今回Vamosでは、情報サービス業として九州・中国地方にて43店舗の携帯ショップを運営されている株式会社パーソナルネットに取材させていただきました。
今回の取材では、同社の新入社員である前原さんに注目。前原さんがどのようにこの会社と出会い、接客業に魅了されたのか、そして新社会人としてどのような心構えで日々の業務に取り組んでいるのかを深掘りしていきます。
接客業との出会いから始まり、就職活動の不安を乗り越え、新社会人としてのポジティブな姿勢と頑張りに至るまで、前原さんの経験が、同じ道を歩む多くの新入社員や就職活動中の学生さんにとって、大きなヒントとなってくると思います。
株式会社パーソナルネット
前原さん
前原さん:大学生の時、就活支援の団体に所属している先輩からの紹介で、先輩社員の皆さんとお会いする機会があったんです。
その社員の方は、ただ話をするだけではなく、本当に私の話に耳を傾けてくれました。私の不安や疑問に対して、とても親身になってアドバイスをくれたんです。例えば、「あなたのこんな特性やスキルが、うちの会社で活かせるかもしれない」といった具体的なアドバイスをしてくれました。
就職活動は不安が多く、どこに自分の居場所があるのか、本当にわからない時期でした。
でも、その社員の方の言葉には、私の将来に対して的確にアドバイスをしてくださり、それが大きなきっかけとなって、この会社を選びました。
前原さん:入社してからも、その時の期待を裏切らない環境でした。人を育てるという文化が根付いてあって、それぞれが互いを尊重し合う会社だと思います。私のような新入社員にも、成長の機会が多く用意されていて、日々新しいことを学べる環境でもあります。
前原さん:接客業への興味のきっかけは、大学時代のアルバイトです。その時働いていたのは、安くて美味しい料理を提供するお店で、お客様とのコミュニケーションを重視するアットホームな居酒屋でした。お客様が来店された際には、しっかり笑顔で迎え入れ、笑顔で注文を伺い、笑顔で料理を提供するというようなコンセプトですね。そういった接客を通して、お客様から「おいしかったよ!」「また来るね!」と言ってくださった時はすごく嬉しかったんです。自分の提供したサービスに対して、直接感謝の言葉をいただけることが、私にとってすごくやりがいだと感じていました。
前原さん:まさにそうです。また、接客においては、単に笑顔でいることだけではなく、お客様のニーズを先読みすることも大切だと学びました。例えば、お客様が多くの荷物をお持ちの場合は、迅速に荷物置きを提供する、広いスペースに案内するなど、些細な気配りが大切です。年配のお客様の場合は、ゆっくりとした対応を心がけるなど、その人に合ったサービスを提供することによって、お客様からの信頼を得られると感じました。
前原さん:はい、それが接客業の魅力だと思います。自分の工夫や思いがお客様に直接届く瞬間に、大きな喜びとやりがいを感じるんです。それが接客業に深く魅了された理由です。
前原さん:確かに、社会人としてのお客様対応は、学生時代とは大きく異なります。まず、私が最も重視しているのは素直さです。例えば、緊張している時はそれを隠さずに正直に伝えることは大事だと思います。これによって、無理に堂々と振る舞うよりも、お客様に自分の真摯な姿勢を伝えることができると思っています。
前原さん:ただし、お客様を不安な気持ちにさせたくないので、お客様からの質問に対してわからないことがある場合、そのまま放置せず、すぐに解決策を見つけるように努めています。緊張するのは当然ですが、「新入社員だからわからない」というのは、お客様には通用しません。新入社員としての知識や経験の不足はありますが、それを言い訳にせず、常に学び続ける姿勢を持つことが重要だと思っています。例えば、日々の業務終了後には、その日にわからなかった点を先輩方に相談する時間などを設けるように心掛けています。
また、実際の接客中にわからないことがあれば、遠慮をせずに先輩方にアドバイスを求めます。お客様を待たせすぎないように迅速に行動することが大事なので、遠慮せずに頼れるところはどんどん頼るようにしています。もちろん、そのためには普段から先輩方とのコミュニケーションは必要になってくると思います。
前原さん:正確には責任感というより、お客様に最高のサービスを提供したいという気持ちです。お客様に「新入社員だから」という理由で不十分なサービスを提供することは、会社としての誇りにかかわる問題です。そのため、日々の業務を通じて成長していくことを目指しています。
前原さん:先輩社員への相談は私の仕事の中で非常に大切な時間です。特にお客様対応や書類作成の際には、細部にわたり正確さが必要なので、しばしば先輩の意見や確認を求めます。幸い、私の職場は先輩社員が非常に協力的で、気軽に相談しやすい環境が整っています。私にとって最優先事項は常にお客様の満足度を保つことですから、そのためには先輩の知見や経験を活用することが不可欠になってきます。
前原さん:積極的に教えてもらうという姿勢は意識しています。アルバイト時代に自らが先輩として後輩に教える役割を経験しているのですが、積極的に質問や相談をしてくる後輩には、やはり自然とより多くの時間を割いて教えていたという体験があります。この経験から積極的に質問し、知識を求める姿勢でいることは、教えてもらえる機会が増えると考え、この考え方を大切にしています。先輩が忙しそうだからと判断して、コミュニケーションを取らないのはもったいないと思うんです。素直に学びたいという気持ちを出して、嫌な気持ちになる人って少数ではないでしょうか。自分もたくさん質問してくれる後輩は可愛かったですし(笑)だから私も素直に相手に「教えてください!」と飛び込むようにしています。もちろん、自分の都合だけで相手に教えてもらうのではなく、配慮も必要なんですけどね。
例えば、業務中は忙しくてなかなか相談できないなら、ランチタイムなどの休憩時間に、先輩社員とのコミュニケーションを積極的に取りながら関わっていきます。仕事中は忙しくても、ランチの時間はリラックスした雰囲気の中で仕事の話や個人的な話をすることができます。これは、お互いのことをより深く理解し、信頼関係を築く良い機会になります。仕事を楽しく、そして効率的に進めるためには、先輩たちから学び、成長していくことが重要だと思っています。そのためには、積極的なコミュニケーションと良好な人間関係の構築が不可欠ではないでしょうか。
前原さん:就職活動中の皆さんに伝えたいのは、自分のキャリア形成において、人との出会いがいかに重要かということです。私自身の経験から言うと、一人の先輩社員との出会いが、私の就活において大きな転機となりました。そのため、就活中に出会う人々の言葉に真剣に耳を傾け、自分にとって何が重要かを見極めることは非常に重要だと思います。
このプロセスは、自分自身の強みや興味を深めることに直結し、社会人として求められるスキルや対応力を身につけるための基礎にもつながるように感じます。
インターンや会社説明会などに参加する際は、ただそこにいるだけでなく、積極的に興味を持ち、コミュニケーションを取ることが大事です。
自分の未来を切り開く鍵は、自分自身の積極性にあるからです。みんなが参加しているからという理由だけでなく、自分のキャリアを自分で形成するために積極的に行動する。それは社会人になれば、さらに求められてきます。
社会人になると、経験値が少ない中で、お客様の前に立たなければなりません。ここで必要となるのは、周囲からのサポートを受け入れ、学びの環境を自ら作ることです。積極的に質問し、学ぶ姿勢を持ち続けることが、社会人としての成長において不可欠です。
だからこそこの就活で、その積極性を習得していくことは、社会人になった時にも役立つスキルとなってきます。皆さんが自分に合った道を見つけ、希望に満ちた未来を掴むことを、心から応援しています。頑張ってください。
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