
ブッキング・ドットコムCEOが語る旅の未来
旅のすべてがアプリで完結
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旅行の全て、アプリで完結 ブッキング・ドットコムCEO:日経MJ
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旅行といえば、大きなカバンに地図、ガイドブック、チケット、いろんな書類を抱えてバタバタと準備をする――そんなイメージがありました。ところが、オランダに本拠を置く旅行予約サイト世界最大手のブッキング・ドットコムのCEOであるグレン・フォーゲルさんは、「旅行をまるごとアプリで完結させる時代がくる」と言っています。
それを支えるのがテクノロジー。航空券や宿泊先の手配はもちろん、レンタカーの予約、保険、さらには観光施設のチケットまで、アプリ一つで手軽に進められる世界が広がっている、というわけです。
今回の記事を読んでいると、「未来の旅行はカバンよりスマホが大事かもしれないなあ」と思う人も多いでしょう。なにせ、スマホがあれば“旅のすべて”をポケットに入れて飛び回れるらしいのですから。
専門用語をやさしく解説――「OTA」とは?
記事の中で出てくるのが「OTA(オンライン専用旅行会社)」という言葉です。
ふつう、旅行会社といえば街なかの店舗を思い浮かべがちですが、OTAはインターネットだけで商品を提供する旅行会社のこと。ウェブやアプリ上で航空券やホテルなどを予約できる仕組みを持ち、対面販売を行わないという点が特徴です。
ブッキング・ドットコムはその代表格で、「コネクテッド・トリップ」というキーワードを掲げ、旅行に必要なものを一括で手配できるようにしています。ここには、保険やレンタカー、観光施設チケットなど多様なサービスが含まれ、利用者の好みに合わせた情報提供を可能にするため、大量のデータ処理を駆使しているそうです。
“対面”から“オンライン”へ
英調査会社のデータによると、旅行の予約の約7割がオンラインで行われているという事実が紹介されていました。これは、まさに私たちの旅の買い方が大きく変わっている証拠でしょう。
昔は地元の旅行代理店を訪れ、店員さんの言葉とパンフレットを頼りに決めていた旅の行き先。それがいまや、自宅のソファーや移動中の電車の中、さらには布団に寝転んだままでも完結してしまう。しかも航空券・宿泊・保険が一体となり、ひとつのアプリですべて手配できる。
便利な一方、オンライン予約特有のトラブルも増えているようです。キャンセル規定をうっかり見逃したり、ブッキング・ドットコムが過去にシステム上の問題で宿泊施設への支払いを滞らせてしまったり――。ネットならではの利便性とリスクは、これからますます表裏一体になるのでしょう。
旅の本質は変わらない、でも手段は進化する
フォーゲルさんは「人はいつだって、違う世界を見たいと思うものだ」と言います。たしかに、昔から旅には“未知との出会い”や“自分を変えるきっかけ”がつきものでした。オンラインかオフラインか、そんな方法の違いがあっても、旅がもたらすワクワクやドキドキは変わりません。
ただ、その手段は明らかに進化しています。かつては分厚いガイドブックを抱え、見知らぬ土地で道に迷っては地元の人にたどたどしい言葉で尋ねるのも旅の醍醐味でした。それが今ではアプリがあなたの案内役。さらに旅行保険までもワンタップで手に入る便利さ。
もちろん「どう楽しむか」は人それぞれでいい。ハイテクを使いこなしてスムーズに旅するもよし、あえて地図を握りしめて歩くもよし。けれど、こうしたオンライン予約サービスがますます充実していくことで、旅の選択肢がより自由になるのはうれしいことだと思います。
いつか「旅に行く」という日常の行為そのものが、「スマホを開く」という動作とほぼイコールになる時代がくるかもしれませんね。旅の自由度が増すことで、私たちの生活ももっと豊かになっていくのではないでしょうか。
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