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韓国で巻き起こる昭和歌謡ブーム

「ギンギラギンにさりげなく」が韓国で大ヒット?

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

〈韓国トレンド〉マッチ・聖子 昭和歌謡大ヒット:日経MJ

※リンク先は日経MJの記事です。閲覧にはログインが必要な場合があります。

ぼくが「ギンギラギンにさりげなく」を耳にすると、ついつい口ずさんでしまいます。あれがまさか韓国の音楽番組で大合唱され、その映像がネット上で何百万回も再生されているなんて、ちょっと想像を超えている。でも、実際にそうした盛り上がりが起きているというからおもしろい。

この記事(詳しい内容はリンク先をどうぞ)によれば、韓国では最近、日本の80年代歌謡曲が再評価されているらしい。さらにシンガーソングライターのあいみょんなど新世代アーティストも大人気で、2023年にJ-POPの再生数が前年比93%増というから驚きだ。そこには、K-POPに慣れた耳に「新鮮さ」を感じさせる日本音楽の魅力があるのかもしれない。

「トロット」と「J-POP」──専門用語をわかりやすく解説

ここでちょっとだけ、記事の中に出てくる専門的な言葉を整理しておこう。

トロット(韓国演歌)とは?

韓国伝統の歌謡スタイルで、日本の演歌に通じるこぶし回しや切なさを表現する曲が特徴だ。かつては高齢層の楽しみというイメージが強かったけれど、最近は若い歌手が新しいアレンジを取り入れるなどして、若者にも受け入れられているという。

J-POPの再生数急増

日本生まれのポップス。80年代の「昭和歌謡」も広い意味で含まれることがあるけれど、いまの韓国ではあいみょんやバンド勢など若い世代のアーティストもひとくくりで「J-POP」と呼ばれがちだ。K-POPと比べて、メロディラインがやわらかく「耳に残る」と評判なのだそう。

背景にある日韓関係と世代感覚

この記事によると、韓国で日本の歌がテレビやSNSをにぎわすようになったのはここ数年のことらしい。昔は日本語の楽曲が放送禁止になっていた時代もあったくらいだから、その変化は大きい。

さらに、両国の政治対立がいったん落ち着きを見せ、若い世代にとっては政治より音楽のほうがはるかに身近という現実もある。誰かがSNSにアップした日本の曲を、無邪気に「これイイね」と楽しむ光景は、令和のいまだからこそ可能なのかもしれない。実際にK-POPに疲れを感じている人たちが、J-POPのやわらかな歌声に癒やしを求めているという話も興味深い。

日韓の文化が交わる時代の空気

昭和歌謡や最近のJ-POPが韓国で人気を博しているのは、単に音楽の好みの問題だけではない気がする。どんな国同士でも、政治がギクシャクすると「文化を楽しむなんて不謹慎だ」という声が出がちだ。だけど、人間というのは時代の空気を反映しながら、好きなものを素直に取り入れる生きものでもある。

この記事を読んでいると、相互理解とは「トップ同士の握手」だけでなく、人々がさりげなくSNSで音楽を聴いて「いいじゃん」と思う、そのやわらかい感覚から始まるのだと気づく。誰もが知る曲をみんなで歌えば、国境や言語の違いもときどき忘れてしまえる。それこそが「ギンギラギンにさりげなく」という言葉の裏にある不思議な力だ。

これからどんな広がりを見せるのか

政治は一寸先がどう転ぶか見えないけれど、音楽は人間の心に深く根を下ろすものだ。今後も韓国のテレビ番組やSNSで、あらたな日本のヒット曲が見いだされるかもしれない。そのとき、ぼくたちは改めて「文化は面白い」と感じるだろう。

日本から生まれたメロディが、韓国で違う光を帯びて愛されている。この現象は、かつての対立やイメージを少しずつ和らげるきっかけになるのかもしれない。音楽に垣根がないように、これからも交流が続けばいいなと思う。

ぼくらにできるのは、耳を傾け、楽しみ、ときどき歴史を振り返り、また歌うこと。そうして、ぎこちない政治的な風向きよりも「歌の力」が先に人々を結びつけるのを、そっと見守るのも悪くない。

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