物の合間にちょっと遊ぶ」というよりは、むしろ「遊びながらショッピングモールを探検する」新しいスタイルが定着しそうな予感がしますよね。コロナ禍ですっかり変わった「買いもの」の形。それを取り戻すだけでなく、さらに広げようとするイオンモールのアイデアには、なんだかワクワクしてきます。

知っておきたいポケモンGO用語:「ポケストップ」と「ジム」と「公式ルート」

「ポケモンGO」をすでに知っている人にとっては当たり前かもしれませんが、まだやったことがない人には、まず専門用語がちょっとハードル。ここで、イベントを楽しむために最低限知っておきたいポイントをやさしく説明してみましょう。

ポケストップ

これはゲーム内のアイテム補給所みたいなもの。ここを回すとモンスターボールや道具が手に入ります。イオンモールのイベント期間中は、特別なギフトがもらえる「公式のポケストップ」も登場。ふだんのゲームプレイとはひと味違うレアなアイテムが手に入るんです。

ジム

プレーヤー同士がバトルできる場所が「ジム」。自分のポケモンを配置して味方チームを守ったり、逆に他のチームからジムを奪い取ったりすることができます。イベント期間中のイオンモールでは、ふだんはなかった特別なジムも設置されることがあるので要チェック。

公式ルート

モール内をあらかじめ決められた道順に沿って歩くと、スタートとゴールでアイテムが手に入る仕組み。ウォーキングの楽しさとゲーム要素が組み合わさった、まさに「リアルとデジタルの融合」が実感できるアイデアです。

コロナ禍後の集客戦略として見えてきた「歩く楽しさ」

コロナ禍で大打撃を受けたショッピングモール。イオンモールも例外ではなく、都心型の施設が苦戦しているという話はよく耳にします。なかなかお客さんが戻りきらず、ファッションビル業態などでは閉鎖が決定した施設もあるとか。そんななかで、この「ポケモンGO」とのコラボイベントは、歩きながらゲームを楽しめる環境を提供し、来場を促す試みとして注目を集めています。

実は大規模な屋内施設は、天候に左右されず長時間滞在できるという強みをもっています。そこへ「歩きながらアイテムゲット」というゲーム要素が加わると、ただ買いものをするだけじゃなく、「次のポケストップはどこにあるの?」とついつい施設を回りたくなる。結果として、人々は思わず何往復もして、気がつけば歩数が増え、運動不足も解消できちゃう。これこそイオンモール側がねらう「健康的な来場促進」の姿なのかもしれません。

遊びと買いもののボーダーがあいまいに

いまやスマートフォンを手に、ゲームを遊ぶだけでなく、SNSで情報発信したり、街の景色やお店の新商品をシェアしたりするのが当たり前になりました。今回のイベントも、その延長線上にあるといえるでしょう。ショッピングモールというリアル空間を舞台にしながら、スマホのなかではデジタル世界のポケモンたちが動きまわる。

こうした「遊び」と「買いもの」の境界線がなくなりつつある時代だからこそ、イオンモールがポケモンGOと組むのは必然だったのかもしれません。しかも世界規模のゲームということで、海外からのプレーヤーも呼び寄せられる可能性があります。ショッピングモールがまるごと“観光地”のように機能する日も、そう遠くないのかもしれません。

未来のショッピングセンターは「歩く楽しさ」のプラットフォーム

イオンモールが今後めざしているのは、単なる商業施設から一歩進んだ「地域コミュニティ」の場です。ゲームを遊ぶ人も、そうじゃない人も、同じ空間で思い思いの時間を過ごし、気がつくと人と人とのつながりが生まれている。そんな未来を「ポケモンGO」という世界的コンテンツの力を借りて、先取りしているように感じます。

ポケモンGOに限らず、歩くことを促すゲームや仕組みはどんどん増えていくはずです。ショッピングモールにおいても、ただ物を買うだけではなく、「ここでしか体験できないことを楽しむ」時代になる。今回の取り組みが成功すれば、国内外のプレーヤーがイオンモールに足を運び、新しい遊びかたと買いものスタイルを体感するでしょう。

「歩いて、探して、また歩いて」というゲーム的な楽しさが、人々の健康や地域の活性化にもつながっていく。そう考えると、イオンモールと「ポケモンGO」の協力は、ショッピングセンターの未来に向けたひとつの大きな一歩になるのかもしれません。

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