
ChatGPT 一瞬で4コマ漫画ができる時代
AIが描く未来への期待と不安
本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。
※リンク先は日本経済新聞の記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。
あっという間にできあがる4コマ漫画。そんな話を聞いたら、多くの人は「本当?」と首をかしげるかもしれません。でも、どうやら本当のようです。米オープンAIは、AIが瞬時に画像を生成できる機能を「Chat(チャット)GPT」に組み込んだと発表しました。しかも、吹き出しのセリフやシーン説明まで整然と並べてくれる。まるでベテランの漫画家さんがノリノリで描いた作品を観るような感覚です。
記事によれば、これまでも画像生成AI「DALL-E(ダリ)」は存在していましたが、イラスト単体ならともかく、文字とイラストを一枚の画像としてしっかりまとめるのは少し苦手だったのだとか。それが今回、「GPT-4o」という新しい基盤モデルを使ったことで、セリフと絵をまとめて違和感なく仕上げられるようになったそうです。複数の枠がある4コマ漫画でも、セリフと登場人物をきちんと一致させてくれる。ちょっと前までSF映画の世界だったものが、気づけば日常にやってきた。そんな驚きがあります。
「生成AI」はどうスゴい?
記事の中にある「生成AI」という言葉ですが、これは文字どおり「何かをつくり出す(生成する)AI」のことです。人間が「ああして」「こうして」と指示すると、文章や絵、写真風の画像などを一から生み出してくれる。いわばAIが“脳”だけでなく“手”までも持ってしまったようなイメージです。
ここで重要なのは、単純に画像を組み合わせているだけではない、という点でしょう。膨大な学習データを基に、「こんな構図でこんなキャラクターが、こんなふうに話していると面白いかも」というアイデアまで汲み取る力を備えている。指示を出すほうの工夫次第で、笑いも涙も生み出せるようになってしまうから、ワクワク半分、ちょっと怖い気持ちも半分。いつの間にかAIが“創作パートナー”として身近な存在になりつつあるのです。

大量データで“理解度”がグンとアップ
「GPT-4o」とは何か?要するにChatGPTシリーズの進化版のようなもの。これまでのモデルよりも、大量のデータを学習しているため、ユーザーの細かい指示をより正確にくみ取りやすいのだそうです。実際、4コマ漫画を作るには「場面の指示」「セリフ」「キャラクターの動き」など、複数の要素を組み合わせなくてはなりません。ところが、GPT-4oはそれを器用に整理し、見栄えの良い形でまとめ上げる能力を備えているといいます。
創作が誰にでも開かれる世の中へ
では、このニュースをどう捉えればいいのでしょう。最も大きいのは、「プロでなくてもアイデアさえあれば、質の高いコンテンツが作れる」という点です。面白いネタを思いついたとき、自分で描く技術がなくても問題ない。AIがしっかりと形にしてくれるのです。そうなると、「もうプロの仕事がなくなっちゃうのでは?」という声も出てきますが、一方では「人間だけが持っている柔軟な発想や感性が、さらに重要になる」と考える人もいます。どちらにしても、これまでの「絵を描く」「漫画を描く」という敷居が一気に下がり、多くの人がクリエイティブに参加できる時代が近づいている、ということに間違いはありません。
AIに任せるだけじゃ、もったいない
創作の自動化は私たちに時間を与えてくれるでしょう。けれど、AI任せで生み出された4コマ漫画には、“人間ならではの感情のうねり”のようなものがまだ足りないと感じるかもしれません。だからこそ、人の感性とAIの能力をうまく掛け合わせることが大切です。アイデアを考えるのは人間、形にするのはAI。互いの良いところを持ち寄って、新しい価値を創造する。そうした共同作業のあり方が、これからどんどん当たり前になっていくのではないでしょうか。
まさに「一瞬で4コマ漫画」が完成する時代です。でも、そこには人間の思いやセンスがかならず宿るはず。すばやく形にしてくれるAIを、“作品をいっしょにつくる相棒”として迎え入れたとき、私たちはいままで見たことのないような物語をつくり出すかもしれません。
Vamos学生メンバー募集
Vamos学生メンバーとして一緒にWebマガジンの運営にチャレンジしてみませんか?
さまざまな企業へのインタビューを通じて“現場の声”を直接学ぶことが可能です。就活に有利なだけでなく、自分の視野をグッと広げるいい機会にも。参加学生のリアルな声はリンク先にたくさん載っていますので、ぜひご覧ください。気になった方は、Vamos公式LINEに「説明会参加希望」と送るだけで始められます!

Vamos公式LINEはこちら