こんにちは、北九州市立大学3年のこたろうです!
みんな就活とか、将来の仕事のイメージってどんな感じですか? 僕は「何か社会の役に立つ仕事がしたいな」とか「自分の強みを活かせる仕事に就きたい」とか、漠然としたことは考えてたけど、具体的なイメージは湧きにくかったです。
そんな時に出会ったのが、このWebマガジン「Vamos」。実は、僕はこの「Vamos」で、学生リポーター以外にもちょっと変わった経験をしてるんです。取材記事を書くとか、先輩社会人にインタビューするとか、そういうコンテンツ面の活動を想像しませんか? でも違うんです! 僕は「企業にアポイントを取る」という、いわば営業担当的なポジションに挑戦しています。
「え、学生が営業?」って驚くかもしれないけど、これがまた面白い。テレアポ(電話で初めての企業にアプローチ)をして、企業に「Vamos」取材オファーをしたり、GalaxiaのWebマーケの営業担当さんと一緒に企業へアプローチしたり。本格的なビジネスの現場を体験できるから、毎回ドキドキとワクワクが止まらない!
しかも、この「Vamos」というプロジェクト、最初はGalaxiaが自社のクライアント企業さんに取材をお願いしたところからスタートしたそうです。そのうち「学生もアポイントから取材までやってみよう!」と広がっていって、僕ら学生リポーターもテレアポで企業さんにアプローチするようになったんだとか。これだけ聞くと、「学生が営業するなんて大丈夫かな?」って思いませんか? でもそこが、このプロジェクトの面白いところなんです。
「Vamos」とGalaxiaの関係とは?
まずは簡単にバックグラウンドを紹介します。「Vamos」って、GalaxiaというWebマーケティングの会社と僕たち学生で運営しています。Galaxiaは普段、企業のWebプロモーションをサポートしたり、マーケティング戦略をコンサルしたりしているプロフェッショナル。そんなGalaxiaが、自社のクライアント企業さんに「取材させてください!」ってお願いして、記事を作り始めたのが「Vamos」の原点なんだとか。
そして今では、学生が中心となってテレアポで新しい企業さんを探し、Galaxiaの営業担当者さんと一緒に訪問やオンラインミーティングで「Vamos」の取材について説明するところまでやっちゃう。なんか、普通の学生生活じゃ考えられないことだよね。
無料で取材!?その仕組みにビックリ
「Vamos」の取材、実は企業さんからは一切お金をもらっていないんです。広告料とか掲載料とかもなし。学生リポーターにはアルバイト的な報酬が出るのに、企業からは取材費をとってない。
「え、じゃあどうやって運営してんの?」って、最初めちゃくちゃ疑問だったんだけど、ここにも営業・マーケティングの面白い仕組みが隠れてた。
Galaxiaとしては、「Vamos」での取材記事をきっかけに、企業とつながりをつくることで、最終的にWebマーケティングの相談や依頼が増えるらしいんです。つまり、直接お金をもらわなくても、「記事を無料で載せますよ」と企業にメリットのある提案をすることで良好な関係性を構築。その結果、「うちのWebサイト、もうちょっと改善できないかな?」「オンライン集客で悩んでるから、Galaxiaさんに相談しようかな」といった問い合わせが増えるんだって。
これを聞いたとき、「人とつながる」ことの力にびっくりした。僕らは取材をお願いしに行くけれど、それ自体がビジネスの入り口になっているわけ。こういう“遠回りな営業”というか、まずは相手に価値あるものを無償で提供して関係をつくるってアプローチがあるんだと初めて知った。
学生が営業?テレアポでの試行錯誤
じゃあ具体的に僕がどんなことをしてるかというと、まずはテレアポ。電話をかけて、「こんにちは、VamosというWebマガジンで学生リポーターをしている◯◯と申しますが…」というところからスタート。「学生が取材?」みたいに驚かれることもあるし、担当者につないでもらえないこともある。でも中には「面白そうだね。詳しく話を聞きたい」と興味を持ってくれる企業さんもいます。
テレアポは正直、めちゃくちゃ緊張する。「この番号に電話して本当に大丈夫かな?」とか、「自分の話で相手に響くかな?」とか、最初は不安ばかり。でも、やってみるとこれが案外学びになる。
・どういう言い回しなら興味を引けるんだろう?
・相手の立場に立ったら、どんな情報が欲しいのかな?
・無理やり売り込むんじゃなくて、相手に価値を感じてもらうには?
そんなことを考えながら、日々トークスクリプトを改善したり、話し方を工夫したりしてる。これって、まさに営業の醍醐味だと思う。答えが決まっていない世界で、自分なりに試行錯誤して相手と信頼関係を築こうとするプロセスが面白い。
営業の面白さって何だろう?
ここで、今回の経験から感じた「営業」の面白さをちょっと一般論っぽくまとめてみる。
1. 人とのつながりを軸にしたビジネス
営業って、お金の話をするイメージが強いかもしれないけど、実際には「人と人との信頼関係づくり」が中心にあるんだなって気づいた。今回の「Vamos」では取材そのものにはお金が絡まない。でも、それが企業への“入り口”としての価値を生み、人づてに信頼が育まれる。「まずは相手に価値を提供する」という発想は、ビジネスの基本なのかもしれない。
2. 答えのないコミュニケーション
営業はマニュアル通りにはいかない。相手企業の業種や担当者の性格、今置かれている状況によって、アプローチの仕方は千差万別。テレアポでなかなかつかまらない担当者もいれば、すぐに興味を示してくれる人もいる。正解がないからこそ、自分で考えて工夫できる面白さがあると思う。
3. 小さな成功体験が自信になる
最初は電話をかけるだけで緊張するし、断られたら落ち込む。でも、たまに「ぜひ詳しく話を聞きたい」とか「面白い取り組みですね」と好意的な反応が返ってくると、めちゃめちゃ嬉しい。その小さな成功が「もっと頑張ろう!」ってモチベーションになって、さらにチャレンジできる。営業は小さな成功の積み重ねで成長できる仕事だなと思う。
4. 自分の言葉で価値を伝える喜び
営業は、商品のスペックやサービス概要をただ伝えるだけじゃなくて、「なぜその商品やサービスが相手にとって価値があるのか」を自分の言葉で語らなきゃいけない。そうすると自然と商品知識や業界知識も増えるし、相手のニーズを考える力がつく。結果的に自分の思考力やコミュニケーションスキルも鍛えられるんだ。
「ただ繋がる」から「ビジネスになる」驚き
「Vamos」を通じて一番驚いたのは、「ただ繋がる」という行為自体がビジネスになる可能性を秘めていること。僕ら学生は、テレアポで企業さんと繋がり、取材をさせてもらう。その記事がWeb上で公開されることで、その企業はメディア露出が増え、読者は新たな企業を知る。そこから、企業が「Webマーケティングで困っている」という課題を思い出し、Galaxiaに相談するとビジネスが発生する。
「なんで無料で記事作るんだろう?」って最初は不思議だったけど、実際にはこういう風に“関係性づくり”が新しいビジネスチャンスに繋がっている。お金のやり取りが発生する前に、まずは信頼関係や存在を知ってもらうことが重要なんだな、と痛感した。
学生としての成長
僕自身、まだまだビジネス経験の浅い大学生。でも「Vamos」で営業っぽいことに挑戦してみて、営業=押し売りみたいなネガティブなイメージがガラッと変わった。営業は相手に価値を届けるためのコミュニケーションであり、人と人を繋ぐエンジンのような存在。
テレアポの一通にも、メール一本にも、そこには相手がいて、必ず感情やニーズがある。相手にとってどうしたらプラスになるか、どう伝えれば響くか、それを考えるプロセスがとても楽しい。そしてその積み重ねが未来のビジネスを生む可能性があるなんて、学生のうちに知れてよかった。
これからの就活やキャリアに活かす
この経験は、僕の就活にも絶対生きると思う。就活では「コミュニケーション能力が大事」と言われるけど、この営業体験を通じて、単なる「会話力」じゃなくて「価値を伝え、相手の気持ちを動かす」コミュニケーションが求められることがわかった。
自分が面接で自己PRするときも、企業研究をするときも、「相手(企業)は何を求めてるんだろう?」って考えるクセがついた気がする。これって営業スキルの応用だよね。就活は企業に自分を“売り込む”場だし、その意味では営業に近い。この経験が、内定獲得につながるヒントになれば最高だ。
まとめ:営業って思ったよりクリエイティブで面白い
結局のところ、「営業」って思っていた以上にクリエイティブで、人間味があって、戦略的で、面白い仕事だってことが分かった。
「Vamos」での活動を通じて、僕は取材企業を探し、無料取材の提案をし、Galaxiaへの問い合わせ増加というビジネスの仕組みまで目の当たりにした。これは学校の中だけじゃ絶対体験できない学びだ。
営業という仕事は、人と人を結び、情報を流通させ、価値と価値を交換するプロセスをデザインすること。テレアポ一件から大きなビジネスチャンスが生まれる可能性があるなんて、ロマンがあるよね。
今回の経験は僕にとって「営業=つらい」みたいなステレオタイプなイメージを覆し、「営業=創造的で関係性を育む面白い仕事」という新しい価値観を与えてくれた。
これから先、就活でいろんな企業を見ていく中で、「ここで僕ならどんな提案ができるだろう?」とか「どうすれば相手に納得してもらえるだろう?」って考えるようになるんだろうと思う。
そんな風に考えられる自分に成長させてくれた「Vamos」と、Galaxiaの方々、そして応えてくれた企業の皆さんに感謝したい。そして同じ学生のみんなにも、もし機会があったら、こういう営業的な体験をしてほしいなと思う。世界の見え方が、きっとガラッと変わるから。
以上、北九州市立大学こたろうが、「Vamos」を通じて営業体験をしたお話でした!