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トヨタ関連企業 豊田合成九州の『働く魅力』

トヨタ関連企業 豊田合成九州の『働く魅力』

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今回インタビューに協力していただいたのは、豊田合成九州の北九州工場製造第2製造部・歌野さんです。インタビュアーの北九州市立大学3年の向山くんと2年の松井くん、下関市立大学3年の浦川さんが、「豊田合成九州で働く魅力」についてお話を聞きました。 

豊田合成九州株式会社

北九州工場製造第2製造部 歌野さん

歌野さん、今日はよろしくお願いします。ではまず、歌野さんの入社のきっかけを教えてください。 

中途採用で6年前に派遣社員として登録して、たまたま派遣されたのが豊田合成九州でした。その後、契約社員の期間を経て、正社員として登用されたのが3年くらい前です。 

「正社員になろう」と思った決め手はなんですか。 

なんといっても福利厚生の良さです! 「ここでずっと働きたいな」と思っていた時に正社員登用のお話をいただいて。私はそれまで何社か転職をしてきたのですが、その中でもダントツに豊田合成九州の福利厚生が良かったんです。たとえば、企業年金制度やカフェテリアポイントなどがあり、他の会社との差を感じましたね。 

カフェテリアポイントとはなんですか? 

企業から付与されたポイントを使って、さまざまなサービスの中から利用者が自由に選んで利用できる福利厚生制度のことです。みなさんフィットネスやお買い物などライフスタイルに合わせて使っていて、私は旅行の際のホテル代として活用させてもらっています。 

そんな制度があるんですね。それは働く人にとってはうれしいですね。ところで歌野さんは、今はどんな仕事をされているのですか。 

自動車の給油口の扉の部分や、燃料タンクに付属する部品を作っています。機械が作ったものを目視で検査したり、チューブを温めて手作業で曲げたり。不良があると燃料漏れなど命に関わる重大な事故につながる部品なので、作業中はものすごく集中しています。 

安全性に関わる作業をされているとのことですが、事前に講習などはあったのでしょうか。 

はい。事前研修もありましたし、事故の事例なども交えながら原因や対策を考えたりといった講習会も行っています。「どういった理由でこの作業をしているのか」というのも学ぶので、作業への思い入れも責任感も違ってきます。私自身も作業の一つひとつの意味を現場で伝えるようにしているし、私もその都度、質問するようにしています。 

機械化されている作業と、人間の手で行う作業とではどんな違いがあるのでしょうか。 

単調な作業や内側の手が届かない箇所は機械で行っています。逆に複雑な部分は人間じゃないと難しいし、品種が多い時は機械化するとコストがかかる場合もあるので、そこはうまく使い分けています。どちらも完璧ではないので、機械で判定しても最終的には目視で確認するし、目視できない部分は機械が補うといった感じでしょうか。機械と人間の両輪でベストな製品作りに努めています。 

日々の業務でのやりがいを教えてください。 

効率よく作業ができた時に感じる達成感が一番のやりがいです。今日は作業量が多そうだなと思ったら、どういう動きをしようか、どうやってロスを減らそうか…など常に作業効率を考えるようにしています。 

効率が悪いなと感じたときは、どういう風に改善していらっしゃいますか。 

やりづらいなとか、ここはもう少しこうした方がいいのでは…と言った意見はすぐに社員同士で共有するようにしています。上司を含め、みんなでどうやって改善していこうかと話し合いながら改善策を考えていきます。 

現場の作業はすごく効率化されていて無駄がないイメージですが、それでも改善点があるのですね。 

「改善に終わりはない」と上司はいつも言っています。現状に満足せずに、少しでもやりづらいことや困っていることがあればそれを挙げて、みんなで意見を出し合いながら生産性の向上を目指しています。 

意見を言えるのもすごいし、意見を受け入れてくれる社風もすごいですね。改善する時というのは、トヨタ式の「5回なぜ」も追求していくのですか。 

そうですね。QC(品質管理)サークルというのがあり、その際にみんなでテーマを決めて役割分担をし、「なぜ」を追求しています。 

正直言うと私はまだものづくりの企業の面白さというのがあまりわからないのですが、歌野さんはどういったところが面白さだと感じていますか。 

そうですよね。私もそう思っていて、大学卒業後は不動産会社の営業や病院の受付などをしていたのですが、人と接することに少し疲れてしまった時期があって。もしかして私は黙々と作業する方が向いているのかも?と思ったんです。両親も私の夫も製造業で働いていて「楽しい」と言っていたので、だったら私もやってみようかなと。 

実際に働いてみて、自分に合う仕事だなと思いましたか。 

営業や受付の仕事はすぐにカタチになるわけではいけれど、ものづくりは自分が頑張った成果がすぐにカタチとなって見えるのがうれしいですよね。もちろん、社員同士のコミュニケーションが一切ないわけではなくて、生産性向上のためにみんなで話し合う機会も多いですし、休憩時間にはおしゃべりもするし、社外での飲み会とかもあります。でも、作業する時は私語は禁止なので、黙々と作業に向き合っています。その作業の成果が日々見えるというこの働き方が、私にはすごく向いているなと感じています。 

確かに、自分の仕事がカタチになって見えるのはうれしいですよね。 

そうなんですよ。働き始めたばかりの頃は、部品の名称はすべて品番で呼ぶので「何の車の部品だろう?」と思っていたら「レクサスらしいですよ」と教えていただいて(笑)。今では部品を見ればグレードも分かるようになってきて、街でレクサスが通ったら「自分の作った部品が使われているんだ」とうれしくてつい見ちゃいますね。 

自分の作った部品が街を走っている…すごく素敵ですね! 製造業の魅力をたくさん教えていただき、ありがとうございました。 

製造業に対してどことなく地味なイメージを持つ人も多いかもしれません。しかしそこには、チームで挑むチャレンジ精神と、より良い製品づくりにかける情熱がありました。 

自分たちの成果がカタチとなって社会を支えているーその誇りを胸に、キラキラと目を輝かせてお話してくれた歌野さんの姿が印象的でした。 

取材協力:
歌野さん
豊田合成九州株式会社
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