
道頓堀新「くいだおれビル」「食べて、笑って、遊ぶ」
新しい「中座くいだおれビル」がやってきた
本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。
※リンク先は日経MJの記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。
道頓堀といえば、看板がぎらぎら、そして食いだおれ太郎。みんなが頭のどこかで思い浮かべるこの風景に、新しい風がふわっと吹きこまれました。今回、野村不動産コマースなどによって改装・開業された「中座くいだおれビル」は、その名の通り、“おいしいもの”と“エンタメ”の宝石箱。
6メートルの巨大なくいだおれ太郎がビルのシンボルとしてドーンとお出迎えしてくれるから、いきなり大阪らしい歓迎ムードに包まれます。劇場では吉本興業の芸人さんたちの漫才やコントが楽しめるうえ、なんと食べながら鑑賞できるシステム。お客さん同士で「このたこ焼き、うまいなあ」「さっきのツッコミ、最高やん」と言い合いながら、笑いを共有できるのが魅力です。
さらに、大型ナイトクラブ「GIRAFFE Japan」では、日中はVR(仮想現実)技術を使った歴史・文化体験が用意されていて、夕方以降はライブショーが展開されるという盛りだくさんぶり。「昼と夜とでガラッと世界が変わる場所」というわくわくした期待感が、道頓堀の夜をより一層にぎやかにしてくれそうです。

専門用語をわかりやすく解説
REIT(不動産投資信託)
記事の中でちらっと出てくる「REIT(リート)」。これは「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産に投資をしたい人たちからお金を集めて、大きなビルや商業施設などに投資・運用し、その利益を投資家に分配する仕組みのことです。個人が直接ビルを買うのは難しいけれど、REITを通じて不動産に少額から参加できるのがポイント。今回のビルも、こうした投資の流れのなかで改装が実現したんですね。
VR(仮想現実)体験
そしてもうひとつがVR(バーチャル・リアリティ)。ゴーグルみたいな装置をつけると、目の前に広がるのはまるで別世界。戦国武将の本陣に入り込むような体験や、当時の町並みを探索できたりと、従来の紙や映像を超えたリアリティが楽しめます。ナイトクラブでのVR体験では、日本の歴史や文化を斬新なかたちで演出。観光客にとってはもちろん、地元の人にとっても新鮮な驚きがあるはずです。
くいだおれビルが映す、いまの時代背景
大阪といえば「食の街」「笑いの街」。そんなイメージを体現する道頓堀の中心地に、これでもかとエンタメや飲食が詰め込まれた空間ができたことは、2025年の大阪・関西万博を直前に控えた大阪の“気合い”を象徴しているように思えます。
世界中から人がやってくる万博。そこで大切になるのは、たくさんの人が一度に楽しめる場所や体験を用意しておくこと。劇場やクラブ、お好み焼きに串カツなど、大阪らしい要素をこれでもかと詰め込むことで、大阪全体を“世界の食卓と舞台”に変えてしまおうという意気込みが見えるんです。
情報が目まぐるしく飛び交う時代ですが、「あの場所に行きたい」「あの体験をしたい」という“実際に足を運ぶ”アクションが見直されてきているようにも感じます。SNSで見た写真や動画がきっかけになって、実際に訪れる外国人観光客も増えている。結果、このビルがまさに“SNS映えの総合商社”となって、新しい大阪のシンボルとして活躍しそうです。

食べるだけじゃない、文化を食べる
道頓堀と聞くと「粉もん」や「串カツ」など、食いだおれを楽しむイメージがまず浮かぶ。でも今回のリニューアルを見ると、食べるだけでなく、笑いもステージも歴史体験までも「食べて」しまうのが大阪の底力だなあと改めて思います。食いしん坊も、エンタメ好きも、そしてあまりお笑いに詳しくない人も、ひとまずビルに入ってしまえば何かしら「うまい」と思う瞬間に出会える。
「食」は、国や文化を超えて人々をつなぐキーワード。でもそこにエンタメが加わると、より多くの人の心を巻き込みやすくなる。世界中から観光客を呼び込むには、やっぱり「現地でしか味わえないもの」がいちばん説得力を持つんですよね。
大阪がこれからさらに盛り上がるには、こうした体験型の施設が、いかに人々の「知的好奇心」と「お腹」と「笑いのツボ」を満たすかがカギになるんじゃないでしょうか。道頓堀のど真ん中で、食べて笑って遊んで、ついでにVRで歴史までのぞける。そんな贅沢な時間を、お互い「おいしいね」「おもしろいね」と共有しあえる光景。これはもう、まさに大阪が世界へ放つ“ごちそうの新形態”ともいえるのではないでしょうか。
大きく変わって、でも昔からの”くいだおれ”らしさはしっかり受け継がれている。そんな道頓堀の今とこれからを象徴する場所として、新しい「中座くいだおれビル」は、これからも大勢の人を笑顔にしてくれそうです。
Vamos学生メンバー募集
「もっと企業を深く知りたい」「ガクチカを充実させたい」と思ったら、Vamos学生メンバーとして取材活動がおすすめ。実際に先輩たちが楽しみながらスキルを伸ばしている様子を、リンクの体験談でチェックしてみてください。参加希望の方は、Vamos公式LINEへ「説明会参加希望」とメッセージを送るだけで簡単にスタートできます!

Vamos公式LINEはこちら