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あいさつは人をつなぐ

あいさつの音量で世界は変わる

声が小さいと、相手に二度手間をかけさせる。これ、実はかなり重大なことなんです。お互いに時間も気力も使って進めるのが仕事ですから、できるだけスムーズにやりとりしたい。それなのに、こちらの声が小さいばっかりに「え? なんて言いました?」と、毎回聞き返させてしまうと、相手はちょっとしたストレスを抱えることになる。体育会系みたいに大声を出そう、なんてゴリゴリ言うつもりはないんです。ただ、挨拶の声が届かないのは本当にもったいない。素敵な企画を思いついていても、話を聞いてもらう前にシャッターを下ろされてしまう可能性があるわけです。だからこそ、あいさつは「遠くの人にまで届くか」を少し意識してほしい。そのくらいの熱量をこめて、「こんにちは」を言ってみると、世界がほんの少し違って見えます。

あいさつが開く、仕事の扉

ビジネスの基礎はあいさつ。これはよく言われることだけど、ほんとうに「基礎」。何事にも基礎があって、その上にいろんなテクニックや新しいアイデアが生まれていく。その基礎がままならないと、どんなに魅力的なことを用意していても、なかなか本題に入れないのです。たとえば、声が小さい人に対して「もっと大きい声で」なんて、言うほうだって気が進まない。言われるほうは萎縮するし、言うほうも言わなきゃいけない雰囲気に疲れてしまう。結局、お互いがストレスを感じて、せっかくの縁がはじまる前に途切れてしまう。そこを、まず「明るい声と笑顔のあいさつ」でスパッと切り開けると、そのあとの打ち合わせや提案がずいぶん楽になるんです。あいさつがしっかりしていると「この人なら一緒にやっていけそう」と思ってもらえる。それは、相手に「自分の大切な時間を投資してもいいかな」と感じてもらうことにほかなりません。

難題はいつも、楽しさを連れてやってくる

私がいまいちばん興味をひかれているのは、「あいさつの声を大きくする」なんていう、一見シンプルな目標が、どうしてこんなにも多面的な効果を生むのかということです。挨拶は当たり前に見えて、その実、「人とつながる敷居の高さ」を一瞬で下げる魔法みたいなもの。いくらビジネスモデルやマーケティング戦略を練っても、まずは“こいつと一緒にやってみようかな”と思ってもらわないと動き出しません。その入り口としてのあいさつができていないと、扉が開かないまま、せっかくのアイデアが部屋の外に放置されるんです。でも、あいさつひとつで扉がパカッと開けば、その先には面白いテーマやアイデアがゴロゴロ転がっているかもしれない。実は、難題もそこから先にわんさか出てくるんだけど、挨拶で始まった関係なら、ちょっとくらい厄介な問題も「なんだか一緒にやってみよう」という気持ちになってもらいやすいんです。

マーケティングの種は、あいさつから芽を出す

あいさつって、なんというか“どこまで行っても人間の温度”を感じられるものです。相手がどんな人なのか、どんな気持ちで仕事に臨んでいるのか。その断片をあいさつの声や表情からキャッチできたら、「この人となら、新しいことができるかもしれない」と自然に期待が高まります。そういう心の動きが、仕事にも直結する。たとえば、「そういえば、あの大きな声で挨拶してくれた人がこんなことを考えたんだよ」と話題になったりもするもんです。もし、誰かが「あ、あのときの感じのいい人か」と思ってくれたら、それだけでぐっと印象が良くなる。結局のところ、ビジネスに大事なのは“認知”や“信頼”ですから、あいさつの一声でその最初のハードルを軽々と超えられるなら、使わない手はありません。

声が開いていく未来と、これからの挑戦

こう言うと「挨拶をもっと頑張るだけでうまくいく」という単純な話に聞こえてしまうかもしれないけれど、本当はそこからがスタートだと思っています。あいさつをきっかけに人とつながったら、次は一緒に何をしていくのか。その難しさを面白がってチャレンジできるかどうか。おそらく、その先にはいろんな壁があるはずです。スケジュール調整や役割分担、専門知識の差や熱量のズレ。だけど、あいさつがきちんと交わされる関係なら、どこかで“意見が違っても、お互いに受け止めよう”と思える余裕が生まれるはず。だから、ぼくはもっと挨拶を大事にして、より多くの人と笑顔で顔を合わせたい。そこから始まる仕事は、きっとぼくたちが思う以上に、大きな可能性を秘めていると思うんです。

もちろん、道のりは平坦じゃありません。声を出すのが苦手な人もいるし、その声を受け止める器がこちらに足りないこともあるかもしれない。それでもぼくは、挨拶という誰もが持っている“武器”を最大限に使って、みんなが「おもしろそうだな」と自然に集まってくる場をつくりたい。そのための仕組みをどう設計するか、どんな環境を用意するか。そこにこそ私の次なる戦略や挑戦がある、と感じています。

ほんの一言、「こんにちは」や「おはようございます」、あるいは「おつかれさまです」。そんな簡単な言葉でも、そこに勢いや愛嬌があると、ぼくはどこまでも行ける気がするんです。「よし、手伝ってみようか」と思わず声をかけたくなる人を、もっともっと増やしていきたいから。いつか、挨拶がもたらす力で、仕事がぐんと面白いものに広がっていくように。声は必ず、未来を開いてくれます。

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