
「Nintendo Switch 2」新しい“あそび”の可能性
「正統進化」のスイッチ2って、いったい何?
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任天堂が新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(スイッチ・ツー)」の仕様が発表されました。その中身は、いわゆる“サプライズ”よりも「正統進化」に重きを置いた形。たとえば耐久性の向上、操作性の改善といった、ユーザーが我慢していた不満点を中心に手を加えている。
「そこ変えてほしかったんだよなあ」という声が届いたのだろう。皆が本当に欲しがっていた部分を、しっかり拾い上げたように見える。ともすれば目新しさが足りないと批判されがちでも、実際は“地に足をつけて”作ることにこそ意味がある。そう感じさせるのが、このスイッチ2だ。
詳細は今回紹介する日経新聞の記事をご参照ください。ただ、そこに書かれたことをひとことで言えば、「この新型は、すごく堅実」。この堅実さが、意外と大きな武器になるかもしれない。
「磁石式着脱」のジョイコン、壊れにくさを求めて
今回の仕様発表で注目を集めたのが、本体と「ジョイコン」の接続方式。これまでの“スライド方式”が、なんと“磁石式”になった。スライド方式は一年ほどでレールがガタつき壊れやすいという声が少なくなかったが、磁石式であれば装着もスッと楽になり、故障のリスクもグッと下がるはずだ。
この「磁石式着脱」というのは、文字通り磁石の力でジョイコンをパチッとくっつける仕組み。カチッとハマる感触が気持ちよくなるように調整されるのは、なんとも任天堂らしいこだわり。もちろん、「しっかり外れないのか?」という疑問もあるけれど、こういうところは「遊びのプロ」の腕の見せどころだろう。
光学センサーで“マウス操作”が可能に?
もうひとつ見逃せないのが、ジョイコンに光学センサーが備わったこと。机の上に置いて、まるでマウスのように動かして操作できるという。この仕組みによって、細やかなカーソル移動やゲーム内での繊細な動作が実現するというから面白い。
「光学センサー」とは、カメラの一種のようなもの。表面の模様や動きを読み取って、位置情報を取得する仕組みだ。パソコンに慣れている人ならイメージしやすいはず。家でテレビに向かうときは、“マウスのように扱えるジョイコン”を手にして、サクサクとキャラクターを動かせる──そんな未来図が浮かぶ。
「高性能SDカード」は読み込み時間を変える?
いまのゲーム機では、ゲームソフトを本体ではなくSDカードにダウンロードすると読み込みが速くなることが多い。ただ、スイッチ現行機は高性能なSDカードに対応しておらず、読み込みが遅いと感じる場面もあったようだ。
そこでスイッチ2では、高速読み込みに対応したSDカードを使用可能にした。待ち時間が短ければ短いほど、プレイヤーはゲームの世界に集中できる。その“没入感”が、任天堂のゲームづくりでもっとも大切にされるポイントのひとつだろう。
長く遊べるゲーム機への期待
スイッチは発売から8年目に入り、累計販売台数は1億5000万台を超えた。この数字は、世界中の多くの人が「ゲーム機を持つという習慣」を定着させている証拠でもある。驚くべきは、そのうち8割以上のユーザーが1年以上経っても遊び続けていることだ。
つまり、買って終わり、ではなく「日々の暮らしのなかにスイッチがある」状態が生まれている。こうなると、ゲーム機そのものがただのハードウェアではなく、コミュニケーションツールや娯楽プラットフォームとして根づいていると言える。

“少しずつ、ずっと”の時代へ
スイッチ2の改良点は、壊れにくく、操作しやすく、もっと集中して遊べるようにすること。とても地味な進化に映るかもしれないが、実際はユーザーのリアルな声をちゃんと掬い上げた大切な方針だ。
そもそもゲームの面白さって、「いかにストレスから解放されるか」が鍵になる。読み込みの待ち時間が減れば、その分ゲームの世界に没入できる。コントローラーが壊れなければ、買い替えの負担なく遊び続けられる。
かつては「何かド派手に新しいことをやらなきゃ、売れないんじゃないか」という考えが強かった。しかし、ユーザーのすそ野が広がった今は、「好きなものを長く快適に使いたい」という人が増えているのだろう。そこに寄り添う形の正統進化で、スイッチ2は“少しずつ、ずっと”遊び続けられる存在になろうとしている。
目を引く新機能は少なくても、その分、本質をじっくり味わえるかもしれない。いまの時代にはそういう“地味だけど大事なこと”こそ、多くの人を惹きつける力があるのではないか。スイッチ2が発売された後、世界中のユーザーの声がどう動くのか。その行方には、ゲームだけでなく、僕たちの暮らし方そのもののヒントが隠されている気がする。
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