
キッズカメラ モノクロの味わいとともに
Y2Kとキッズカメラの不思議な共演
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最近、2000年前後をモチーフにした「Y2K」スタイルが盛り上がっているそうです。そこへ、思いがけず脚光を浴びているのが、古いデジカメや子ども向けの「キッズカメラ」。スマホ全盛の時代だからこそ、あえて少し粗い画像やモノクロの質感に「エモい」魅力を感じる若者たちが増えているようです。デジカメを見つめ直す姿に、ぼくはなんだか懐かしさを感じます。
Z世代がハマる「粗めの画質」とレトロ感
0ふだんスマホで撮っている写真って、必要以上に鮮明だったり、どこか味気なかったりすることがありますよね。でも、10~20年前のデジカメは画質がちょっと荒く、光や色の再現も独特。それが「日常を切り取る感じがリアルでいい」とZ世代が気づきはじめた――この記事によると、そんな流れがあるようです。ショッピングサイトやフリマアプリで中古を手に入れて、現行のスマホとつなぐといった使い方が「コスパもタイパも良い」と評判。どこか懐かしい解像度が、逆に生き生きとした空気を映し出してくれるのでしょう。
専門用語「Y2K」と「キッズカメラ」の意味
Y2Kとは、「Year 2000」の略で、2000年前後のファッションやカルチャーを指す言葉。懐かしいアイテムを再発見して、今風に取り入れる楽しみ方が若者の間で続いています。
一方のキッズカメラは、子どもが扱いやすいよう軽量かつ操作もシンプルなデジカメ。最近はプリンターを内蔵して、撮ったそばからモノクロ写真がポロリと出てくるものも。紙の質感やちょっとしたラフさ、そして大人が見ても「かわいい!」と思わせるサイズ感が人気の理由です。
なぜいま「ゆるいカメラ」なのか?
ここ数年、SNSでは写真をきれいに加工するのが当たり前になり、いかに映えるかが重視されてきました。ところが、あまりにピカピカの世界ばかりだと、かえって「本当の自分」から遠ざかってしまう気がしてくる。Z世代の若者たちは、肩の力を抜いた「日常」を大切にしたいという感覚を育んでいるようです。
高画質スマホの写真をひとつひとつ加工するのは手間がかかるし、仕上がりがそろわない。その点、レトロなデジカメやキッズカメラで撮れば、自然と統一感が出て「日常のなんでもない感じ」をそのまま発信できる。SNSの投稿にあえてラフな写真を並べることで、「これがわたしの日常です」という素直なメッセージを届けているのかもしれません。
昔のフィルムカメラから、いまを考える
かつてレンズ付きフィルムが再ブームになった時期がありました。現像に時間がかかるのも含めて「写真を待つ楽しみ」が新鮮だったのだと思います。でも、今回はもっと「手軽さ」に寄った動きが特徴的。撮った瞬間にプリントできるキッズカメラや、古いデジカメの画像を即スマホに取り込める便利さが、ちゃんと現代の生活スタイルに合っているんですよね。

デジタルとアナログが溶け合う未来
最新の高画質と、あえて粗さを楽しむレトロなテイスト。いまの若者たちは、デジタルとアナログのあいだをゆるやかに行き来しながら、新しい表現の自由を謳歌しています。ぼく自身も、モノクロ写真の余白や粒感に「ありのままの自分」を感じた経験があります。便利な世の中だからこそ、少し不便なものに愛着がわくのかもしれません。
この「ゆるさ」を大事にする気分は、これからの社会のキーワードになりそうです。バチッと決めて背伸びするのではなく、いつものじぶんがいつもの景色を撮る。その何でもない日常の一瞬こそが、いちばんの「エモさ」なのかもしれません。
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