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「4割超え」キャッシュレスの波に乗る日本

キャッシュレス決済の急拡大:政府目標を前倒しで達成

本記事では、著作権の関係上、具体的な内容の詳細な引用は避けつつ、リンク先の記事を参考にして執筆しています。記事の全文をご覧になりたい方は、以下のリンクから原文をご確認ください。

キャッシュレス比率、4割超:日本経済新聞

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キャッシュレスで支払いをする人が、ついに4割を超えたそうです。政府が「2025年までに4割を目指す」と掲げていた数字を、なんと1年も早く達成してしまったのです。クレジットカードやQRコード決済といった便利なサービスがぐんぐん伸び、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%に上昇。その背景には、スマホをかざすだけで支払いができるタッチ決済がますます身近になったことや、買い物で使う金額が少額でもクレジットカードを使う人が増えたことがあります。

とはいえ、世界に目を向けると、韓国や中国、欧米のキャッシュレス比率にはまだまだ及ばないのも事実。これから日本が本気で「現金に触らなくても生活できちゃう」世界へ踏み出していくには、乗り越えるべき課題がいろいろあるようです。

専門用語をわかりやすく解説 タッチ決済とQRコード決済

キャッシュレスの世界を語るうえで、まずはおさえておきたいキーワードを簡単に説明します。

タッチ決済

クレジットカードやスマホを、専用の読み取り機に「かざす」だけで支払いが完了する方式です。ICチップやNFC(近距離無線通信)と呼ばれる技術を使い、カードを差し込んだり暗証番号を入力したりする手間が省けるのが特長です。

QRコード決済

スマホのアプリを起動し、画面に表示されるQRコードを読み取って支払う仕組みです。買い物だけでなく、個人間の送金にも利用されていて、いまでは「ちょっとした立て替えのお金をすぐに返す」なんてときにも大活躍。銀行への振込手数料よりも安く、あるいは無料で使えるケースが多いのも人気の理由です。

新しい時代の働き方とデジタル給与

キャッシュレスが進むなか、デジタルマネーをそのまま給与として受け取る「デジタル給与払い」も話題になっています。2024年にはPayPayなど複数の企業が厚生労働省の指定を受けてサービスを始めました。たとえば「ギグワーカー」と呼ばれる単発や短期の仕事が多い人たちに、毎週や隔週で柔軟に給与を支払うことが可能になります。支払われたお金は、アプリで即時に確認でき、そのまま買い物にも使える。こんなふうに、働き方とお金の動きがどんどん軽やかになっていく未来が広がっています。

不正利用対策と手数料の壁

もちろん、いいことばかりではありません。店舗側から見ると、クレジットカードやQRコードを導入すると手数料負担がかかるという問題があります。特に小さなお店では、「現金なら手数料がゼロだからありがたい」というのが正直なところ。日本のクレジットカード手数料は、海外と比べてやや高めだといわれています。

もうひとつは不正利用のリスク。クレジットカードが本人以外に使われ、発行会社が大きな損失を被る事例も増えています。ただ、カード会社同士で怪しい取引の情報を共有するシステムが整いつつあり、少しずつではありますが被害を減らせる見通しも出てきました。

海外とのギャップが映す時代背景

韓国や中国などが「ほぼキャッシュレス」といえるところまで進んだ背景には、法律や国の政策も大きく影響しています。韓国では、一定規模以上のお店にはキャッシュレス決済を導入するよう義務づける仕組みがありますし、中国ではスマホ決済を使えないと暮らしに支障が出るほど普及しています。日本は現金に強い愛着をもってきた文化があるため、「そんなに簡単にキャッシュレス化しなくても大丈夫」と思っていた人も多かったのかもしれません。

お金と暮らし、これからの姿

キャッシュレスは、単に支払いの方法が変わるだけではありません。給与の受け取り方や、お金の管理のしかた、さらには働き方まで変えてしまう可能性を秘めています。お財布の中の小銭を数えることがなくなる――それは、少し寂しいようでいて、実はとても便利でもある。高齢者をはじめ、「置いていかれそう」という不安の声もたしかに耳にしますが、逆に「何度もATMに行く必要がなくなるからむしろ安心」という意見もあります。

「現金派」か「キャッシュレス派」か。それは人それぞれの好みに合わせて選べばいいと思います。ただ、世の中が大きく動いている以上、「現金だけで大丈夫」と思っていると、いざというときに困ることもあるかもしれません。ときどきはスマホで決済してみる。そのくらいの柔軟さで、未来のお金との付き合い方をじんわりと体感してみるのも悪くない。こうして僕らは、時代の変化に揺られながら、新しい暮らしのかたちを少しずつ作っているのかもしれません。

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