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デンヒチ吉田社長に聞く!140年の歴史と未来への挑戦 | 福岡県で就活・転職に役立つ情報満載Vamos (バモス) - Page 3
デンヒチ吉田社長に聞く!140年の歴史と未来への挑戦 
2024/09/20

デンヒチ吉田社長に聞く!140年の歴史と未来への挑戦 

目次
  1. デンヒチの事業内容 -営業の本質- 
  2. 創業140周年の歴史と今後の展望
  3. 営業の基本とお客様との信頼関係 
  4. 働きやすい環境づくりとチームワークの重要性
  5. 目標達成の哲学 
  6. 社長就任 -試練と成長の道のり- 
  7. 行動力の重要性 

行動力の重要性 

社長の学生時代のお話もお聞きしたいです。 

学生時代の経験では、アルバイトは本当にやっておいて良かったと思います。特に忙しいパスタ屋での厨房の仕事は、今でも良い経験だったと思います。 

アルバイト経験は社会人として役立つんですね。 

一生懸命にアルバイトを頑張ることには大いに意味があると思います。お金を稼ぐことはもちろんのこと、様々な経験を通して多くのことを学ぶことができます。特に学生のうちに色々な仕事に挑戦することは、将来の自分にとって大きな財産になります。色んなところに飛び込みのは大事ですよ。 

社長も色々飛び込んで行かれたんですか? 

私の場合は、村上龍という小説家がいてその人が学生時代に吉祥寺のパスタ屋でアルバイトをしていたと聞いたんです。「それなら自分も吉祥寺のパスタ屋でバイトしたい」と思って吉祥寺のパスタ屋を巡って履歴書を持って飛び込んで行きましたね(笑) 

本当にそういう飛び込むなんですか!(笑) 

ほとんど門前払いだったけどね(笑)でも一店だけ「明日から来れるならいいよ」と言われて「行きます!」とバイト先が決まったんですよ。明日からでも来て欲しいっていうくらい人気で忙しい店でしたね。最初は皿洗いからスタートし、徐々に店内の他の業務も任されるようになりました。そして最後にはパスタ作りまで担当するようになりました。パスタを作る際には、料理の基礎を学び、効率的な作業の進め方やチームワークの大切さを実感しました。 

また、アルバイトを通じて多くの人と出会い、人間関係の構築やコミュニケーションスキルの向上にも繋がりました。お客様からのフィードバックを直接受けることで、自分のサービスがどのように評価されているのかを知ることができ、それが次のステップへのモチベーションにもなりました。 

アルバイトは、自分自身を成長させるための貴重な経験の場です。新しいことに挑戦し続けることで、自分の可能性を広げることができると思います。 

そういう経験が今の仕事にも活きていると思います。若いうちにいろんな経験をすることが大切だと思います。 

他には学生時代にどのようなことに挑戦しましたか? 

バイクで日本一周したことも学生時代の良い思い出ですね。1ヶ月ちょっとかけて日本一周しました。夏休みを利用して、野宿かユースホステルに泊まることが多かったです。毎日新しい場所を訪れるたびに、新しい発見や出会いがありました。特に地方の小さな村・街や自然豊かな景色は、都会では味わえないものでした。危ない体験もありましたが、それも含めて良い経験でしたね。山中で道に迷ったり、予期せぬ天候の変化に対応したりと、大変なことの方が多かったですが、本当に良い経験だったと思います。 

行動力がすごいですね! 

行動力は本当に大事です。目標を達成するためには、まず最初の一歩を踏み出す勇気が必要です。しかし、それだけでは不十分で継続力も大事になりますね。途中で諦めずに、どんな困難があっても粘り強く続けることが、成功への鍵となります。 

そういう姿勢や、ストイックにできるのは、生まれつきの才能なんでしょうか?それとも経験から来るものなんでしょうか? 

強いて言えば、私に最も大きな影響を与えたのは母かもしれません。母は60歳という年齢で看護大学に通い、見事に看護師としての資格を取得しました。主婦業をこなしながら、夜遅くまで勉強したり、時には早朝から勉強を続ける姿を、私はずっと側で見ていました。母のその努力と忍耐強さを目の当たりにしていたので、私もきっと同じように頑張ればできるのだろうなと自然と思えるようになったのかもしれませんね。母のその姿勢が、私にとって大きな励みとなり、今の私を支えているのだと思います。 

身近な人の影響って大きいんですね。 

そうですね。誰かが目標に向かって一生懸命努力している姿を見ていると、自分も同じように目標を達成できるという自信が湧いてきます。その人の努力や熱意を見ることで、私も頑張ろうという気持ちになり、モチベーションが高まりますね。 

自分でできないと決めつけず、可能性を信じることが大切ですね。 

そうです。なんとかすればなんとかなる可能性はあります。たとえ困難な状況に直面しても、努力と創意工夫によって解決策を見つけることができるかもしれません。私たちは社内でも一人ひとりの夢を共有しており、みんなで協力し合いながら前進しています。各メンバーがそれぞれの役割を果たし、共通の目標に向かって一丸となって取り組んでいます。 

社内で夢を共有するんですか? 

はい、全社員が各自の夢をじっくりと考えて、それを1枚の紙にまとめて全社員に共有しています。この取り組みでは、高い目標を掲げる必要はありません。例えば、子供と一緒に旅行に行きたいとか、趣味に時間を費やしたいなど、日常のささやかな願いも大歓迎です。このようにして、社員同士の絆を深め、互いの夢や目標を知ることで、職場の一体感を高めることが目的です。 

それは素敵な取り組みですね。社員全員が夢を共有することで、モチベーションも上がりそうです。 

そうですね。実現可能な夢でも、少し高い目標でも、共有することでお互いに励まし合うことができます。 

旅行に行くという夢でも、目標があると頑張れますね。 

そうです。予約だけでも入れておくと、目標に向かって頑張るモチベーションになります。 

本当にいろいろな配慮をされているんですね。ご自身の仕事も忙しい中で、こういった取り組みを続けるためには心の余裕も必要だと思いますが、どうやって心の余裕を持っていますか? 

趣味のランニング中に考え事をすることが多いです。部屋で黙って考えるよりも、好きなことをしながら考える方がポジティブになります。ランニングは私にとって楽しいので、走っていると自然と前向きな思考になります。 

デンヒチの人財育成 

ホームページで「ナンバー2を育てる」という言葉を見たのですがどういうどういう意味なんでしょうか? 

会社には必ずナンバー2となる存在がいるはずです。このナンバー2とは、経営者やリーダーの次に位置し、将来も含めて重要な役割を担う人物です。その人を自分以上の人材に育てることは、会社の成長を考えた時に非常に大切です。ナンバー2が優れた能力を持つようになると、会社のあらゆる部門やプロジェクトがよりスムーズに進行し、全体の効率も向上します。また、経営陣にとっても大きな支えとなり、意思決定の質も向上します。さらに、ナンバー2が成長する過程で、他の社員たちもその姿を見て学び、モチベーションが高まるはずです。このように、ナンバー2を育てることは、会社の未来に対する投資であり、全体の繁栄に直結してくるわけです。 

自分を超える人材を育てることが重要なんですね。 

元々は個人プレイの強い会社で、自分がナンバー1になることを目指すチームでした。もちろん、それはそれで個の強い組織になり、各メンバーが自分の能力を最大限に発揮することで、大きな成果を上げることができました。しかし、将来的に考えた時には、個の強い組織ではそのメンバーが不在となると組織が不安定になってしまいます。たとえば、リーダーが一時的にでもいなくなった場合、その影響はすぐに全体に波及し、プロジェクトの進行が滞る可能性があります。ナンバー2の必要性はここにあると思っています。ナンバー2がいることで、リーダーが不在の時でもスムーズに業務を進めることができ、組織全体の安定性が保たれるのです。 

ナンバー2の存在がチームワークを良くしてくれるんですね。リーダーだけでなく、サポートする役割の重要性が改めて理解できました。私たち学生にはBtoBの業界は中々イメージできない部分もあったのですが、社長のお話を聞くことで、デンヒチの魅力や実際の業務内容がよく伝わりました。これからの学びに大いに役立てたいと思います。ありがとうございました。 

こちらこそありがとうございました。皆さんとお話しする中で、私自身も多くのことを再確認できました。デンヒチは、社員一人ひとりの夢や目標を大切にし、共に成長していくことを目指しています。これからも、お客様のニーズに応え、信頼される企業であり続けるために努力を惜しまず、挑戦を続けていきます。 皆さんも、これからの人生で多くの挑戦が待っていると思いますが、目標を持ち、努力を続けることが大切です。困難に直面しても諦めず、前向きに取り組むことで、必ず道は開けると信じています。皆さんの未来が輝かしいものであることを心から願っています。 

取材協力:
吉田社長
株式会社デンヒチ
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